2024年8月8日木曜日

【真実はいつもひとつ! 鳥取探訪備忘録】 24'8/3-4

週末の予定がイレギュラーとなる事が続いていましたが8/3-4は両日ともにフリー。
久々に乗り鉄をしたくなり仕事を終えてから列車に飛び乗り何処行こか。
智頭急行の特急スーパーはくとも車齢が30年を越えて置き換えの話が出てきているようであり久々にスーパーはくとに乗車して鳥取方面へ行ってみます。

鳥取の人に怒られるけど鳥取と言っても砂丘と因幡の白兎と二十世紀梨以外なんも思いつかん。
少し調べてみると「名探偵コナン」の作者、青山剛晶先生が鳥取県出身で故郷の北栄町にコナンの聖地があるらしい。



午前の仕事を終えて西大路駅から普電で大阪駅まで移動して14時56分発の特急スーパーはくと9号へ乗り換えます。時は移ろい国鉄型特急車両が京阪神地区から消えて久しく環状線もステンレス剥き出しの323系が主体で少し味気ない。まあこの光景も数十年したら貴重なものになるのでしょうが。



最近のトレンドで特急列車も全席指定席化され展望被りつきの1C席はなかなか取れない。京都始発のスーパーはくとも減って朝の2本だけになってしまいました。自由席があった時は並んだもの順で展望席をゲットするチャンスがありましたが今は取るのが至難の業。至難の業だけど先頭の1C席には誰もおらず1号車は殆ど貸し切り状態で鳥取へ向けて発車。山陽本線をひた走り上郡駅から智頭急行線に入り智頭駅から因美線、山陰本線へと進んで鳥取駅には定刻の17時33分に到着。真の乗り鉄にはたまらないかもしれませんがずっと轟音を上げ続けるディーゼルエンジンの音と振動を食らい続けて疲労困憊。
改めて新幹線って偉大だと再認識。
以前にひでさんと倉吉→京都でスーパーはくとに乗車した時は乗り鉄ならぬ寝る鉄で爆睡し続けていましたが今回も結局寝る鉄状態。



県庁所在地としての人口が全国最少の鳥取市、スタバが最後までなかった都道府県とかとか活気がないイメージが先行している鳥取でありホームに降り立ってもなんか物悲しい雰囲気を感じます。ホーム上には米子行のタラコ色のキハが佇んでいました。



ホーム階から降りるとしゃんしゃん祭のオブジェが鎮座していましたが人の気配もなくオブジェだけが目立ち余計に物悲しくなってしまいました。
あくまで個人的な感想ですが。



改札を出て振り返ってなんか違和感があるなーと思ったら自動改札機がない。駅と言えば当たり前のようにある自動改札機がなくいまだに人力での検札が行われていました。ある意味なんだか新鮮でしたがここでも勝手に物悲しくなりトボトボとこの日の宿に取り敢えず向かいます。



鳥取と言えば二十世紀梨。なんと駅前に植えられているではありませんか。因みに品種名は「おさゴールド」だそうな。
駅前で栽培するなんて名産品としての誇りを感じます。



そして「BE KOBE」ならぬ、そのまんま「TOTTORI」オブジェも鎮座していたけど誰も撮影しとらん。観光客自体が少ないのかもしれませんがこちらも貸し切り状態で記念撮影をする事が出来ました。人がいたらいたでうっとうしくなりますがいないといないでなんだか物悲しくなるというめんどくさい性格だと自分でも思いながらトボトボと宿に到着。
とりあえず初日はスーパーはくとの乗り鉄がメインでしたので夕食を適当に食べてこの日はホテルで早々に就寝となりました。


2日目
当初は倉吉に宿泊してコナンの聖地とかを巡りながら鳥取まで移動して乗り捨てレンタを考えていたけど乗り捨て料金で8000円以上余計に費用がかかるというのとそこまで巡る場所もないだろうという目論見で2日目の朝8時からのレンタカーに変更していました。
8時にニッポンレンタカー鳥取駅前店でフィットに乗り込み一日が始まります。



鳥取駅から車で15分くらいのコナン空港からまず巡ってみます。
関西からですとスーパーはくとと高速バスで鳥取方面は事足りており空港を利用する事は皆無ですが1日5便ANAのみで羽田便が運行されています。



外見も中見もコナンだらけでファンにとったらたまらないのかもしれません。
たまにテレビで見た事があるくらいの自分はコナン君と蘭ちゃんと小五郎くらいしか知りません。




怪盗キッドが何気に出入り口の上にいてその先にコナンホールなるものがありひたすら空港の大半がコナン関連で占められていました。





2階にある赤井君ゾーンでは毎時0分に何かが起こるそうであり9時前には多くの人が集まってきていましたが自分のように観光で空港に来ているような人が多かったかもしれん。9時になると音楽が流れて投影が始まりましたが赤井君が動くとかはなさそうであり9時開店のすなば珈琲へそそくさと移動してモーニング。



すなば珈琲は鳥取にはスタバはないけど砂場はあるという知事の発言から作られたらしい。別にここは日本なんだしスタバがあろうとなかろうとどっちでもええやんと個人的には思うけどなんであんな1杯でランチくらいする飲み物を求めて長蛇の列を作るのか不思議でなりません。
こちらに関してもあくまで個人的感想だけど。



モーニングは770円也。コーヒーとトースト、サラダ、ゆで卵がついてくるのは普通に思えたけど味噌汁までついてきました。トーストに味噌汁をあわせるのが鳥取の文化なのですかと店員さんにお聞きしましたがそんな事はないと言われて終わってしまった。
もっと観光客がモーニングしに来るかと思ったけどガラガラの店内でゆっくりと過ごさせてもらいコナンホールより奥にある喫茶ポアロとグッズ販売店のコナン探偵社にも立ち寄ってみます。




滅多にお土産とかは買いませんが探偵社に立ち寄ったのは手紙を書きたくなったから。展望台にメモリアルポストなるものがあり、コナン空港の消印を押してもらえるみたい。毎週月曜に回収されるので週1集配ですが今日は日曜であり明日には集配される訳であり探偵社でポストカードと切手を購入し喫茶ポアロで書き書きして展望台ポストへと投函しましたが無事に届いているのだろうか。



これでもかというくらいコナン関連ばかりをみたので10時25分到着予定のNH293便を撮影すべくRW10エンドにある伏野海岸に移動してみます。




天気予報は曇で内陸側は厚雲に覆われていますが海側は青空も見えます。夏っぽい雰囲気の中の着陸シーンを期待しましたが1便のNH291便はRW10運用も2便以降はランチェンとなりRW28運用となっており結局撮影出来ずに終了となってしまいました。またいつか撮影しに来ようと思ったけど多分一生ないでしょう。
空港で十二分にコナンを見たからわざわざ車で40分以上かけてコナンロードまで行かなくてもええかとなりかけたけど行かなかったら行かなかったで時間を潰す所もなさそう。今回の旅のメインの一つでもある事から空港から西へ約40km、北栄町にあるコナンロードを目指して国道9号線を進みます。



国道9号にある道の駅大栄からJR山陰線由良駅までがコナンロードになっていて色々なオブジェが点在しているみたいです。ガチなら道の駅に停めてそこから由良駅まで歩いて往復しオブジェをコンプリートかもしれませんがこのクソ暑い中を巡るだけの熱量が自分にはありませんでした。中間地点くらいにある「はじまりの瞬間」にある駐車場に停めてふらりと少しだけ散歩してみます。





じっくり巡ったらもっとたくさんのオブジェを目にしているはずですが暑さと低血糖で朦朧としながらとりあえず由良駅方面を目指していましたので割愛。
由良駅は別名コナン駅となり駅舎からコナン全開となっていました。





この地でも多くの外国人観光客が来られており名探偵コナンが世界で愛されているのだなと実感。正直コナンがなかったら自分も一生来る事はなかったと断言できる。聖地巡礼恐るべし今回の旅のメインがあっけなく終了してしまいました。時刻はまだ12時前。帰りのスーパーはくと16号まで6時間以上あります。砂丘に1時間かけて戻っても時間を持て余すので何処行こか。由良駅から駐車場に戻る途中に役場がありますが実はそこにも色々なオブジェがあったみたいですがコナン君とスイカを食べて満足してしまい散策せずに終わってしもた。



所々にスイカ絡みのオブジェがあったけど北栄町はスイカの名産地らしい。なんでも元々は大栄町であり、鳥取で初めてスイカを生産した名産地で全国に名を轟かせているみたい。現地で名産物を食べたかったけど立ち寄ったカフェは売り切れで叶わず鳥取砂丘に向けて移動します。



そういえば鳥取と言えば日本のハワイこと、はわい温泉も関西では有名。「はわいに行ってきたよ」「え、ハワイ。すげーな」「あ、鳥取の羽合町ね」みたいなやり取りを高校時代にした記憶がある。温泉にまでは流石に暑い夏という事もあり行きませんでしたが途中の道の駅はわいに立ち寄ります。湯梨浜町にちなんでゆりりんがお出迎え。
特にこれといった特徴もないので再び鳥取砂丘を目指して移動しますが泊-青谷の有名撮影地傍を通過します。かの地には2017年3月20日にサロンカー出雲が運行されるので夜中に京都を出撃して夜な夜な走り続けてやってきた思い出の地でもあります。あれから7年ぶりの訪問ですがどうなっているのやら。ちょうどスーパーまつかぜ8号が通過する時間帯でしたので急ぎ向かってみます。
9076レ サロンカー出雲 JR山陰本線 泊-青谷 2017年3月20日08時10分




直前のタラコ色のキハ5連等が懐かしい。この時は撮り鉄が殺到して何十人もが構えていましたが訪れてみて時の流れを感じます。撮影対象が少なくなれば訪れる人も少なくなり草木は伸び放題で数人がやっとというお立ち台がわずかに残っていただけでした。
2008D 特急スーパーまつかぜ8号


ここでも物悲しくなりましたが再び国道9号に戻りますが途中で魚見台という展望所があり立ち寄りましたが日本海ブルーが美しかった。



更に鳥取方面に戻ると因幡の白兎で有名な白兎神社なる神社が道の駅と共にあるじゃありませんか。
なんでもかんでも田舎は神話にしちゃうけど立ち寄ってみましょう。



なんでもかんでも神話にするだけでなくなんでもかんでも恋人の聖地にするのはあるある話ですがこちらは神話だけでなく恋人の聖地にもなっていました。
一体全体誰がどのような定義で聖地化したのかわからんが言ったもん勝ちに近い。



階段を登って振り返ると神話の舞台となった白兎海岸が見えます。鳥取市公式ウェブサイトによると恋人が集うから認定されたらしいがだれがどうやって認定しているんだろうと斜めな見方をしながら神社にお参り。
あとは鳥取砂丘に行ったらおしまいです。人生2回目の訪問ですが取りあえず再訪。




馬の背まで行ってみましたがパラグライダーをしている人がおった。職場同僚も鳥取までパラグライダーをしに行くと言っていたけど気持ちよさそう。
どうですかと言われた時には一瞬行きかけたけどこれ以上遊んでいたら時間が持たん。
砂丘を15時くらいにあとにしますがそれでもまだ列車まで4時間弱もあります。そういや昼食をまだ摂っていない。ご当地グルメをしていないけど鳥取ってカニとかのイメージしかなく夏に何かご当地グルメはないもんか。岩ガキも有名みたいですが牡蠣はあまり好きではない。と、何故か牛骨ラーメンが鳥取のソウルフードのようであり鳥取大学前にある札幌亭本部さんへ。北海道のお店かと思いきや鳥取のお店のようで。味噌ラーメンとかいろいろあるけどここで味噌とか食ったら何しに来たのかわからんので牛骨ラーメンの塩を注文。



うん、まさに牛骨スープ。30年以上前に家族と「焼肉の天壇」とかで食べたテールスープにラーメンが入っている感じ。そんな懐かしい天壇のテールスープを思い出しながらご馳走様でした。遅い昼食を摂っても列車までまだまだ時間がある。鳥取駅前はほんま何もないので日本海沿岸までドライブ。
海辺に降りれる所もあったので軽くお散歩をして時間を潰します。



上り下りが激しく一帯を巡っていたら今度は時間が足りないので適当に切り上げ鳥取駅前でレンタを返却して少し早めにホームへと入場します。
ホーム上には夕陽を浴びたタラコ色のキハとスーパーまつかぜが停車しています。スーパーはくととの3並びもいつか懐かしの光景となる事でしょう。





帰りのスーパーはくと16号も空き空き貸し切り状態で鳥取駅を定刻の18時40分に出発。今回も展望被りつきの1C席は誰もおらんかったけど途中の姫路から大阪までの間で少年が乗っていた。往路と異なり復路は京都まで乗り入れてくれるスーパーはくとであり最後まで乗り鉄を楽しめるはずでしたが案の定帰りも寝る鉄で終わってしまいました。



京都駅から職場最寄りの西大路駅まで普電で戻りましたがなんと上郡行。米原駅を20時33分に出発して終着の上郡駅には00時40分到着というロングラン列車でありました。これに乗って寝過ごしたら再び智頭急行の上郡まで行ってしまいます。

結局鳥取まで何しに行ったんだろうと思いながら現実の世界へと戻りました。
コナンに興味ないと言いながらなんやかんやずっとコナンのメインテーマ曲を口ずさみながら過ごしていましたがふと最後にコナンの決め台詞で思った事。
「真実はいつもひとつ!」・・・
やっぱ独りが気楽で楽・・・。
人が多かったら鬱陶しいけどいなかったらいなかったで寂しいと思う面倒くさい性格ですがやっぱり独りはマイペースに生きる事が出来て良いと改めて思った鳥取探訪でした。


おしまい




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