2024年1月29日月曜日

【惜別 根室本線探訪備忘録再び その3最終回】 24'1/25-27

その2からのつづき

昼食を摂った後は宗谷南線のラッセル撮影タイム。蘭留は何度か行った事があるので今回は初の北永山-比布間のS字カーブからスタートですが天気は悪いけど雪は少ないという雪掻きは期待出来ない悲しい状況。
雪351レ 宗谷本線 北永山-比布



案の定ザリガニ君は回雪状態で静かに通過していきましたが気を取り直して塩狩駅の停車を追い越して和寒手前のストレートに向かいます。ちょうど蘭留のオーバークロスの所を通ったら雪351レが通過する所で撮影者は10人以上いたけどこの地も回雪状態で通過。2発目の和寒手前のストレートも多くの撮影者が来ていたけどこちらでも回雪状態で追いかけるテンションも上がらん。これ以上北上したらしんどいので最後の3発目は和寒駅先のオーバークロスから流し撮り。ここで少し雪を撥ねてくれたけど今回のウテシは鉄ちゃんを快く思っていなさそうだと邪推してしまった。人が居ない所では雪掻きをして補助灯もつけて4灯にするけど撮影ポイントに近付くと雪掻きを早々に止めたり補助灯は消灯して2灯にしたりとなんか露骨にみえる。まあこっちの勝手な言い分ですすいません。
雪351レ 宗谷本線 和寒-剣淵



気持ち程度の雪掻きをして走り去って行き今回の宗谷本線もこれで終了です。当初は名寄より北まで追いかけようとも思っていましたが北上しすぎると今晩の宿に戻るのが大変であり石北本線の上川駅前の宿に移動します。石北本線ラッセルの雪551Dが上川駅に17時10分まで停車しているようであり旭川紋別自動車道に飛び乗り急行します。が、列車の姿は見えずいつまで経っても現れません。雪の影響で時変があったのかもしれませんが諦めて暖をとるのも兼ねてこの日の宿HOTEL KAMIKAWAにチェックイン。



ありがたい事に宿の横には心強い明かりが灯って我らがセコマがありました。でも、正直毎回HOT CHEFのご飯だと飽きが来ているのも事実でこの日は駅前のご飯やさんを探してみる事にします。



なんだか取り調べを受ける部屋みたいだと思ったけど昨日のお宿の半額ですからこれはこれで良い。個人的には狭い方がなんとなく落ち着くタイプです。荷物を置いて晩御飯を摂る為に駅前の通りを歩いてみます。




特急停車駅でもある上川駅前であり開いているお店もちらほらありました。凍てつく寒さですがオレンジ色のネオンで少し心も温まり開いているお店の灯りがまた人を引き寄せます。普段なら北海道に来てなんでCAFEやねんって思うけど中で人が食べている姿が見えると無性に人恋しくなりお店に吸い込まれてしまいました。北海道に来たけど郷土料理とはいつも程遠くエビクリームパスタとベーグルを注文。でも飲み物は上川産の松を使用したジンのソーダ割でtotal 2750円也と内心かなりええ値するなと酔えんかった。食べ終えても時刻はまだ18時台。早寝するとまた中途覚醒でリズムが崩れるので駅を散策してみます。





駅舎は新しくされているみたいですが跨線橋は木造造りのままで風情を感じさせます。なんでも2023年11月で上川駅は100周年だそうで歴史ある駅でした。たまたま宿直の駅員さんと話していたら石北貨物の運休とかの通達は来ていないから普通に走ると思いますよと教えていただきました。特急は27日も全休ですが貨物は走るなら常紋峠146kpまで行ってみようと思い明日に備えて宿に戻っておやすみなさい。

E:深山峠 F:クリスマスツリーの木
G:美珍楼 H:北永山-比布 I:和寒 J:お宿


day3
だんだんと消化試合のような記事になってきました。ハイポな内容が続きますが最終3日目の備忘録です。
玉ねぎ輸送の8071レは生田原を8時過ぎに通過するので行けるところまで行ってみようと6時に宿を出て無料である紋別自動車道に乗って1時間30分程度走ると生田原に入り林道手前までは除雪されておりすんなり到着。



しかしながら常紋峠146kpを甘くみていました。やはり冬季は林道の踏切は閉鎖されておりそこから4kmを雪の中徒歩で2時間くらいかけて行かないといけないのは事実でした。林道に到着したのが07時30分でありどう考えても間に合いません。少なくとも5時過ぎにはここに到着して歩き始めないといけませんでした。結局生田原まで1.5時間かけてやってきましたが取り敢えず撮ったで的な8071レで今回の探訪は幕を閉じました。
8071レ 石北本線 安国-生田原



京都のスーパーでおなじみの北海道産のたまねぎ。こうして凍てつく大地から輸送されている訳であり感謝して食べます。そう思いながら旭川空港に戻りJALの卓上カレンダー1月を飾っているRW34エンドの撮影地を訪ねようと思ったけど冬季は雪深くて全面通行止めになっており入れず。スノーシューを持参して徒歩で行かないと無理でした。




北海道もアジア人に人気なのでしょうか。旭川空港も中国人だらけでしたが帰りはJL554便で羽田に向かいます。いつものパターンで帰りは晴れてきているという感じで帰りは津軽海峡もはっきりと見る事が出来ました。



羽田からはJL127便で伊丹に向かいますが帰りも富士山と南アルプスの山々は美しかったです。



そう。今回の旅は富士山を見る為の旅だったんだと言い聞かせながら伊丹には定刻の17時30分に到着し旅は終了です。消化試合的な記事になってしまいましたが最後までお付き合いくださりありがとうございました。

A:お宿 B:生田原 C:旭川空港


今回の走行距離は580kmでした。

追記
18年2月に宗谷北線まで追いかけていましたがこの時のような好天に巡り会えるのは運次第。またいつか利尻富士と共に会いに行きたいものですね。
雪372レ 宗谷本線 下沼-幌延



おしまい



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