2023年8月21日月曜日

【金沢工臨 工9589レ撮影記+α】 23’8/20

8/20は日曜日ですが金沢工臨があったので撮影に行ってきました。
非鉄が続いていましたが久々の撮影であり何処で撮影するか。手っ取り早く湖西線で駅撮りをするのが一番楽だけどせっかくのロンチキなので載せられたレールがカーブで曲がっている姿を収めたいところ。普段ノーマークの湖西線、北陸本線なので何処が撮影スポットかもわからないので取り急ぎ検索してみると数か所ほどあるみたい。個人的には新疋田近くのウナギカーブよりももう一つのほうが好みでありまずは撮影地から探し出してみます。
NH1662/KIJ→ITM



ネットで作例は上がっていますが最近は人が寄り付かないように撮影地を非公開としている記事が多くコメントで訊ねても教えてもらえないというやり取りを散見します。昔は「お立ち台通信」とかの案内本で撮影地を知って訊ねてみるというパターンが多かったと思いますが情報があふれ続けている現代では様変わりしている感。撮影地にしても記事の時点から数十年経ち草木が生い茂ったり建物が出来たりと撮影環境が変わって撮影不可となっている地点も多い。そんな中で訪ねた事のない撮影地を探して訪れるというのも自分の中での楽しみの一つ。
先週の12日土曜日に千里川に行きましたがお盆の時期の土曜日という事もあってか物凄い人でした。こちらに関してもインスタとかとかで容易に情報が得られ多くの人が集まってきていたのでしょう多分。
NH787/ITM→HGS



NH1156/KMI→ITM



羽田からの777は鬼滅のじぇっと参でしたがトワイライトタイムに降り立つ姿は美しいものです。
NH37/HND→ITM




話がかなり脱線しましたが撮影地を探し出すという所からスタートですが背景に多くの線路が見える。湖西線は単純に複線で線路は2本ですが倍の4本もあるという事は湖西線と北陸本線が合流する近江今津くらいしかあり得ん。という事で1か所目は近江今津近くの俯瞰ポイント、元気があったら追いかけて九頭竜川でもう一発とざっくりと決まります。
おごと温泉駅でのバカ停があり大津京で一発やってから近江今津という事も考えましたが初の訪問地で勝手もわからないので中途半端にコマ数を稼ぐような事はやめ。天気も良く最近単車に乗っていなかったのでプチtouringも兼ねて今回は単車でgo。ハスキー三脚を括り付けて自宅を9時半に出発。近江今津まで鯖街道の国道367号からマキノを越えて向かいます。マキノ、高島付近はすでに黄金色の稲穂が一面に広がっていて稲穂と絡めて撮るのもありかと思いましたがレールが載せられているのを撮るのが今回のメインであり浮気をせずに近江今津。



目星はついていたけど初めての地。この道を進んだら撮影地付近とまではわかっているけど実際はどうなのか。



行き止まりになってここからどうやったらトンネルの上に行けるのか。雑木林に鉄路らしく足跡があるから入ってみたけど急斜面でとてもじゃないけど登るのが困難であり周りをぐるりと歩いてみるけどアクセス出来そうな道はない。でもどう考えても撮影地はここであり何処かから入れるはずでありもう一度線路際に戻ってよく見てみましょう。



灯台下暗し。冷静に線路際を見たらちゃんと鉄路が残されていました。こちらもかなりの急登でしたが足場がある程度整えられており三脚を杖代わりに登り切ったらセッティングを開始。200㎜で足りるかと思い200-500㎜のレンズを置いてきてしまいましたが400㎜以上のレンズが必要でレンズの選択からすでにミスった。DXモードの300㎜でもトリミングをしています。列車が近付くと接近警報が鳴り響くので撮り逃す心配はありません。11時50分過ぎに12両のサンダーがうねらせながら通過していきます。
4017M サンダーバード17号 北陸本線 近江今津-新疋田



そして12時40分頃に接近警報の鳴る中でディーゼルエンジンをうならせながら工9589レがやってきました。
工9589レ DD51-1191号機+チキ10B



積み荷の鉄のレールがカーブでどうしてこうも綺麗に曲がるのか。
カンカンに晴れてしまったので半逆光となってしまいましたが積み荷のレールと共に撮影は出来ました。この日もカンカンで単車で来た事も相まって疲労困憊。ここから九頭竜川まで追いかけたらプラス1時間30分。青空と列車と九頭竜川を撮る為だけに炎天下を1時間30分運転するのはこりごりだ。そう思うと帰宅して家でゆっくりしようと決めます。
心の中は帰宅と決めていたのに青空を見ると何故かナビの行き先を九頭竜川にしていた。そして単車に乗り込むと何故か京都方面の南ではなく福井方面の北に走らせていた。
ほんの90分走らせたら済むだけと言い聞かせながら九頭竜川を目指しますが撮影地を14時30分頃に列車は通過します。近江今津を出たので13時前でここから1時間30分かかると考えるとタイムスケジュール的にはかなりカツカツ。まあ単車なのでなんとかなるだろうと思っていたけど北陸道がまさかの工事渋滞6kmでプラス20分と絶望的な状況になっていた。単車なので路肩を爆走してやろうかとも一瞬思ったけど違反は違反であり車列に挟まれた状態で20分間半クラ操作を繰り返して左指が吊りそうになっていた。到着予想時刻が14時29分となった時は絶望的だったけど渋滞を抜けてかっ飛ばしたら通過15分前には撮影地付近に到着。こちらも初の訪問地でしたが河川敷そばの駐車スペースには鉄の車が殺到していて奥の車は出られない状態でしたが隙間に停車して河川敷へ向かいます。
撮影地は河川敷なので通過10分前でもなんとかなりますが堤防の上、堤防の中程、川面と3か所に鉄ちゃんは分散しています。堤防上の人たちは列車ドカンという構図ですが良い天気でしたので青空と福井を流れる九頭竜川と撮りたくて選んだ場所なので迷わず川面まで降りましたが撮影者は日曜日という事もあってかtota 50人くらいおって引いた。川面に三脚を立てて待つ事数分でこの地も颯爽と通過していきました。
工9589レ 北陸本線 福井-森田



青い空と白い雲と夏を感じさせてくれましたが単車という事もあり朝からずっと炎天下にいるような状態で熱中症寸前。どこかでとにかく涼んで糖分も摂らないと事故る。という訳で近所のマクドナルドを探し出しマクドナルド福井8号線福井店でマックフロートトロピカルブルーハワイを注文しHPを回復。



今年一番の幸せ時間だったかもしれん。朝から飲まず食わずでしたので水分がこんなにも有難いものなのかと改めて思いながら水分と糖分補給をして帰りは北陸道敦賀ICから新疋田経由で鯖街道に入り帰宅となりました。



90分走るだけで済むと思い九頭竜川まで走りましたが帰りの事を考えるとプラス180分の3時間増しとなりこの日の走行距離は310kmでした。最近は車や電車での旅が快適で楽だと思うようになり1200ccの巨大バイクで汗だくクサクサマンになりながら炎天下を走ったり立ちごけに怯えながら取り廻したりするのが苦痛に思える日々で単車を処分してしまおうかとも思ってしまう。



帰宅して比叡山との一コマでしたが先日の五山送り火はいい天気という事もあり多くの人が来られていました。この付近の生協前からの左大文字が何気に好きでしたが今年は生協前でも多くの人が溢れていました。自分も含めて情報に容易に接するようになると穴場的な場所はどんどんなくなっていくものですね。今年は家の近所から妙と左大文字だけを眺めましたが皆さんはどんな想いで御先祖様をお送りされたのでしょうか。





運転中に徳永英明の「壊れかけのRadio」が流れてきたけど
’’思春期に少年から大人に変わる 道を探していた 汚れもないままに 押し寄せる人波に 本当の幸せ教えてよ 壊れかけのRadio‘‘
と口ずさんでいたら自然と泣いていた。消えていった少年少女は元気にしているのだろうか。色々な思い出を思い返しながらのお盆期間でしたがこれからも精一杯生きましょう。

追記
北陸新幹線がいよいよ敦賀まで延伸開業となり久しぶりに来た敦賀界隈の景色も大きく変わっていました。新幹線は立派なピカピカの高架路線が田んぼの中を貫き田んぼの中の駅舎も巨大なビルのよう。が、湖西線は高規格路線で踏切もなく大阪から金沢までサンダーバード、米原から金沢までもしらさぎがビュンビュン高速で運行されています。
こんな高規格路線があって正直また敦賀から大阪まで何千億とつぎ込んで新幹線を通すメリットがあるのでしょうか。地元のエゴと土建屋とその取り巻きが甘い汁を吸って終わりではないのだろうかと訝しがってしまいますが果たして。




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