2020年2月4日火曜日

【Road to SFCスーパーフライヤーズカード 2020前半戦の巻 その2(普天間基地・嘉手納基地編)】

「FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」
「沈黙(遠藤周作)」
「深夜特急1(沢木耕太郎)」という本を貸してもらったので旅の往復で読んでいますがやはりデジタルよりアナログは読みやすい。

旅のお供に文庫本というのもなかなか良いものです。

さて、前2つは読破したので今は「深夜特急1」。
この主人公程ではないけど行き当たりばったりの旅って良いものだと思います。
この小説に感化されて沖縄日帰り往復も苦痛でなくなりつつあります。

主人公が旅をしている時代はスマホも携帯もない時代。
その時に比べたら格段に情報量はあり、行き当たりばったりと言いながらもある程度の目星を付けての移動ではありますが。
でもその目的地まではほんと適当。そこがまた気楽でええのです。

有給消費であさイチの那覇便、最終の神戸便である一日を沖縄で過ごしてみます。
メジャーな観光地とかではなく現実の沖縄を少しでも見てみたく普天間基地と嘉手納基地付近に行ってみます。
交通費が勿体ないと言ってはいましたが当直明けの翌日で4時半起床は無理。
4輪車で京都を6時に出発。阪神高速代をケチって名神西宮ICで降りてからは国道43号でポートアイランドまで向かいますが下道はかなりの交通量。
こんな大きな国道で最高速度が40kmっていうのも悲しいかな。でもこれで片道高速代は1740円で済みエコ走行で燃費は11km/L程度とまずまず。

ポートアイランドに入る手前で給油ランプが点灯したので島内でガソリンを給油しておきます。
不思議な事に神戸市内の本土側だとこの時はハイオクはリッター157円前後ですが島内の給油所はセルフじゃないけどリッター147円と10円近く安い。
一体全体なんででしょ。



WRXのお腹を満たして空港第2駐車場に停めて搭乗手続きしANA3723便で那覇に11時頃到着。
昼便→夜便で帰ると滞在は約3時間ですが朝便→夜便でもレンタカー手続きとかして時間が消費されると結局自由時間は6時間くらい。
1日潰して来ましたが物足りない。
この日はスカイレンタカー。時間貸し、補償料等込み込みで3650円也。
ヴィッツに乗り込みまずは普天間基地を見下ろせる嘉数台公園を目指して国道331号を北進。ゆいレール下をのんびり進みます。



スカイレンタカー那覇空港店からは20分ちょっとで到着。
この時点で12時を回っていますがお昼ご飯は後回しして住宅密集地にある基地とはなんぞやと高台目指して駆けあがります。

公園には駐車場が10台以上ありその先の階段を登っていけば展望塔。
地上には遊具や芝生もあり平穏な空気が流れています。



階段を上り切ったら展望塔。階段を登って2階、3階のスペースから基地を見下ろせます。




この日の沖縄は天気がコロコロ変わります。
晴れていたと思ったら急に曇って雨が降り出したり。
新聞やテレビでしか見た事がなかった普天間基地が眼前に広がっているのを見るとこれが沖縄の現実かという思いが強くなります。




皆まで言わずとも知っていると思いますが沖縄国際大への墜落で有名になったかもしれないCH53ヘリがちょうど離着陸を繰り返しています。
飛び立っては市街地上空を旋回し再び基地に戻る事を繰り返す。
ひょっこら来たモノにとったら迫力があるとかで済みますが現地の住人からしたら。




オプスレイも常駐しており回転翼の音がこちらまで響き続けていましたがやがて2機が滑走路上に移動して飛び立ちます。





この場で軍事や政治を語る程の見識はありませし控えますが複雑な思いでしばし眺め展望塔をあとにします。
こちらの公園には京都の塔なるものもあり京都府出身の戦没者の慰霊碑があります。立ち寄り手を合わせます。





京都の塔のすぐ側にはトーチカの残骸もそのままに残っていてここが激戦の地であったことを今でも物語っていますが時は流れ75年。




降りていく途中に陣地壕も残されており立ち寄ります。
沖縄といえばハブで多くのハブ注意看板を見ますが可愛いハブが多い。

が、ここの子は悪そうな顔の子。





いまでこそ平穏な空気を感じますが丘を越えたら米軍基地が広がり戦時の名残が色濃く残る沖縄。
先人に思いを馳せつつも時間も気にしての嘉手納基地方面へ移動します。

13時を回ってお腹も空いている事だから昼食を摂りましょう。

昼食は大学同期の沖縄人から教えてもらった「ポークたまごおにぎり本店」 北谷店へ行ってみます。
宜野湾市の嘉数台公園から国道58号経由なら車で20分ちょっとで北谷町のアメリカンヴィレッジに到着。そういやここも大学時代に1度訪ねたような記憶が。

大学時代のフォルダを漁ってみると2003年に北谷球場の写真が残ってた。
当時は写真とか興味もなく趣味もなにもなく惰性で野球部の旅行ついでに中日ドラゴンズキャンプ地の北谷って感じで皆について行っての訪問だったような。


話が脱線してしまいましたがポークたまごおにぎり。なんでも沖縄ではメジャー飯のようで那覇空港店とかいつも行列出来てるよとの事。まだまだ気付かない沖縄があります。
シーサイドのテラス席もあってのんびり出来るよーと教えてもらいましたがこの日は先にも述べた通りコロコロ天気が変わります。そして強風もあり寒い。
基本持ち帰りのお店らしくイートインしたくてもする場所がなく嫌でもテラス席。
国道58号の横には極東最大の空軍基地と言われる嘉手納基地がありアメリカンヴィレッジという名前もあるだけに普通に軍人の人も歩いています。



いざ店内に入って注文してみますがどれにするか。
北谷店限定というサルサソース系のポークたまごおにぎり(タコペーニョ)を注文。450円也。

こうやってテラス席に座って眺めると南国気分。強風で寒くて白波も立っているけど。



マクドのビッグマック以上に口を開けなくてはならず顎が外れそうになりますが頑張って食べます。
外の海苔がなかなか切れずに苦労しましたがそこまで分解されることなく御馳走様。



意外と冷たい食感で温かいものを食べたくなりましたが14時近くになっており時間が押しています。
暖かい気候ならもう少しヴィレッジ内を巡ってもみたかったのですが寒さもあり再び車に乗り込み嘉手納基地を一望できる「道の駅かでな」へ移動します。

ちょうど正面は工事中で道の駅の雰囲気を撮影する事は出来ませんが1階のお土産屋さんやレストラン、3階学習展示室、4階展望台は入る事が可能です。
平日ですが嘉数台公園にしろ道の駅かでなにしろ沖縄ツアーの方々が多く来られていました。



来た時はC-130が何度もタッチアンドゴーを繰り返しています。




海軍のP-8A哨戒機も駐機しているのが見えます。



戦闘機の轟音は桁違いと聞いていましたが確かに通常のジェット機とは異なる音がしたので見上げたらF/A-18が編隊を組んで通過、着陸。




沖縄にこれだけの広大な土地を占めて、かつ治外法権。
再びなんだかなーという思いをしながら時間が経ち16時過ぎに発ちます。
レンタ返却まであと2時間。移動は高速を使わずに下道なので1時間弱かかるので実質の自由時間はあと1時間しかありません。
天気も悪くて寒くて風邪気味だし空港で寝ようかと一瞬思いますが23往復のうちの唯一の朝から夜まで沖縄デーであり車がないと行けない場所かつ空港に近い場所に行ってみるかとなり喜屋武岬なる沖縄の南端方面へ車を走らせます。
市街地を抜けて畑の中を通り抜けると開けて駐車場がありますが誰もおらん。
ヴィッツ君を停めて記念撮影しますが寂しい。

ここにも戦没者慰霊の石碑があります。



沖縄本島最南端の荒崎岬方面を眺めていたらが沖合で普天間基地のAH-1コブラ戦闘ヘリが旋回運動をしていました。
この相反する世界が沖縄なのかと思いながら発ちスカイレンタカー那覇空港店まで戻り今回の日帰りは終了。

京都に戻るのは0時近くになってしまうので夕食は空港食堂のゴーヤチャンプルー定食610円也。

塩味が少し強いけど優しい味でお気に入り。
相変わらずなにやってんねんって思われるのがオチですが沖縄日帰り備忘録は続きます。


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