2023年4月20日木曜日

【サンライズ瀬戸乗車としまなみ海道探訪備忘録 その3】 23'4/15-17

その2からのつづき


栗林公園をあとにして琴電栗林公園駅まで戻り当初は琴平駅まで琴電で行く予定。
が、電車が行った直後のようで30分待たねばなりません。琴電に乗る事がひでさんの楽しみでもあったようですが築港高松→栗林公園まで乗車したからもう良いでしょうとなり再度高松に戻りそこから特急に乗車して今治まで移動する事とします。時間があれば西条にある鉄道歴史パークに寄りたいとの事であり特にこの後は今治で飲む以外予定がないので行ってみましょうとなり伊予西条駅まで特急列車で移動します。



11時50分発の1009Mいしづち9号に乗車しますがあんぱんまん列車。車内にもアンパンマンが描かれアンパンマンの音声案内もあり可愛らしい列車です。昼食は高松駅にあった駅弁屋さんでたこ飯弁当と補食としてロッテリアでバーガーを買い、食後は広島の八天堂の出店が改札前にあったのでクリームパンを買い込んで乗車。JR四国はIC乗車可能区間が限られていますが独自のアプリ決済をしており「スマえき」という四国のアプリをDLして乗車券特急券共にネット決済で購入可能。



多度津駅で岡山からやってきたしおかぜ9号と連結し堂々の8両編成で終着の松山を目指しますが日曜日でも自由席はほぼ貸し切り状態であり乗車率が気になるところ。



車窓からは美しい瀬戸内の海を眺めつつ快調に列車は飛ばし約1時間30分で伊予西条駅に到着。この地にひでさんが訪ねたいと言っていた鉄道歴史パークなるものがあるようです。個人的にはいつも有料博物館的なものはスルーしており今回の博物館もかなり小さいようであり一人なら150%スルーしていますが果たして。



伊予西条駅の改札を出たすぐ右手に博物館はあり入場料310円を支払います。無料で十河信二記念館なる建物も目の前にあり寄ってみましょう。





確かにこじんまりしていますが線路を挟んで南館と北館に別れており北館にはジオラマもありました。人も少なく0系新幹線の運転台もゆっくり堪能出来る事が出来ます。そして何より十河信二という西条が誇る名士を知る事が出来た事が何よりの収穫だったと思います。




「新幹線の源流は西条にあり」と記されており何を強気な・・・と当初は思ってしまったが十河信二の生い立ちと働きを知れば知るほどに納得。十河信二記念館で彼の名言やインタビュー映像等も見ましたがとにかく凄すぎる。人格者であり努力者。なんでこうもいきなり西条市長になってくれと頼まれたりいきなり国鉄総裁になったのかがわかる気がします。
兎にも角にも四国に行った暁には伊予西条駅横の鉄道歴史パークに寄っていただきたいと切に思いました。南北共にガラガラの駐車場でしたが各々に1名ずつ警備員を配置している手厚さにも驚いた。

十河信二という人物を知れただけでも西条に立ち寄って良かったと思いながら再び伊予西条駅から普電に乗り今日の宿泊地、今治へ向かいます。




相変わらずガラガラの車内を貸し切り状態で列車は西に進みます。途中、お遍路さんが数人乗ってきては現金払いのみ対応の車内改札を受けていますがもしも数十人が無人駅から乗ってきたら捌ききれるはずもない。そもそもそこまで乗車がないのが前提で成り立っているのでしょうか。のどかな田園地帯を20分ばかり走り造船とタオルの街、今治駅に到着。




今宵の宿は今治国際ホテル。失礼だがこんな地方都市にそびえ立つ豪華絢爛なホテル。3階には今治温泉の露天風呂と大浴場があり館内は至る所に素晴らしい絵画が飾られている。阪急阪神第一ホテルグループに名を連ねているけどあくまで提携であり親会社は今治造船。日本最大の造船会社の直営ホテルで造船業が隆盛を極めていた90年代に建てられたからここまで豪華だったのでしょう。そんな豪華で快適な今治国際ホテルにチェックインしてから今治名物の焼き鳥を食べに行く事にしましたが日曜定休のお店が多い。フロントのお姉さんが地元人という事でお勧めのお店を教えてもらい行ってみる事に。



ホテルの正面前道路を挟んで「母恵夢(ポエム)」なるお菓子屋さんを発見。どう読んでもボエムやろと突っ込みたくなりましたが瀬戸内銘菓で愛媛といえばポエムというくらい有名らしい。色々旅してたつもりでしたが生まれて初めて知った新鮮さもあり飲んだ後だと閉まっているかもしれないと友人への土産として購入。ポエムから数分歩いて今治城のお堀まで来ましたがコロコロ変わる天気で雨模様であり早々にフロントの方に教えてもらった「頼登」へ。




分煙のお店のようですが特に喫煙の有無を聞かれる事なくカウンターに案内されます。瀬戸内の海の幸や今治名物の焼鳥等を注文。焼鳥はまさにまんまの焼鳥であり京都で食べても焼鳥。でも今治名物を今治で食べる事が楽しいんです。17時過ぎから飲み食いを始めますが我々はいつもテンポが速い。18時前には御馳走様してお店をあとにしますが少しばかり食後の散歩で中心と思われる商店街を散策。




東京の銀座と違う雰囲気の今治のGINZAがありました。うば車店って看板があるけどほんまに令和の今、営業してるのかと思いましたが閉まっている店が多い。しまなみ海道が開通する前は連絡船の発着がこの商店街の先にあり人の流れも多く栄えていたそうですが橋と高速が開通して今治は素通りで本州から松山方面に高速に乗ったまま抜けてしまうようになったそう。旅して地方都市を訪ねると都会にはない良さとか落ち着きがあって魅力もたくさんあると思うのでその魅力を発信したら途中で高速を降りてでも立ち寄りたくなるものだと思いますが途中で降りたら高速料金が高くなるとかとかの問題もあり一朝一夕にはいかんのでしょう。


商店街の入口近くには今治市役所があり今治造船から寄贈されたコンテナ船のスクリューが展示されています。さすが造船業の盛んな街だと思いながらホテルに戻りひとっ風呂浴びて21時前に二人とも沈没。翌日は天気が良ければしまなみ海道をレンタサイクルで渡る、雨なら松山空港からサクッと飛行機で帰るかのどちらかです。


その4につづく


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