2023年4月24日月曜日

【サンライズ瀬戸乗車としまなみ海道探訪備忘録 その4最終回】 23'4/15-17

その3からのつづき


4月17日月曜日
夜中は窓に打ち付ける音がするくらい激しい雨が降っていましたがカーテンを開けてみたら青空が広がっています。花粉や黄砂の影響でかかなり霞んではいますが概ね天気は良さそう。6時に起床して朝風呂を済ませたら7時からの朝食です。



最終日は晴でしたのでサンライズ糸山からレンタサイクルで広島は尾道まで向かう予定。一度しまなみ海道を家族で訪ねた事のあるひでさん曰く因島辺りは工場地帯を走るだけで風情がないとの事でありレモンの生産日本一の広島県は生口島までチャリンコで行って乗り捨て、連絡船で尾道まで戻る事にします。



ホテルからタクシーでサンライズ糸山まで向かいママチャリ1日2000円、乗り捨て料金1100円の計3100円を支払いヘルメットも借りサンライズ糸山から生口島は瀬戸田までの約40kmのチャリンコ旅開始。スタート地点の糸山展望台に寄り道。多くの船が行き来する来島海峡が眼前に広がります。



自転車・徒歩と原付・原付2種に分かれいざしまなみ海道へ進入。ループ状の通路の途中からは今治造船の本社を間近に眺める事が出来ました。




結論から申すと四国寄りの方が橋も大きく通路も原付と分けられていて眺望も良い。このスタート地点が一番テンションの上がった場所でもありました。来島海峡大橋と眼下に広がる瀬戸内ブルーをのんびり眺めるだけでも価値はあり糸山展望台まで車で来て軽く徒歩で散歩するのもありだと思った。





司馬遼太郎の「街道をゆく」ならぬ「サラリーマンが海道をゆく」というタイトルがぴったりな男が約一名。でもこれくらい浮いた格好でも普通に快適に走れるしまなみ海道。構えずに時間さえあればどしどし漕ぎに来てほしいと思います。



第一~第三までの来島海峡大橋には橋の上にこうした休憩スポットがありほんま徒歩でふらりと訪ねて橋と橋からの絶景を眺めてからまた停めている車か単車に戻って旅を続けるという形で良いと個人的には思った。来島海峡大橋を渡り終えると自動車専用道と別れて島内を走り大島を抜けますがここの道は坂道も結構あり一番しんどくて景色的にも海から離れてきつかった。



伯方大島大橋まで戻って大島を脱したら伯方の塩で有名な伯方ですが工場とかとかの見学で寄り道をしていたら日が暮れてしまいますので伯方島もあっけないくらいスルーして大三島へ渡り美しい斜張橋の多々羅大橋を目指してスパート。



多々羅大橋を渡ったらゴールである生口島が見えています。そんなレモンの生産日本一の生口島を眺められる道の駅多々羅しまなみ公園で少しばかり休憩しお土産を買い足したりします。ここまで来たらサイクリングは終わったようなもの。ラストの多々羅大橋を渡って生口島に渡れば海岸線を走ってフェリー乗り場の瀬戸田まではあとわずか。



生口島からは広島県でありレモンがこれでもかとアピールされている。そんなこれでもかについつい引き寄せられて記念撮影をしてしまいますがサイクリングをしている人は日本人より白人のグループの方が多かった。ここでも記念撮影をしていたのは我々以外はドイツ人とカナダ人でした。ケチってママチャリにしていたけどサイクリストの本場であるヨーロッパの人達はクロスバイク以上のクラスの自転車をレンタルしている人がほとんどでした。



瀬戸田までの道はほぼ海沿い。サンセットビーチに立ち寄り休憩をしたりしながらのんびり走っても余裕で瀬戸田に到着。観光案内所に自転車を乗り捨て土産物屋が連なる道を進んで連絡船乗り場まで移動。




さようならしまなみ海道。山「陰」も好きだけどやっぱり漢字の如く明るい気持ちになる山「陽」は最高。連絡船で約40分1300円の船旅で一気に尾道までワープしますが自転車だけでなく船旅も出来てまた良し。尾道の連絡船乗り場が起点のようでありサンライズ糸山までここから70kmらしい。我々は生口島の瀬戸田までで約40kmをのんびり約4時間40分でやってきましたが朝に出て昼過ぎに尾道でランチという行程となりました。





坂の街、尾道は情緒もあり時間があれば千光寺公園まで登りたかったですが遅い昼食を摂って帰京します。渡船が14時過ぎに到着しましたがチョイスしたご飯やさんはみんな14時までの所が多く商店街を彷徨いましたが広島焼のお店が15時までやっていたのでそちらで尾道焼なるものをいただきます。尾道焼は広島風ですが砂ズリとイカ天を入れるのが特徴みたい。



帰りは尾道15時16分の普電に乗って福山に移動して福山からさくら556号、岡山でのぞみ36号に乗り換え京都に17時19分到着。数年前に訪れた時と違って尾道駅はお土産屋さんが出来たり綺麗になっているような。京阪神では絶滅した113系がまだまだ山陽路では活躍しているのを見る事も出来ました。




帰りの車内でも食ってばっかりで愛媛の母恵夢と広島のもみじ饅頭を食いながら現実の世界へと戻っていきましたとさ・・・。


おしまい



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