2019年9月2日月曜日

【踊り子ストライプに会いに @ネブハヤ】 19’9/1

職場の夏休み期間も9/15までです。
まだ1日も申請していないので取り敢えず9/2月曜日を夏季休暇申請。

月曜は貨物のウヤも多く貨物ではなく今回は185系踊り子号に会いに伊豆まで行ってみます。
恐らくあと少しで彼女も絶滅するのは確かですし一度ネブハヤを訪ねてみたかった。
通称ネブハヤは東海道本線の早川-根府川間の有名撮影地ですが撮影地が点在しています。

伊豆を走る踊り子を撮影したく遥々京都から行くわけですから相模湾バックの玉川橋梁俯瞰を第一選択。
もう一つ撮影したかったのがS字カーブをうねるようにやってくる根の上踏切です。
この2か所に絞って巡る事にして9/1-2の2日間を計画です。

線路が南北に走り撮影地に苦慮します。
面に陽が当たる期間は過ぎているようですが午前に着いても下りは全て逆光になるので上りを根の上踏切で待ち構えます。
午後からは玉川橋梁俯瞰なら側面に陽が当たるのでこちらに移動します。
そして夜はせっかくですから湯河原温泉や熱海温泉にでも宿泊しましょう。
2日目は戸塚大カーブで午後の下りを撮影etcと計画はなんとなく出来上がってきます。

今回の撮影は水曜、金曜に当直をして土曜は明けで終日勤務⇒焼肉会後でありややしんどい。
言い出しっぺの焼肉会でしたがブーイングを浴びながら1次会で幹事さん帰宅。

仮眠を取り4時に京都を出たら10時頃に根の上踏切に到着するだろうと予想し0時には床につきますが緊張して眠れず。
何故か今回の撮影は単車で行くと決めていたので余計にアドレナリンが爆発状態です。

眠れずに時間が過ぎていくのは逆に身体に悪いって事で準備をしてこのまま出発進行。

ハスキー三脚、いらんやろうって思いましたが備えあれば憂いなしって事でしっかりと固定。




そんなかんなで結局足台とか含めてフル装備で午前2時に発ちます。

朝晩、涼しくなってきました。新名神に入り信楽方面に入ると一気に寒くなり半袖運転がきつくなり土山SAで長袖を着込んで少し休憩。

夜な夜な新名神⇒伊勢湾岸道⇒新東名と進みますがとにかく遠い。
片道5時間ちょっとなはずで軽いノリで出発していますがしんど過ぎる。

新東名では浜松SAで休憩しますが心が折れそう。ここまで来たから気合だと言い聞かせて東進しますが4時半頃から空が白み始めます。

綺麗な朝焼けを見ながら走ると少し元気が出ます。3か所目の休憩で駿河湾沼津SAに入った時には完全に陽が出ています。
高速とはここでお別れし国道1号線、箱根経由で小田原入りとします。
沼津市、三島市と1号線を進むといつの間にか峠道。

箱根峠もいつの間にか越えていましたが6時台にも関わらずライダーの多い事。
確かに気持ちの良いワインディングロードが続きます。そんなかんなであっという間に芦ノ湖にも到着。

横浜の祖父母が生きていた時には箱根、芦ノ湖にもよく来てたなーと少し感慨深くもなりましたがそれに浸ると目的が鉄から箱根巡りに変わってしまいそうで思い出を振り切り先へ進みます。

芦ノ湖と鳥居だけ記念撮影。残念ながら富士山は雲の中。



箱根に別れを告げるとすぐに東海道線早川駅前に到着。

ヘアピンカーブの連続で眠い身体に堪えましたが途中竹の棒が落ちていてスリップして転倒ししかけて覚醒。
あぶねーって思いましたがこういう時って一人旅の寂しさが余計に沁みますね。

さて、ようやく根の上踏切に到着。
ブルトレ全盛の時代には上り列車の有名撮影地であったようですが今は寂しいものです。
日曜だから誰か来るかと思いましたが誰も来ず。まあ確かに面に陽も当たらず目当ての踊り子102号は休日で5両増結されての12両ですからケツも切れてしまうので誰も来ないのでしょう。

踊り子号の撮影が難しいと感じるのは南北に走る線路での光線状態以上に列車の長さ。
10両が基本、更に土日には伊豆急行線からの5両増結で5+7の12両や5+10の15両と長い。
伊豆の風景と絡めて撮影出来る場所は大概編成が入り切りません。伊豆稲取俯瞰とかはまた余裕がある時に。

列車メインで撮るなら新子安の駅撮りや戸塚カーブ等があるのであえて伊豆まで来たからには風景+列車と考え編成が切れるのは致し方なしと言い聞かせます。

天気も残念モードで雲が湧き青空見えず。
片道6時間かけてやってきた初っ端は残念な結果になりました。

8022M 特急踊り子102号 東海道本線 早川-根府川



手持ち望遠でS字を抜けてくるところも撮影してみますがうーむ、ノスタルジック・・・。
なんて素敵なHMなのでしょう。



午前のメインの8022Mが済んだのであとは玉川橋梁俯瞰の石橋地区へ移動です。
手早く撤収しUターンして元来た道を戻るか、Uターンせずに道なりに行って移動するか。
1200の取り回しがめんどうなので後者をチョイス。これが凶と出る。

急な坂を下り鋭角に右折しようとしましたが車が結構なスピードでやってきます。
こら危ないと思いましたが右折する気満々だったので停車で踏みとどまれず初こけ。

こいつを引き起こすのは一人旅では恐ろしいので今まで気合で乗り切ってきましたがやってしまいました。
今回は気合で踏みとどまるのは不可能と思い車を捨てて逃げたので身体は無傷。



初こけ記念撮影をしている間も車はガンガンやってきます。
地元の人の裏道のようで結構なスピードで通過していきますが誰も停めて助けてくれそうにありません。
ここで使いたくないと思っていたモノが役に立ちます。



その名もまんまのブレーキホルダー。

こけて引き起こそうとしても前輪がくるくる動いたら力が逃げてしまい引き起こしづらい。
そこをこいつを使えば前輪にブレーキがかかり引き起こしも楽になります。
こんなプラスチックに700円以上かかるなんてと嘆いていましたが常備していて良かった。

まずフルパニアのままで引き起こそうとしましたが厳しい。トップケースを外して再チャレンジ。
腰からいって引き起こし成功。
が、最後に少し横着してしまい腕力だけでとどめの引き起こしをしてしまったので上腕三頭筋を痛めてしまいました。
まあ結果オーライで引き起こし成功。ダメージもエンジンガードの傷くらいかと思いきや何故かクラッチレバーがぽっきりと。

ハンドルガードとかあるのに中途半端な折れ方です。幸い根本からではなかったので運転に支障なし。



8時過ぎに到着し2時間以上待っての結果が残念な事に+立ちコケクラッチレバーぽっきりで心も完全にぽっきりと折れてしまったようです。

この日の宿も予約していなかったのでステッカーを買うためだけに乗って帰ろうと思っていた駿河湾フェリーに電話。
土肥港最終便のバイクに空きがあるか確認したところ今日は予約が入っていないから早いもの順ですと。

日帰り決定・・・。

計画に大幅な修正が生じましたが引き続いての石橋地区へ移動します。
玉川橋梁俯瞰の撮影地は選り取り好み。

光線状態から北側から上りを撮影するのは夕方とかの遅い時間になりますので南側から撮影する事にします。
南側もたくさんありますが一番高い場所を目指します。

九十九折の細い道が続きみかん畑が広がっています。
先ほどの立ちコケもありこんな狭い道でUターンとかありえないのである程度上り途中の路駐スペースに停めさせてもらい歩いて登っていきます。

農作業中のお母さんに御挨拶。みかんの色づくのは11月だよと言われまた11月に来ますとお答えしましたが今度は車で来ようと心の中で呟きます。

単車と車が置かれている場所の登り切った所も有名撮影地ですが架線がうるさそうなのでより相模湾を絡められる場所へ。

薄雲はかかっていますが午前よりは条件がよさそうです。



こんな感じで細い農道が張り巡らされており各々が好きな構図で撮影。
と言ってもここも一人ぼっち。何名か撮影に来ているようでしたが今回の旅では鉄との会話も0で寂しいものです。



鉄ちゃんバーを忘れて再び戻るというアクシデントもありましたが予定通りスパービュー踊り子から撮影を開始。
彼女もより早く絶滅するようです。

3002M 特急スーパービュー踊り子2号



次は今回の目標であった下りの踊り子115号。
東京12時発の115号を今度は東神奈川か戸塚で撮影したい。

踊り子を撮影したくなったのは7月の東京出張時に東京駅のホームで彼女に会ったから。
まじまじと特急マークを見ると魅力に引き込まれてしまいました。

3035M 特急踊り子115号




結果はどうであれ一応念願の踊り子を玉川橋梁俯瞰で撮影。
ここから更に登って行き止まりまで行けば大磯や江の島方面も望めるので移動。



雲にかかったりかからなかったりとやきもきしましたが踊り子106号の時は陽が差しました。

3026M 特急踊り子106号



土肥港17時45分発のフェリーで早い者勝ちと言われているので時間は14時。
ここから2時間くらいかかるので16時到着でちょうどいいかもしれません。

北側に移動しての撮影は11月と言い聞かせて撮影終了し撤退モード。
国道135号を南下し真鶴、湯河原、熱海を抜けて熱海からは県道80号を経て伊豆の国市⇒土肥港へ移動。

国道135号は熱海や真鶴等の海水浴場が多数ある地区を通る為かレジャー客の車で上りは大渋滞していますが下りはスムース。
時間と気持ちに余裕があれば以前の富士山キャンプツーリングで足早に通った西伊豆スカイラインをゆっくり走りたかったのですが今回はフェリーを優先。

正直フェリーも223ステッカーという目的がなかったら利用せずに普通に新東名から京都に帰っています。

伊豆までの土肥港までの移動に2時間と乗船運賃4100円という出費を考えたらある意味勿体ない。

16時に到着しましたが乗り場には誰もいません。
乗船券を購入しに券売所に行きますがなんとここでステッカーを売っているではありませんか。
乗船せずにステッカーだけ買って陸路で帰ろうかとも頭に過りますがせっかくですから乗船して帰りましょう。

富士山キャンプの帰り、予約でいっぱいで乗れませんでしたし。

223ステッカーにこだわるのは海上国道ならぬ海上県道として223号が設定されているからです。



今回の旅ではまだちゃんと1200と記念撮影出来ていませんでしたのでこちらで記念撮影。
乗船口は逆光でしたので順光の場所に移動。写真を見てもどっかの波止場での撮影にしか見えませんが。

気持ちも身体もくたくたでしたが精いっぱいのダブルピースで〆ます。



フェリーをチョイスしたのは海の上から富士山を見ようという思いもあったから。
でも睡眠不足MAXの影響もあり雑魚寝ゾーンで横になって爆睡。

結局見る事なく清水港に到着しましたがフェリーで50分しっかりと横になって休めたおかげでかなりのHP回復。
帰りは清水ICから東名⇒伊勢湾岸経由となりましたが往路よりはるかに元気。
浜名湖SAでお土産購入休憩以外はノンストップでの帰宅となりました。

そして家に帰って早速の223ステッカー貼り付けで今回の踊り子撮影記は終了。今回の走行距離は800kmでした。



貼る位置、微妙に間違えた。

そういえば富士山キャンプの時に駿河湾フェリーに乗れず西伊豆スカイラインも時間に余裕がなく楽しめずまた来ようねって話になりましたが日帰りでも来ようと思えば来れますよねと話していました。

確かに今回も2時に出てうだうだ撮影とかで時間を潰しても23時に帰宅で理論上は21時間で完結。


でも、もう懲り懲り(苦笑)






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