2024年8月28日水曜日

【Let's chalenge! 京都一周トレイル備忘録】 24'8/25

15年程前、以前の職場内で京都トレイルが流行っていました。
是非ご一緒にと言われていたけど叶わぬまま時が流れました。当時ほどブームではなくなっているかもしれませんが気になる存在ではありました。

さて、先日の北アルプス縦走でひでさんの靴は悲鳴を上げて穴もあいちゃったみたい。自分の夏用登山靴もソールがボロボロになってきており二人とも夏用登山靴を買い替えました。
9月に富士山への登山も予定されていますがいきなりおニューの登山靴で登るのはアレであり靴慣らしをしましょうという流れに。じゃあ京都一周トレイルに挑戦してみましょうとなり25日に行ってみる事になりましたがひでさんは京都府の京都トレイルというサイトを最初に見てしまい「ここにいこーか考え中です」ってきたけど福知山舞鶴まで行くのは流石におかしいやろうと思い、いつもは二つ返事でOKですが今回は流石におかしいとストップをかけて京都府ではなく京都市のトレイルへLet's chalenge!



前日24日は所用で寝るのが遅く午前2時を回っています。台風がどうのこうのでいつもの如く大荒れの天気で中止を期待していたけど天気予報は曇に変わっている。ひでさんから出町柳駅に8時でと連絡が来ており行くしかない。
京都一周トレイルって東山コース、北山東部・西部コース、西山コース、京北コースと5つあるみたい。全部ぐるりと京都を囲むようにつながっているけど東の端が京阪伏見桃山駅、西の端が阪急上桂駅でありやはり起点からスタートして完遂したい。ひでさんも同様の考えであったようであり最寄りの大文字とかからではなくスタート地点の伏見桃山駅まで出町柳駅から向かいます。お昼ご飯は出町柳駅前にあるおにぎり屋さんでおにぎりや唐揚げを買い込みます。ずっと前からあるようですが灯台下暗しで気付かずにおりました。人の手で握られたおにぎりって美味しいですよね。



こんな二階建ての快適な車内でも追加料金なしなんて太っ腹な京阪電車。特急で丹波橋まで向かい普電に乗り継ぎ一駅目の伏見桃山駅で下車。
大手筋商店街がありますがここが京都一周トレイル東山コースのスタート地点。



京阪伏見桃山から数十メートル先には近鉄桃山御陵駅がありそこを越えると御香宮があり更にアスファルトの道を歩き続けJR奈良線を越えたら明治天皇や桓武天皇が眠られている桃山陵に到着。




駅前の喧騒から少し離れたらこうした鬱蒼とした雰囲気の史跡があり伏見は広く奥深い。市内だけど市内っぽくないと個人的には思うけど山科区と伏見区は京都でも特殊だと感じます。これ、京都に住んでいたらわかってもらえるかもしれん。



桃山陵の玉砂利を抜けたら再びアスファルトの市街地を進んでいきます。所々に京都トレイルの標識が立っていますが地図見ながらじゃないと住宅街で迷子になってしまいます。登山靴の試し履きという趣旨での京都トレイルでしたが延々とアスファルトの道を歩くだけでソールがどんどん減っていくだけな気が。出発前の経路をみて自分は登山靴は山区間だけにして市街地はスニーカーと思いリュックの中におニューの登山靴を入れてきましたがひでさんは家から登山靴で来られていますが果たしておニューの登山靴のソールは無事なのでしょうか。



8時40分に伏見桃山駅から行動開始し1時間20分で大岩山に到着です。山と言っても勿論、桃山陵以外の場所はアスファルト。しばし展望台から伏見桃山城、京都南部地区を眺めたら大岩山を下り稲荷山を目指しますが少しだけ山道っぽい。登山靴を履くほどの道ではなさそうですがこのままだと今回のトレイルの趣旨が失われます。めんどくさいけどここでスニーカーから履き替え。買い替えた登山靴はアルパインブーツの常識を大きく変える新カテゴリーラインというLA SPORTIVAのAEQUILIBRIUM ST GTX®。以前はTRNGO TOWER GTXでしたが更なる進化をした登山靴らしいので同じサイズを購入。レビューでは履いた直後から今までと違うというコメントがありましたが確かに違う。履いた瞬間に安心感が。プラセボ効果もあるかもしれませんが確かに違う、はず。




どう考えてもこんな靴で京都トレイルはオーバースペックですが慣らし履きと言い聞かせます。さて、大岩山を下山していきますが途中に池があったりとかとかでやぶ蚊の数が半端ないある意味そっちで危険な登山道でした。登ってきたおばちゃん連中が養蜂場の職員さんみたいに完全虫除け防備が凄かったですが納得。大量の蚊が延々と纏わりついてきました。



そんなやぶ蚊だらけの山道でしたが20分で府道35号に出てまたアスファルトの平凡な市街地が続きます。ひでさんは2L以上の水分を持ち込んでいたけどそこら中に自販機があり持ってきた意味がなかったとぼそり。炎天下の中ひいこら稲荷山に向けて移動しますが途中でローソンを発見し迷うことなくローソン休憩。かき氷やクレープを食ったりともはやトレイルからかけ離れてきています。



お稲荷さんまでも延々とアスファルトの道なのでローソンで再びスニーカーに履き替え。結局正味20分しか試し履きをしてなんだ。名神高速をアンダーパスして住宅街を抜けていくと山手に差し掛かります。スクールウォーズのモデルとなった伏見工業高校はなくなってしまいましたが工学院高校と名前が変わり存続していますがその工学院高校を過ぎたら稲荷山登山口F31です。




お稲荷さん側から途中まで登った事はありますが裏手からの登山は初めて。参道側と異なり人の気配はありません。白菊の滝を越えてひたすら急登の道を登っていきます。



登山口から登る事約30分で鳥居が見えてきました。ここを登り切ったら山頂臭い。全くもって人が居ない裏側でしたが山頂まで登る人は少ないのでしょうか。



朱色の鳥居を通過するとすぐに稲荷山山頂233mです。山頂には多くの外国人観光客が溢れており参道側から大量に登ってきているようでした。



ここは外国かというくらい外人しかいない山頂をあとにしてあとは下山するだけです。千本鳥居を通り抜け続け途中の見晴らしの良い地点に休憩出来そうなスペースがありここでおにぎりを食べてランチタイム。




当初は可能なら大文字まで登って帰りましょうとか言っていたけど非現実的。単純計算で8時間くらいかかる。目標ゴールがどんどん短縮されて三条まで行きましょうとなりましたが四条でもよくないですかとなりとうとう遂に「お稲荷さんで終わりませんか」と言ってしまった。ひでさんも暑さでくたくたになっており「こないだは3000mの山に登ってたけど200m登っただけでくたくたですわ」とお疲れモード。これにてめでたくお稲荷さんで終了決定となりました。




9割以上外人という異国情緒あふれるお稲荷さんを出て京阪伏見稲荷駅からクーラーの効いた普電に乗り込み三条京阪で途中下車。寺町商店街にあるたい焼き屋さんでたい焼きを買い冷房の効いたゼスト御池の地下街でお茶をして解散となりました。
京都市役所前でお別れして出町柳に停めた自転車をとりに神宮丸太町駅から出町柳駅に戻りましたが出町柳駅には出発を待つおぞましい塗装にされた可哀そうな8000系特急が停車していたので記念に一枚。税金の無駄遣いをしまくって一部の利権者だけが潤う構図にしか見えない大阪万博。それの開催に固執している維新の会を選び続けるなら民度を疑う自分は変か。



伏見桃山駅からの行動時間は約4時間 移動距離は約11.2kmでした。



今回もハイポな備忘録でしたがお付き合いいただきありがとうございました。東山コースも前半はアスファルトばかりですが三条以降は大文字山から比叡山にかけての山道であり時間があれば再開します。多分しないと思うけど。

そういえば新品の登山靴をずっと履き続けていたひでさんは半日歩いただけなのに靴底がかなりすり減ってましたと・・・。富士山へは新幹線で向かいますがやはり登山靴のままではなく登山口まではスニーカーで行こうと改めて思いました。


おしまい


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