2020年1月3日金曜日

【謹賀新年 2020 踊り子撮影備忘録】 

皆様、明けましておめでとうございます。

皆様と言ってもこちらに来られる方はほぼ知り合いだけだと思いますので職場なりプライベートなりでお会いする事になると思いますが。

それはさておき19年最後の備忘録で風邪ひいたと言っておりましたが尋常じゃない寒気と発熱でしたので自分でホジホジと検査をすると案の定、fluAでした。
診断した日を0日目でカウントですから12月30日~1月3日までの5日間出勤停止です。

30日と1日に当直を入れていたので職場には大迷惑をかけてしまい申し訳ない思いでいっぱいです。

とにかく寒いので朝晩お風呂でカンカンに温まったらあとは寝続けるだけで正真正銘の寝正月。
一年の計は元旦にありと言いますが早く2021年にリベンジしたい。

タミフルを内服してガンガン寝まくると30日に解熱し31日には平熱まで戻っています。
この調子なら1日の当直から復帰できるのではと思いますが出勤してアウトブレイクを発生させても大迷惑でありおとなしくしています。
解熱して動く事は出来るけど出勤出来ないのは苦痛。1月2、3日がぽっかりと空いてしまいましたがどうするか。


何気に横浜の天気予報を見てみたら2日は晴れオンリー。
以前に日帰りで伊豆まで踊り子を撮影しに行きましたが今でも踊り子の事、気にかけています。

サフィール踊り子なる新造車も試運転を開始し3月14日のダイヤ改正以降は運用を減らして東京2020の頃には全て置き換えられてしまうはず。

ただ病み上がりで京都⇔横浜は厳しい。しかも年始の帰省ラッシュとかに巻き込まれるのも苦痛。
その2点がありやはり家で寝続けようと思っていましたが寝続けた効果が解熱を通り越して踊り子撮影にまで及んでしまいました。


1月2日の0時頃に京都を出発。だいたい6時間くらいで目的地には到着予定。

今回の場所は「東神奈川カーブ」。

架線柱の間を600mm以上のレンズで抜く必要がありベスポジは1、2名ってとこと思われます。
そうそう軽いノリで行く事の出来ない場所であり京都から弾丸撮影でやってきて場所ありませんでしたというオチだけは回避したいので現地で6時間待ちの方針です。

6時間待ちというのはこの日のメインディッシュは踊り子115号で東京12時発なので東神奈川は12時22分頃の通過。ですので現地に6時に到着したら6時間待ち。

昨今鉄道撮影の場所取りが過熱して前日からの置きゲバやロープで囲われる等の過剰競争の時代。
踊り子目的の関東鉄が既に置きゲバをしていたらと思うと行くのを躊躇しそうになりますがええいままよのノリで出発。

飲まず食わず東神奈川の歩道で6時間勝負という展開なので高速に乗る前に腹ごしらえ。

今年の初外食は・・・。


クーポン506使用で580円のベーコンレタスバーガーセットでした!

正月からなにやっとるんだろと少し寂しくなりながらふにゃふにゃなポテトも胃袋に流し込みます。
これ、フライヤーに出して3分以上経過した廃棄ポテトやろうなーと勝手に想像。揚げたてのポテトだったらもう少し違った気持ちになっていたと思うけどお正月で人出の少ない深夜に出してもらえただけ感謝しましょう。

また今年もボヤキの多い忘備録になりますが御容赦ください。

さて、往路は京都東ICから名神→新名神と東進を続けて横浜町田ICで降り、保土ヶ谷バイパス→横浜新道と進めば渋滞もなく450kmを6時間弱で到着です。
途中静岡県内で仮眠を試みましたが気が逸って眠れず結局ほぼノンストップで現着。

近くの住宅街のコインパを下調べし決めておりますが駐車料金が12時間で最大1600円。
これでもこの辺りではまだ安い方と知っていますが都会はなんでも高くかかりますね。

撮影地は国道1号に接した狭い歩道上ですので脚立などを置いて座ったら地域住民の迷惑になりますので立ちっぱで陽が昇るのを待ちます。
因みに5時半過ぎに到着しましたが拍子抜けの先客0。来た甲斐があったけどこれで大して人も来なかったら普通に朝に出て来たら良かったと悲しくもなります。



陽も昇って到着してから2時間半ほどして8時過ぎに1名がやってきます。
何処鉄かと思って聞いたら大阪鉄と。横浜で近畿勢が揃いました。

踊り子115号を求めてその後もぱらぱらと集まってきて最終的には6名。1名はもう少し新子安寄りの縦切り位置で5名は小生の周辺に構えます。

185系の回送列車で切り位置は確認済ですが横須賀線、京浜東北線も並走しており被ったらこんな感じで悲惨です。あとはならない事を祈るしかありません。



ほんとはクロップなしで撮影して自宅でトリミングとも思いましたがここは一発勝負でぎりぎりまで画角を詰めます。

いかに左端の架線柱と右端の横浜線のホッチキスをかわすか。
600mm以上の距離なのでカメラの位置はミリ単位で影響するのでおっさんが寒い中でもちまちまと撮影位置を調整し続けます。

そうこうしていたらこの日の一発目。

東京駅9時発の踊り子105号がやってきます。まだこの時間帯だと面に十分に陽も当たらず側面にも影がかかります。
これで115号のような撮影が出来たらさっさと撤収して戸塚カーブや茅ケ崎に移動して他のカットを撮影している事でしょう。

今回の撮影は
Nikon D5+AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR 
f5.6 420mm 1/1250sec AWB ISO 500-12800 クロップモードx1.5

という設定ですべて撮影。
420mmにクロップx1.5なので実質630mmになります。

4025M 踊り子105号 東海道本線 新子安-東神奈川



もう少し引き付けて首かっくんが欲しいところ。
幸先よく10+5の15連という長大編成の踊り子と会えました。
やはりここは15連の堂々とした踊り子ベスト撮影地だと個人的に実感。

あとは両数こそ違えど同じ踊り子を同じ構図で押さえます。
が、明け方はあんなに晴れっ晴れだったのに西から厚雲がどんどんやってくるではありませんか。
メインディッシュの踊り子115号までに晴れてくれるのかとやきもきしながら日陰で凍えながら撮影を続けます。



107号は10連でやってきます。
3027M 踊り子107号



さらに続きの臨時の109号は7+5の12連。
8029M 踊り子109号



天気は相変わらず厚雲に覆われて冴えない色が続きます。
11時台に突入しましたが晴れる気配なし。と、ここで3月で消滅が決定しているスーパービュー踊り子の登場です。
本来なら先にこいつを集中的に撮影しておきたい所なのですが如何せん写欲がわかん。
お顔が正面に向いてくると余計に王蟲にしか見えなくなってきます。ジブリファンには怒られるかもしれないけど。

この子だけちょっぴり帰宅してからトリミング。
3005M スーパービュー踊り子5号



確かに窓も大きくて眺めは良さそう。
時間があるならなくなるまでに東京から伊豆急下田まで乗車してみたい。無理だと思うけど。

というような妄想をしていたら12時台に突入。
到着してから6時間半立ちつくしていたのでようやくかという思いですが晴れとらん。
ここまで来たけど晴一色マークの予報はどないなってんねーんって気持ちですが致し方なし。




隙間から陽が差したり差さなかったりと少し回復基調でしたが12時22分は晴れませんでした。23分くらいには陽が差してきたので余計に恨めしや。

3035M 踊り子115号



と、まあ今回もボヤキが多いですが15連の踊り子を構図を作って撮影出来た事に感謝。
伊豆の日帰り遠征の時は尻尾切れまくってたし。まああちらは情景メインで今回は列車ドカンがメインであり趣旨は違いますがやはり編成美を少しでも残せたのが嬉しい。



ここからは備忘録とは関係のない自分の思い出話。
新横浜に祖父母が居たので東神奈川の通りは帰省した時にはいつも通っていたはずですが記憶にありません。
撮影終了が12時半でありこのまま京都に直帰と思っていましたが何故かお墓参りをしたくなり横浜在住の従兄弟にお寺が何処だったか聞いてみたらすぐ近く。

不謹慎な奴だと思われる事ですが20歳の成人になった時に挨拶に行って以来墓参りをしておりませんでした。
あの時は絶賛華の浪人生。河合塾なら大丈夫の2年目でした。
あれから20年。離れていても記念日に京都から挨拶していたら良いじゃん的な考えでしたが急に会いたくなってしまいました。

祖父母が生きていた頃は正月に横浜の実家に20人近い親戚が一堂に会して楽しかったなーとかとか、不思議な事に急に色々な想い出が走馬灯のように溢れてきます。
小学生から反抗期全開で親と毎日喧嘩をしていたけど節目で会う時の祖母は自分の絶対的な味方。
そう思っていたけど6年生で一人で訪ねた時に母を苦しめないでくれと迎えの車の中で言われて幼心なりにぐさりと響いた事。
様々な想い出が溢れ続けてお墓に向かう途中から涙が止まりません。
個人的にはお墓って高いし維持も大変そうだし不要論者ですが祖父母の名前が刻まれたお墓に20年ぶりに対面すると会えたような気がした。
故人と会える場所なんだと勝手に感じてしまった。墓石をなでると余計につるっ禿だった祖父の頭を叩いていたのを思い出しました。
生きていた頃はあんなに大勢で集まっていたのに故人になり大きな支柱がなくなったらそんな事もなくなりました。
あの時は楽しかったねとか今はなんとか社会人やってるよとかお話し。こんな事をする自分なんて今まで想像出来んかったが歳を取りました・・・。

お墓の掃除もしてお別れしようと思いましたがお花もなくて寂しい。
お寺は正月でしたが住職の御家族らしき方々が対応してくれていたのでお花も供える事が出来ました。
因みに1対で1600円と言われてその瞬間だけはあっちの世界からこっちの世界に呼び戻され高すぎやろと突っ込みたくなりましたが。
お墓のお花の相場ってそんなものなのでしょうか。
 ⇒先人の方々の御指摘によると相場らしい。正月価格でもっと高いところもあると。
  大変失礼致しました・・・。年始から小者感満載です・・・。

気持ちよく1対の花をお供えしてお別れ。また節目の時は会いに行きましょう。
暖かい陽射しが降り注ぎ空には雲一つない青空。いっぱい泣いて清々しい気持ちで京都に向けて出発。
って、撮影の時に曇っててなんで今快晴やねんってまたこっちの世界に戻されていた自分がおりましたが。

復路は再び行きと逆方向の横浜新道⇒保土ヶ谷バイパスと進みますが横浜町田IC付近から断続的な渋滞に巻き込まれます。
散発だったのでそこまでの辛さはありませんでしたが撮影疲れもあり途中のPAで30分ばかり仮眠です。

この日の走行距離は京都⇔横浜往復で940kmでした。

そういえば途中の富士川SAで富士山が綺麗かった。
普通の休暇だったら静岡に1泊して伊豆方面と富士山x新幹線とかも撮影したかったところ。


では、本年度もどうぞ宜しくお願い致します。



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