2023年4月3日月曜日

【伯備線遠征備忘録】 23’4/2

時が経つのは早いものでいつの間にか新年度になっています。
職場では離職者が多く、出勤しても寂しい気持ちになってしまいますが鉄道も同じ?
最後の国鉄型特急として残っていた381系も24年度に置き換えが正式に発表されお別れの時が近づいています。
伯備線では国鉄色やスーパーやくもカラーにリバイバルされたりとお祭りムード。もう散ってしまっているかもしれませんが備中川面の一本桜と絡めて撮影したくなり天気予報も晴でしたので思い立ったが吉日という事で急遽行って参りました。21時くらいに離職者の人から飲んでいるから来ないかとありがたいお言葉をいただきましたが21時に飲んで3時出発は間違いなく飲酒運転になりますので断腸の思いでお断りして鉄だけに初志貫徹。



現地情報をちらほら見聞きするところによると桜と絡めて撮れるところは激パで警察の巡回もあったりと気を遣いそう。伯備貨物の撮影時は北から南におっかけて撮影していましたが今回は国鉄色とスーパーやくも色の2編成のみに絞って撮影地も絞ります。
今まで何気に撮影した事のなかった通称ネウクロと一本桜と絡めて撮影出来る備中川面の2か所に決めますがネウクロの本番は11時と13時、備中川面は16時。夜中なら自宅からネウクロまでは3時間強で行けるので6時に出たら間に合いますが激パで場所がなかったら3時間かけて行く意味がないので行くからには確実な場所取りをと思い午前3時に京都を発ちます。
京都南から乗り名神→中国道→落合JCTから中国横断自動車道にノンストップで進みます。大山に登山した時に立ち寄った蒜山SAで休憩を挟みましたが大山にはまだ雪が残っていました。3時に出たけど6時を過ぎて空も白んできましたが好天が期待出来そう。
有名撮影地であり既に先客がいるかと思いきや6時過ぎでも誰もおらず拍子抜け。



さて、有名撮影地ネウクロですが色々な立ち位置があるみたい。その中でも最もオーソドックスなインカーブ、アウトカーブの立ち位置があるようですがメインの国鉄色かつ側面に飾られているJNRロゴを記録すべくインカーブをチョイス。が、インカーブにも何か所か撮影出来そうな場所がありどうしたものか。
上り列車は逆光、半逆光でこの時間の撮影地ではありませんが別の撮影地からの追っかけはリスキーと考えてお手軽にこの地で上り列車も記念程度に撮影しておきます。
1004M 特急やくも4号 JR西日本 伯備線 根雨-黒坂



リバイバルスーパーやくも色の4号の時はまだ靄がかっていましたが時が経つにつれて靄は晴れて青空が見えてみた。ちょうどサンライズ出雲が下っていったのでここまでやって来た証にサンライズWRX爆誕。
4031M サンライズ出雲+SUBARU WRX sti



鳥取まできて何をアホな記念撮影をしているんだと自問自答していたら8号がやってくる時間になってしまったけど相変わらず人が来ず。光線状態も悪いので皆さん何処か北の方で撮影してから追っかけてくるのでしょうか。
リバイバル国鉄色ですが上りは貫通扉がある不細工なお顔。6時過ぎに来てから3時間経つけど車はまだ1台も来ず電車を乗り継いできたと思われる少年が1名と拍子抜け。キャパもあるからもっとゆっくり来るか伯耆溝口とかのいい光線状態の下で8号を撮れば良かった。
1008M 特急やくも8号



10時近くになりようやくパラパラ人が集まりだした。が、皆さん自分が構えている場所とは全然違う場所に流れていく。初めての訪問で自分の周りに誰もいないという事はあさイチからポジショニングを既にミスったか。そんな不安にもなりますが個人的には良い天気だったので青い空をたくさん入れて列車ドカン的な画は求めていなかったので取り敢えず下り列車の一発目、やくも3号を撮影してみます。やくも3号は先週の乗り鉄で乗車していたけど結局寝まくって車窓もほとんど眺める事もなく終わっていた。
1003M 特急やくも3号



個人的にはこの構図でも良い。ていうかあさイチに乗り込んでガードレールを処理する為に脚立とハスキーをマックスに伸ばしてセットした訳でありここから移動したら3時出発した今まではなんだったんだとこの日の行動が全否定になってしまう。



しかしいつまで経っても一人ぼっちで皆さん後方ののり面付近に集まっている。これはもしや自分が画角に映り込んでいるのかもと思いのり面の人に「もしかして映り込んでいます?」と聞きに行ったら「映り込んでいますが早く来た人が絶対ですから。後で加工して消します」と・・・。
写真撮影でよく目にする「早く来た者が絶対」という暗黙のルールがありますが時々どっちが先に来ていたかで揉める。今回は相手が認めてくれたから揉めなかったけど以前にサロンカーくろしおを撮影しに和歌山まで行ったけどこんな海の前の堤防に3日前から居たと言い張ってどいてくれない撮影者がいて押し問答があったのを思い出した。
9914レ サロンカーくろしお 2017年4月10日



さて、伯備線に話を戻しますがとんでもないポジションに居座り続けて後から来た人たちの画角に自分が映り込むのは気の毒すぎる。という訳で自分もインカーブ定番撮影地に移動する事にしましたが最後尾という何の為に2時半に起床したんだというオチが待っていた。恩着せがましく画角から消えるように移動してあげるから最前列をちょうだいとは言えません。



アウトカーブの撮影地の方が多いけど正面ドカンで撮影すると側面にあるJNRロゴが写らないのでやっぱりインカーブ。しかしながら自分が立っていた所のガードレールを処理しようとしたらかなりカツカツの構図になるけど出来ない事はない。映り込まないように処理しようと思えば処理出来るのになとも正直思った。
この日のメイン、スーパーやくも色の5号はカツカツの構図で頑張った。でも前に居たがグイグイとインに身体を寄せてきて帽子が盛大に画角に入り込んでしまったのでボツとなってもた。40越えたおっさんが鉄道写真で落胆してもしゃあないのでこんなアクシデントも思い出と割り切り最前列が空いたのでそちらに移動して構図を作り直します。こちらもローアングル見上げならガードレールその他もろもろを処理可能。薄雲は出てきましたが9号の前走りで7両に増結された7号が出雲に向けて下っていきました。
1007M 特急いずも7号



そして現地に到着して7時間弱が経過。長かったようで早いもので13時前にもう一つのメイン、国鉄色の9号がやってきました。
国鉄マークの「JNR」ロゴが光輝いていますね。
1009M 特急やくも9号



これにてネウクロとお別れして備中川面の一本桜まで移動します。備中川面方面から来ていた方曰く一本桜は散っていて絵になりませんよと教えていただいたので備中川面もアウトカーブからの一本桜ではなくインカーブ見上げで撮影する事にします。
ネウクロから鳥取→岡山と縦断し1時間以上かけて備中川面に到着しましたが情報通り一本桜は散ってしまっていた。1週間前なら満開でしたが間に合わず来年度への宿題。先客が多数いましたがインサイドの被り付きが空いていたのでそちらにスタンバイ。アウトサイドにも人が居たので確認しに行ったけどインサイドの人達が先だったので撮れたら良いので好きに立ってくださいとの事。17号が下っていったので6両なら余裕の構図を確認して本番の20号を待ちますが何を血迷ったのか限界まで画角を圧縮しようといじってしもた。



1020M 特急やくも20号 JR西日本 伯備線 備中川面-木野山



自分でもなんでこんな事をしてしまったんだろうと撮影しながら思ったけどあとの祭り。尻尾が見事にきれてしまいスーパーやくも色の撮影はネウクロに引き続き大失敗になってしまった。まだ残されているうちに伯備線にもう一度行かなければなりません。
失意の下、16時過ぎに備中川面を発ち京都を目指しますがさすがに2時間睡眠後の遠征であり色々な意味でダメージでかし。途中のPAで30分くらい寝落ちしたり行楽渋滞に巻き込まれたりで帰りは4時間半もかかってしまいました。



この日の走行距離は約600kmでしたが一人で行くなら岡山まで新幹線、岡山からレンタカーが良いと感じた一日でした。

おしまい


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