2020年2月12日水曜日

【踊り子ストライプに会いに @東伊豆】 20’2/11

4月までの土日はほぼ沖縄往復か仕事で埋まっており非鉄決定。
9月に行った相模湾と踊り子のコラボをもう一度したいと思いながら3/14のダイヤ改正が近づきます。

改正後も185系はもう少し走るはずなのでそこまで焦る必要はありませんが本数の多い土日祝日に伊豆へもう一度行きたいところですが土日は行けない。

と、2/11の火曜日に祝日があり予定がぽっかり空いています。
沖縄往復で体力消耗状態なので1日くらい家での休息日とすべきか悩みましたが伊豆の天気予報は「晴」一色。
3/14までの土日祝は全て潰れているから今ダイヤでのラストチャンスかつ晴予報なら行くしかない。

前回はネブハヤでしたが今回は午前から昼過ぎの勝負と決めて光線状態からも伊豆稲取→片瀬白田→伊豆北川→川奈を巡ろうと思案。

9月は単車で行ったけど今回は真冬の2月。
この寒さの中で片道6時間はちと限界と考え車か新幹線+現地レンタとするか思案。

新幹線なら京都⇔熱海で片道11300円で往復22600円と現地レンタ代。
最速ダイヤを探しても京都6時57分ののぞみに始まりひかりとこだまの乗り継ぎで熱海9時29分着。
ここから伊豆稲取まで移動となると熱海から1時間半かかりますのでレンタ出発が10時で現地11時半着となり話にならん。

自家用車なら京都東IC→新東名長泉沼津IC→伊豆縦貫道で片道6000円+ガソリン代。
しんどいけど伊豆稲取に朝に着くには選択枝は1つでした。

結局3時30分に自宅を出発し一路東進。
この寒い真夜中の中でも1台単車が高速を走っていたのには驚きましたが睡魔に襲われ浜松にたどり着く前に長篠設楽原PAに入り休憩。



急な計画で車内の仮眠準備をせずに出発でしたのでこの地で後席を倒してマットと寝袋を用意してと外に出たり入ったりごそごそしていたら寒さもあり一気に覚醒。
結局寝床を作ったけど休憩せずにこのまま伊豆までノンストップになります。

伊豆縦貫道を経由し国道414号をひたすら南下すると河津桜で有名な河津町を通れば目の前は相模湾。遠いようで早かった5時間です。

河津桜は満開で9時前でも多くの観光客が来られ至る所に駐車場が開かれています。
一瞬停車して記念撮影をと思いましたが係りの人が至る所を歩いて見回りされており停めれる雰囲気はありませんでした。
残念ながら満開の河津桜は通過する事約10分で第一の撮影地、伊豆稲取俯瞰撮影地(B)に到着。



こちらの撮影地はネットでも丁寧に行き方が教示されており迷う事はありません。
撮影地への小径の前のファミマには店員さんに一声かけたら停車を許してもらえるそうです。



左手は海への断崖絶壁ですが鉄路が出来上がっており迷う事なく行けます。
少し開けた所に1名おられます。お、まだ1名なんて予想外と思いましたがメジャー撮影地は更にこの奥にありました。
が、こちらには既に8名ほどがスタンバイされておりスペースがありませんでしたがなんとか左端に入ります。
左の画角に枯れ枝が入り込むので列車がカツカツの構図となり残念ではありますが列車のケツは切れなさそう。
しかしこれで列車が切れずに入るのか不安になりますが10両で来ても6スパンあれば収まりますよと関東鉄の大学生風の子が教えてくれました。
もうあと50センチでも右手に移動出来たら助かるのだけどなーと思いながら一声かけてお隣さんにじりじりと寄ってなんとかセット。



少し雲は出ていますが北の方は良い天気で青空が広がっています。
今度こそ天気予報は当たったか。

下の枝葉をかわしていたつもりが少し入っていましたが御愛嬌。
踏み台を使用せずにハイアンにしてLVで画角を作ったのでよく見えていませんでした。
そうこうしていたらまず伊豆急行のリゾート21が下っていきます。

5381M リゾート21(伊豆急行 伊豆稲取-今井浜海岸) 9時34分



この後何本か伊豆急行の普電を撮影しながら待ちますが結構雲が流れてくる。
雲が少しかかった状態で東京を7時半に出発した臨時の踊り子101号が登場。

8021M 踊り子101号 9時58分



まあ祝日で臨時ダイヤがあるからまだまだやって来るし雲も流れるだろうと踏んで楽観的に待ちます。
雲がそこそこ切れた時に定期列車のスーパービュー踊り子2号が東京に向けて上っていきます。

3002M スーパービュー踊り子2号 10時22分




再び雲が流れてきて少し曼荼羅な中を臨時の踊り子103号が通過します。
まだ次がある。北の方はあんなに晴れているじゃないか。

8023M 踊り子103号 10時27分




上りの臨時の踊り子104号は少し陽がさしています。
なんでヘッドライトがついている下りをバリ順で撮りたいのに後追いの時の踊り子は晴れるのか。

8024M 踊り子104号 10時46分




「なんで大島の方はあんなに晴れてんのにこっちは曇ってきてんの。」
「見てよあっちの方は雲一つないんだけど。」
と周りからはブーイングも聞こえてきます。確かにこの撮影地だけ雲がかかっているように見える。

まだまだ来るさと余裕をかましていましたがいよいよ雲も増えてきて本日のメインディッシュの踊り子105号での一発逆転は極めて難しそう。

1本前の下ってきた臨時のスーパービュー踊り子1号も暗い。

8061M スーパービュー踊り子1号 11時



予想通り雲はますます流れて厚みも増しどんよりとした空のもとを定期列車の踊り子105号は通過していきます。だらだらと同じような画角を出して申し訳ない。
精一杯ISOを上げて明るく見せていますが海の色が違う。

3025M 踊り子105号 11時28分




あと1時間待てば踊り子107号が下ってきますが雲が増え続けているのを考えると負け戦になりそう。
それだったら雲のない北へ移動する方が賢明かもしれません。

関東鉄の大学生風の子曰く
「踊り子が走る界隈は雲が沸いて読めないんすよ。」と。
「多摩川越えたら天気コロコロ変わりますんで。」と。

多摩川って東京都内やんけと突っ込みたくなりましたがなかなかの名言。
踊り子撮影は3回しか来ていませんが前回の正月の東神奈川カーブ撮影でも雲が湧いてきて撃沈だった(苦笑)

ここでの長居は無用と決断し早々に撤収してネットで詳細なアクセスルートがのっていなかった片瀬白田トンネル俯瞰(C)に行ってみます。

事前にgooglemapの航空写真で見ると草むらに1本の道があるようで場所の目星はついています。
本当はトモロ岬からの海側から撮影もしてみたかったのですが急な崖を降りるのと波にさらわれたらシャレにならんので無難に片瀬白田トンネル俯瞰をチョイス。

国道135号を北上し友路トンネルを越えたら磯料理磯辺があり、そこを越えたら大きく右折して側道に入ります。
お昼時間だったのでそこの「アジ丼」を食べたかったのですが撮影メインで来たからには撮影を最優先。キャパが少ないと書かれていたので急ぎ向かいます。

道は行き止まりになりますがUターンも可能。
あとから稲取俯瞰に来ていた一団もやってきたのでここで間違いないと確信。
こんな感じでたくさん駐車できますが撮影ポイント自体が狭い。



海に向かって1本の道が出来ておりなんでも展望台が整備されていますが個人所有のよう。




進んでいくと相模湾に向かって木の長座椅子が置かれていますが右手に更に小径が続いておりここを進んでいきます。



すると伊豆急行の線路上に出てトンネル入り口の真上から相模湾横を駆ける列車たちを撮影する事が可能なのです。



少し雲がありますが画角の作り方次第で雲一つない青空撮影も可能です。
今回も24-70mmと70-200mmの2台切りでセッティング。

3027M 踊り子107号(伊豆急行 片瀬白田-伊豆稲取) 12時13分




うん。踊り子107号を稲取俯瞰で待ち続けずに片瀬白田に移動して良かった。

そう思える晴れの中での通過。同じ構図の写真を量産しても無意味かもしれませんが天気が良くて気持ちが良い。臨時の踊り子153号までここにいます。

元東急電鉄車両が伊豆急行というのも味があります。



約30分待って臨時の踊り子153号を撮影してこの地を後にします。

ここでも関東鉄の大学生風の子も来ていたので稲取俯瞰の約1/3くらいがこちらに流れてきています。
稲取リベンジしないとねと言いながらお別れ。若葉マークを付けたレンタカーで彼らは走り去りましたがちゃんと若葉マークをつけるところで好感度上がった。

9053M 踊り子153号




正直、屋根の色とタイフォンカバーのあるなしくらいしか違いがないけど良いのです。
片瀬白田は卒業でも稲取俯瞰は再履修だけどいつ来よう。そんな思いをしながら更に北上して伊豆北川俯瞰(D)へ向かいます。

伊豆北川俯瞰はお手軽俯瞰撮影地との情報ですが草木が伸びて撮影出来る場所が限られる。
到着した時にはベスポジには2名おられました。もう少し左に寄らないと草が盛大に入ってしまいますので脚立に乗って左に寄りながらの撮影。



ここも北の方は晴れているけど雲が撮影地に流れ込んできて光線はイマサン。
スーパービュー踊り子5号では車体には光が当たっているけど山は陰っています。

スーパービュー踊り子5号 3005M(伊豆急行 伊豆大川-伊豆北川) 13時5分



臨時の踊り子156号が上がる頃にはもっと光線状態は悪化し太陽は雲の中。

踊り子156号 9056M 13時9分



ここもこれ以上長居しても無駄と判断し早々に切り上げます。
この時点で13時過ぎ。京都まで6時間として今帰れば19時で明日へのダメージも少ない。
でも遠路遥々東伊豆まで来たのだから北上するついでに川奈にも立ち寄ってみましょう。

旧道から国道135号に入る途中に三島神社なるものや大川温泉の案内看板がありしばし見物。
そういえば東伊豆も温泉が沢山あり至る所に温泉街があります。
せっかくここまで来て温泉にも入らず海鮮物も食べず。列車を追いかける時間だけに集中して土産物屋にも寄らず。
なんだか悲しくなってくるのは毎度の事。せっかくWRXを伊豆まで連れてきたのだから奴の思い出に。車と御当地との記念撮影だけ手早く済ませて川奈へ向かいます。




川奈俯瞰は相模湾バックに真横から撮影出来る俯瞰ポイント。
前情報では廃屋レストランの駐車場から撮影との事でしたが廃屋レストランが不動産屋に変わっていた。
営業中のようにも見えましたが既に5人くらいの鉄が車で乗り付けて撮影中。ちょうど着いた時に踊り子115号が下って行き見送り鉄。

結局ここでも雲が湧いてきて不安定な露出下での撮影が続きます。
臨時の踊り子110号とマリンエクスプレス踊り子79号とスパービュー踊り子7号を撮影して終了。

8030M 踊り子110号(伊豆急行 川奈-富戸) 14時30分



9079M マリンエクスプレス踊り子79号 14時40分




あと1時間は撮影出来ますよとお隣さんに教えてもらいましたが雲が湧いている状況と京都まで帰る事を考えると迷う事なく帰宅です。

なんでもそのお隣さんは広島から新幹線でやってきて沼津でレンタを借りていると。
引退が決まっている700系が2月中に臨時列車で新大阪⇔東京を走るのでそれ目的で来られているそう。
明日2月12日から「ありがとう700系」とかの特別装飾が施されるのでそれ狙いらしい。
ずいぶん礼儀正しい爽やかな青年だった。片瀬白田は晴れましたよとトンネル俯瞰の写真を見せたら拍手して喜んでくれたがオーバーリアクション、営業スマイルに見えたのは自分の心が荒んでいるのか、彼が真に良い人なのか。
また何処かでお会いしたらと挨拶をして帰りは伊豆縦貫道の函南ICまでひたすら下道で向かい伊豆縦貫道函南IC→新東名→伊勢湾岸道→新名神→名神京都東ICへとお土産購入の浜松SA以外はノンストップでの帰宅となりました。

鉄に追われて伊豆でお土産を買えず、買わずで結局浜松SA。
伊豆まで来たのにお土産は「うなぎパイ」と「三ケ日みかんバウムクーヘン」というとことん愛知寄りのお土産をチョイス。

うなぎパイはニュースでも転売の問題が報道されていたように浜松でしか買えないのが救い。
が、三ケ日みかんバウムクーヘンはお土産売り場にもデカデカと「ネットでも買えます!!」と。
ここで買う意味は一体・・・と思いながらも購入してしまった。

この日の走行距離は840km。
今回はリッター10kmちょっとだったのでガソリンを84L消費。
ハイオク156円で計算するとガス代で約13000円。
高速代は往路5600円、復路5630円。純粋に交通費だけで23230円の出費。

新幹線+レンタに比べたら安いですが一人旅行は金銭面でも割が悪い。


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