2021年2月15日月曜日

【大山登頂備忘録】 21'2/13-14

11月の初登山の奥穂高以来の本格登山。
雪山に登りましょうとYくんに誘われていましたが何処に行くか。
当初は車山、霧ヶ峰、木曽駒辺りを考えていてくれたようですが装備が充実しているという事で大山に決定してくれました。

大山は伯備線貨物追っかけで日帰りで行く距離ですが皆さんは宿に宿泊してのんびりもしたいとの事で1泊2日で予定を組んでいきます。
当初は土曜宿泊日曜登山を予定しておりましたが天気が土曜の方が良さげという事で土曜登山の日曜帰京となります。



奈良の大将は出発前日夜に我が家へ御宿泊。
なんでもまた当直明けの家族サービス→終電で京都までという強行軍です。

山頂でのお昼ご飯はコンロでお湯を沸かしてスープやラーメンを予定していましたがYくん曰く風が強くて初心者でコンロは難しいとの事であり
お湯を沸かして魔法瓶で持参します。5時前にお湯を沸かして準備を済ませたらいざ出発。
ひでさんの家にお邪魔して乗っけたらあとは名神→中国道→米子道を進めば9時過ぎに大山山麓に到着。
登山道の駐車場は既に満車でしたがこの日の宿の弥山荘は登山道の直ぐ近くでありそちらの駐車場に停めさせていただき先着していたYくんと合流。
ゲイターまで装着して夏山登山道で登頂を開始します。



大山は中国地方最高峰で成層火山だそうな。
物凄く柔らかい山なので削られたりしていつか夏山登山はできなくなるのではとのYくん談。
そんな大山の歴史や山頂の変化も教えてもらいながらアイゼンを装着して登っていきます。




アイゼン装着が10時で5合目には11時10分に到着。
途中で滑落時の対応等の登山レクチャーも受けますがピッケルの使い方は完全に誤解していた。
やはり玄人と共に行動をしてそこから学んでいく事は大事だと痛感。
途中で「あのアイゼンは最悪です。あと10歩も歩けば外れますよ」と言っていたけどほんまに外れた。
再びその人と合流した時に親切に装着の仕方を教えていたYくんには脱帽だがよくそんな間違った装着で雪山登山をするもんだと呆れもします。




大山は修学旅行で夏山登山をするくらいだから舐められてるけど舐めたらあかんと釘をさされましたが
「舐めたらアカン」と言えば「はちみつキンカンのど飴」の天童よしみは最近どうしているのだろう。

樹林帯が続いて視界も開けておらず風もなく気温も高く心身共にしんどくなります。
この日は冬山登山ではなく春山登山の陽気で暑くてインナーだけの軽装登山が続きます。
ひでさんは今回も既に変態完了です。
樹林帯を越えてくると視界も開けてきてテンションも少し上がってきます。



結構な急斜面を登っているのがわかりますがひでさんちょいとガス欠気味。
Yくんに牽引してもらいながら8合目の避難小屋までラストスパート。




8合目にある避難小屋には11時30分過ぎに到着しザックを降ろしてしばしの休憩。
もちろん今までも適度に乳酸解除目的に小休憩を繰り返しながらの登頂でしたがここで10分ばかりのロング休憩です。




ポカリをこんな感じで撮影したら面白いですよと言われて撮影してみますが確かに雪と青空のコントラストの下でのポカリは素敵。
ここからは本当にラストスパートでアイゼンのつま先を蹴りつけながら山頂を目指しますがこの時にこの旅唯一のアクシデントが発生。
そのアクシデントの答えは巻末のbefore、afterで探してみてください。




三鈷峰、大山の峰々の稜線を眺めながら登りを続けますが樹林帯の時と疲労感が違う。
視界が開けて心地良い涼風が駆け抜けており本当に気持ち良い。




登り始めて約2時間半後の12時45分に弥山峰山頂に到着しひでさんは大山の大の字ポーズ。



山頂にある避難小屋で昼食をとる事にして小屋に入りますが避難小屋というだけありもちろん明かりもなく暗い。
ヘッドライトで照らしながらお湯をカップに注いで山頂飯。



ついでにトイレ休憩となりますがトイレも避難小屋のトイレとは別問題で超汚い。
勿論ぼっとん便所だと思いますが底が見えないのと匂いが強烈である意味この登山で一番の恐怖を感じたのがこの時だった。

大将やYくんは潔癖症の小生が利用できないのではないかと心配していたとの事ですが口呼吸で完了。
「こんなので大山を嫌いにならないで下さい」と言われましたが嫌いになりません(苦笑)

なんでも小生の前に入った大将の時は便座をあげずに小をたしていた輩どもがいた模様で便座も小便まみれだったと。
それをちゃんと拭いて使用しているところが流石です。

きちゃない話が続いてしまいましたが大山山頂は美しい!ただその一言。
雪山登山が初という事を差し引いてもこの景色には感動を覚えずにはいられず。




記念撮影をしている山頂の弥山峰は1709m。最高点は奥の剣ヶ峰の1729mですが雪に覆われていないので立ち入り禁止だそうな。
土が出ている状態で縦走すると大山が削れてしまうかららしい。



この後は14時半頃からもと来た道を引き返し下山となりますがサクサクペースで下山となり
16時には登山口まで戻る事が出来ました。



登山口の駐車場に素敵な佐川急便の車が停まっており思わず記念撮影をして今回の登山記は終了となります。



新月の夜だから星空が綺麗かな夜に外に出てみますがモンベル大山店と駐車場でテントを張っている灯りが煌々としておりました。
Yくんは夜明けにも撮影しに行ったようですが山頂小屋と8合目の小屋の辺りは
ヘッドライトが煌々としていたとの事で山頂で夜更かしをしている人が多数いたようです。
いつか自分も山頂に泊まって星空や御来光を拝みたいものです。



さて、夜は旅館でジンギスカンを食べ翌日日曜は伯備線の3084レでも追っかけながら帰ろかとも思いましたが
撮影時間が13時以降と間延びしてしまうので他の皆さんに申し訳ないのでサクッと帰宅という選択枝をチョイス。
蒜山SAでひでさんは大量のお土産を購入しこの地でYくんとお別れして一路京都へ。



最後にbefore、afterを。
before



after



違い、わかりましたか?

正解は・・・。




大将のヘルメット紛失でした。
8合目の小屋付近で休憩し出発する時に脱いだままで登頂を続けてしまい途中で気付きはしたのですが
小屋に置かれているだろうと普通に考えそのまま登頂を続けました。

下山途中で8合目小屋に立ち寄りましたがおにゅうのヘルメットは見つからず。
誰かがかぶってぱちるような事があれば大山登山の民度を疑いたくもなりますが風も強く雪の上から稜線を転がり落ちたのだろうと推測。

もしも大将がこの記事を読んで傷口に塩を塗ってしまったら申し訳ないですがまた一緒に買いに行きましょう!「一生モン」を合言葉に。

「こんなので大山を嫌いにならないで下さい」と、思った。

という訳で初雪山登山はYくんのサポート、講義のおかげで無事に終了です。






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