2021年1月4日月曜日

【真・謹賀新年 上越カッター撮影備忘録 その1】 21'1/3

改めて、新年あけましておめでとうございます。
なんか1月1日の備忘録のデジャブのようなタイトルですがこっちが「真」の謹賀新年備忘録。

前回のは12月31日の内容での御挨拶であり真の21年度の御挨拶と備忘録はこっちから。

「何人かの先人たちに教えを請いましたが上越カッターは不定期であるものの年末年始の貨物が走っていない期間は原則として霜取りとして走ると教えていただきました。
だから1/4までは連日走行するみたい。この記事を読んで「上越カッター」に興味を持たれた方は是非1/2-3とチャンスがあるので行ってみては・・・。」


と、締めくくっておりましたがまさか自分がまた行くとは思わなんだ。



4日から仕事始めであり3日はおとなしくしておこうと思いましたが一人で家にいてもなんだか寂しい。何気に水上地方の天気予報を見てみると大雪もおさまっています。
まあやる事なくて家で新聞読んでピアノ弾いて過ごすなら上越カッターをリベンジして帰宅のタイムリミットもないから特急踊り子を何処かでやっつけて、天気が良ければ富士山と新幹線でも撮影して・・・とてんこ盛りに妄想。


という事で上越カッター3rd.attack

毎回WRX STIのハイオクガソリンがぶ飲み状態で燃料費がかさんでおり今回の長距離遠征は妹のXVを借りる事にします。
燃費はせいぜいリッター14km/Lくらいで良くはありませんがレギュラーガソリンで財布には優しい。恒例のODOメーターをリセットし20時15分過ぎに京都を出発。


往路は今回こそ太平洋側。
京都東ICから名神にのり新名神→伊勢湾岸→新東名と進んでいきますが運転らくな事。
自動運転と手動運転を適宜変更しながら楽しく運転しノンストップで進みますがボケっとしていて海老名JCTを通過してしまい圏央道への乗り継ぎ失敗。
Google先生お任せでしたのでナビに言われるがまま東名東京ICまで行き環八(環状8号)に入って世田谷区を通過して関越道の始点の練馬ICから関越道に入ります。
世田谷区内でガソリン給油を行いましたがこれ以外はノンストップで水上入り。海老名を通過して余計な時間と距離を稼いでしまい片道607kmでしたが長距離運転への耐性がついてきた。

31日の大雪の時と比してかなり平穏でチェーン規制にもかからず。水上IC周辺の雪も少ない。
今回も茶釜の1052号機らしい。諏訪峡でリベンジとも思いましたがデジャブなだけで終わりそうだから違う場所を探してみます。
午前3時時点で諏訪峡は0人で駐車スポットにも車が停まっとらん。今日ほんまにあるんかいなと思いながら道なりに進んで撮影ポイントを探します。
行ったり来たりしますが予想した地点では撮影出来なさそう。と、横浜ナンバーの車とすれ違った。
午前3時に他府県ナンバーが線路際をうろついているのは鉄に違いない。
横浜ナンバーを追いかけると思ったよりも離れた地点に撮影スポット発見。ここには既に何台かの車が停まっていました。

まずは走ってくれる事を確信して一安心。
今日も1052号機で渋川に1時間くらい止まってから予定通り4時頃に通過するみたい。
そういえば3日の11時から上越北線の運転を再開するとの公式情報が出ており北線のカッターも動きそう。
南線は往路の9721をこの場所でやっつけて水上駅まで追いかけて復路の9722もこの場所でと決めます。そのあとは北線にチャレンジするか4日の仕事を考えて帰宅するかを考えよ。

2日の作例を見るとスパーク(パンタグラフが火花を散らす)しまくっていたので今日こそは上越カッターの真骨頂を見せてくれと念を送りながら時を待ちます。
横から撮る人も多くキャパがそれなりにあるのでみなさん車の中で待機されている。
一番乗りで来ていたと思われるレヴォーグ乗りの少年と撮影ポジションを話し合いましたが免許取り立てで運転ひやひやで駅まで移動するのめんどいからここで往復撮りますとの事。
こっちは京都から来ているからそんなリッチな事は出来ません。

そうこうしていたら4時を回り皆さんごそごそと出てきて準備完了。
準備もくそも真っ暗な中での撮影ですからもちろん手持ちで流し撮りなだけ。カメラを持って突っ立ったら準備OK。

静寂の中列車の音がかすかに聞こえてきます。が、スパークのバチバチ音は皆無。
スパークしていたら青白い光も見えるはずですが前照灯の白熱色しか近づいてこん。
スパークのスの字もなく真っ暗な状態で往路の9721は通過していきました。前日とのこの差はなんなんだ。

単9721レ 上越線 水上-上牧



レヴォーグの少年と「雪が周りにちょっとあるだけでほとんど単回(単機回送)と一緒ですね」と苦笑。

そういやレヴォーグの車内には助手席で眠り続けているおっさんが。
彼は撮り飽きて撮られないのですかと少年に聞くと「あれ、お父さんなんです。免許取り立てで危ないからと母は来れないので父が一緒に来てくれてるんです」と。
新年早々良い光景を見る事が出来ました。父の子を思う気持ちと行動。線路際で一人で感動してしまった。
どのお父さんも子を想う気持ちは一緒ですきっと。

またちょっとおセンチモードに突入しかけましたが水上駅を折り返して4時半に出る列車は待ってくれません。
気持ちを切り替えて少年とお別れして水上駅まで急行。車なら数分で到着しますがこの日は31日ほど鉄は湧いていませんがそれなりの人が集まっている。

じっくり三脚を据えてしっかり撮りたかったけどスパークを目的に来ているから停車中の写真はサクッと撮れたら良い。
何枚か31日とデジャブな写真を撮影して再び先ほどの撮影地まで急いで戻ります。
単9722レ 水上駅



撮影地に戻り復路の撮影のイメージトレーニングをしますが良いイメージが全くもって湧いてこん。
往路で全くスパークしなかった列車が復路でスパークするとは思えません。
ダメ元で通過を待ちましたがやっぱりダメダメ。スパーク音皆無で機関車のモーターの唸り声だけが聞こえてきて真っ暗な状態で通過していきます。
単9722レ 上越線 水上-上牧



うーん。往路の9721を画像編集ソフトで左右反転させたようなだけのような。
3rd.attackも南線上越カッターは撃沈してしまいましたがさて今後はどうしたものか。撮影者は早々と解散していきますがの後ろにおられた男子に北線、ありますかねと相談。

11時から普電を走らせるという事は事前の安全確認含めてカッターを走らせる可能性はあると判断。
初対面でしたが「北線、いきますか」となり彼の車を先頭にこの地をさり関越道水上ICから北上、関越トンネルを越えて新潟県入り。

目指すは北線カッター定番撮影地の岩原スキー場前-越後宮里間の大カーブ。
前回31日は猛吹雪でホワイトアウト状態で怖くなり撤収しましたが今回は雪も小降りで幹線道路の積雪も少なく行けるところまで行ってみます。
とは言っても豪雪の湯沢地区であり背丈を越える雪の壁が広がっています。幹線道路は除雪されているけどやっぱり建物がない線路際の枝の道は除雪なんぞされておりません。
今回もGoogleナビの案内の道は雪の壁で道がない。
相談してぐるぐる巡ってみますが日の出前で真っ暗も相まって近寄る事すら出来ません。
時間的にも定刻ならとっくに通過している時間ですがそもそも走っているかもわからないのでとりあえず終着の越後中里駅に行きますかとなり駅まで移動。

駅には他府県ナンバーの車が既に停まっており我々と同じ思考回路の人間が集っているみたい。来るか来ないかわからない列車を求めて駅に集いし悲しき者たちは救われるのだろうか。


田舎の駅にしては立派。駅前にはスキー宿がたくさんあるからスキー客とかのレジャー需要はあるのでしょうか。
待合い室にはに鉄の物と思われる荷物が置かれていてホーム上にも何人か既にうろついています。そして線路上には変な奴が待機しているではありませんか。


もしかしてこいつを撮りにみんな集まってきているのか?!
一瞬そう思いましたがお連れさん曰く「どう考えてもたまたまこいつが今ここにいるだけで皆のお目当ては上越カッターのはずですよ」との事。

とは言っても京都ではお目にかかる事のない雪掻き列車ですから興味深い。
線路上の雪掻きをヤドカリが前足をしゃかしゃかするようにも見えて愛らしい。LEDライトのネオンも妖艶な雰囲気で悪くない。
陽は当たらずもこういった保線の努力で沿線が成り立つわけであり雪深い雪国の偉大さを感じました。


お連れさんの許可を得て撮影者とのコラボや駅名とのコラボを楽しんでいたらするすると出発し駅から消えていきました。
奴が構内から去ったという事は北線のカッターがやってくるかもしれないとまた変な期待をしてしまいましたが待てども来ず。あほな記念撮影とかをしていたら空が白んできて日の出の時刻。


このまま来るか来ないかわからない列車を待ち続けるのは帰りを考えると辛い。
群馬県民のお連れさんとはここでお別れして自分は茅ケ崎の相模川まで踊り子撮影へとシフトチェンジです。

連絡先交換は彼も名刺とかではなくTwitterだった。
てか、貫禄があるから社会人かと思ったら大学生だった事も驚きましたが御挨拶を済ませて越後中里駅をあとにします。

今回もカッターシーンを見る事が出来ずに卒業できず次はいつ来ようか。今回も線路際での女子との出会いはやっぱりなかった。そんな事を考えながら車に乗り込み移動を開始します。

その2へつづく





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