2022年11月30日水曜日

【熊本・鹿児島touring and 指宿枕崎線撮影備忘録 その2】 22'11/24-28

その1からのつづき

day1

この日の目的地、大分・熊本の天気は晴。九州をどう過ごすか悩んでいましたが日豊本線貨物の4075レに差し替えがなければ銀釜303号機が入る予定でありひでさん大将と初日は別行動で鉄モードと決めます。因みにひでさんは前日に九重山、そして本日金曜日は我々と阿蘇で合流して阿蘇山に登る山モード全開。



別府観光港に定刻に入港しますが良い天気で空気もひんやりとして気持ちよい。




時間に余裕があるので下船したら港近くのパン屋さんで朝食を摂る事に。

ここでday0の出発に引き続きday1でもアクシデント発生。ヘルメットをサイドミラーにかけた状態で単車を移動させようとしたら
メットが落ちる→隣にいた大将がおっとと言いながら左手でメットをキャッチしようとする→大将バランスを崩して立ちごけ→メットは地面に叩きつけられてインカム破損。

旅の初っ端からやってしもた。急いては事を仕損じる。横着せずにメットをちゃんと置いてから移動させるべきでした。おニュ―のK1600もエンジンガードで守られたけど買いたてホヤホヤのトップケースとかが小生のバイクに倒れ込んだからアルミ製のパニアで削られてしもた。大将自身も今の立ちごけと踏ん張りで脹脛の筋線維が1000本以上切れましたわと足を痛めてしまいました。



重苦しい空気の中、パン屋さんで極力明るく振舞っている二人がおりました。

貨物ちゃんねるがメンテ中で釜の情報もなくtwitterでも4075レの情報が上がっておらず自分も登山にしようとかと迷いもありましたが阿蘇山は逃げないのでいつまで走るかわからない81貨物と腹を決めてパン屋さんでいったんお別れ。

以前に訪れている有名撮影地、別府湾俯瞰を目指すべく国道10号を南下します。

と、インカム破損に引き続きアクシデント第二段。3年前も見返してみると松の木が視界に迫ってきていましたが完全に遮られており撮影不可となっていた。おまけにtwitterに上がっている情報で案の定銀釜303号機は差し替えられて青釜に。4075レには何が入るか読めないのが楽しい面でもあるけど落胆は隠せず。ここまで来たのに今から阿蘓まで追いかけるのも忙しないから何処かで一発撮影すべく高崎山のおさる園前の陸橋から試みますがいまいち。




24-70で広角にしてもいまいちであり70-200に付け替えますがどっちもどっち。




これ以上ここに居る意味はないと感じ取り敢えず自分も阿蘇山を目指して移動を開始します。7時に到着したのにこの2時間はなんだったんだと毒づきながら国道10号を再び北上し富士見通から杉乃井ホテルの前を通過。至る所で立ち上る別府温泉の湯煙を横目に県道11号に入り由布岳の横を通り過ぎますが快晴。通過したけどやはり記念撮影をしておこうと思いUターンをして由布岳と一枚。



由布の街を抜けて再び県道11号に入ればやまなみハイウェイ。気持ちの良い道が続いており何度来ても気持ち良い。



阿蘇山は高岳、中岳、根子岳、烏帽子岳、杵島岳の阿蘇五岳の総称らしい。ひでさんと大将は仙酔峡から阿蘇の最高峰の高岳を目指すらしい。Google mapを見たら仙酔峡にはロープウェイがあるから2時間遅れで到着してもロープウェイでワープしたら山頂で合流出来そう。せっかく九州まで来たのになんだかソロ旅行をしているみたいでちと悲しくなってきたので皆との思い出も作りたいもの。

ミルクロード、大観峰とかに寄り道をせずに一路仙酔峡を目指します。噴火のあとや地震のあとの影響で岩肌がむき出しになっている阿蘇の山々が近づいてきますがなんか活気がない。ほんまにロープウェイ乗り場なんかあるんかと疑心暗鬼になって到着してみたら・・・。ロープウェイは廃墟と化して支柱のみが残っとった。調べてみると2010年から運休して熊本地震で更なる打撃を受けてそのまま廃止となっていたそうな。廃止路線がなんでばっちりGoogle mapに載ってんねんと突っ込みたくなったけどこれで山頂までワープする計画が潰えてしまいました。




11時の時点で13時頃に下山すると連絡が。自分は12時過ぎには仙酔峡に到着したけどロープウェイもない事だし下山を待って合流するかと時間を潰します。
そろそろかなーと思い12時50分頃に今どの辺ですかと探りを入れたら
「高岳山頂っす」と。おい、ちょっと待て。
13時に下山予定と伝えておいてまだ標高1592mってどういう事やねん(苦笑)

「走って登ってきてください」と悪びれもないlineが来て闘争心に着火。ゴロゴロ過ごしていた1時間はなんやってんと毒づきながら急遽阿蘇山登頂を決意し靴を登山靴に履き替え荷物も記念撮影用の三脚と24-70mmのレンズだけに絞り13時過ぎからお二人と合流すべく途中まででもと思い登っていきます。



振り返れば阿蘇の雄大な景色がありますが目の前は震災と噴火で朽ち果てた姿。
なんだか不思議な空間に居るような感じで登り続けますが走って登るのは無理でした。



登る事30分で途中に中岳迂回路との分岐があり迂回路に進んだけどすぐに迷ったので通常のルートを登っていきます。
噴火の時に噴石から身を守る為の退避壕もありここは正に活火山の真っただ中なのだと感じさせられます。




登る事50分で東火口展望所に到着。
バリバリの活火山全開で御嶽山のように急に今噴火されたらおしまいやなと思いながらしばし火口を眺めますが地球の息吹を感じたような気がした。



東火口展望所まで来たら先に中岳が見えてきたけど赤い服を着たオッサンが呼んでいる声が木霊してきた。
こっちも手を振って応え合流すべく中岳を目指してラストスパート。




中岳山頂まであと少しという所で大将、ひでさんとすれ違いましたが彼らは高岳→中岳と下山の途中。記念撮影の為にもう一度山頂まで登らせるのは忍びないので一瞬で再びピンで登頂を続けます。
そして登る事70分で中岳山頂に到着です。本当なら3人揃って記念撮影したかったけど寂しいけどお一人様でも記念撮影をしよう。
そう思って三脚をセットしたけど痛恨のミス。



雲台のクイックシューを70-200のレンズに付けたままで来てしまったので単なるオモリでしかなかった。何の為に重たい思いをしながら登ってきたのだろうかと己を呪いたくなる。三脚が使えないのでリュックを傾けてなんとか標とだけ記念撮影。



最高峰やないけど1506mの中岳に登頂したんだしまたここから引き返せば皆と合流して旅が出来ると当初は思っていました。
と、ここで高岳から降りてきたパーティの一群と遭遇したけど大阪から来ていたおばちゃん達だった。
「ここまで来たんだったら最高峰を目指しなさい」とか「お兄さんの足なら20分で着くよ」と言われたら色気が出てしまう。
まあ皆と合流して走ってもインカムがなくて結局ピンで走っているような状態だし。
そんな複合的要素もあってやっぱり高岳行きますとお二人に連絡してピンの旅続行。

登る事85分で阿蘇山最高峰の高岳に登頂完了です。
雄大な阿蘇の景色、地球の息吹を感じさせる火山の噴煙を間近で見ると本当に己の小ささを感じます。
ここに来ると痴話喧嘩とか職場の愚痴とかもちっぽけな存在に思える。
人生や職場でうだうだ悩む時は旅に出てまた違う景色や雰囲気を感じてリフレッシュしては如何でしょうか。




高岳では誰にも会わずお一人様を山頂でも満喫して下山します。
もと来た道を戻るだけではつまらんので帰りは迂回路を進みますがマーキングを見失っては彷徨う事の繰り返しで登りと同じだけの時間がかかってしまいました。YAMAPの記録を見たらtotalの時間は160分であり3時間以内で登れるある意味お手軽登山でありました。

先に下山した二人は温泉に入ってから熊本市内の宿に向かうとの事ですがこの日の夕食は熊本と言えば馬料理。
五郎八」さんを18時半からで予約していたので自分は直接熊本市内へ急行します。途中にあるライコランド熊本でインカムをゲットしろと指令されて寄りましたがSENAの古いモデルでしたので勿論在庫なくインカムなしでの旅が決定してしまいました。

それにしても熊本市付近の渋滞がひどい事。阿蘇からはgoogleナビの通り国道57号線から進入しましたがとにかく延々と渋滞で結局宿にたどり着いたのが18時30分前でダッシュでお店に向かうも20分遅刻していましました。
薄々こういうオチを予感していましたが1時間以上前に下山していたお二人は1時間遅刻の19時30分頃にお店に登場。なんで先に下りていてこんな遅刻やねーんって言いましたが「いやー渋滞がひどかった」と(苦笑)
そんなこんなで九州1日目は無事に終了し熊本の郷土料理と熊本ラーメンを食べてこの日は終了。



明日は九州2日目ですが指宿温泉に泊まる以外どうするか未定のままビジネスホテルに戻り就寝です。



A:別府観光港
B:別府湾俯瞰撮影地
F:やまなみハイウェイ展望所
H:仙酔峡駐車場
I:ライコランド熊本インター店
J:エクストールイン熊本水前寺

その3につづく

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