2023年8月29日火曜日

【リベンジ4093レ撮影+韓国岳登頂備忘録 その2】 23’8/26-28

2日目

その1からのつづき
鹿児島一の繁華街、天文館に宿はとったものの夜は寝るのが一番というタイプであり夜の街に繰り出す事もなく爆睡。2日目の予定は韓国岳をじっくり廻ろうというプラン以外は未定。ガイド本とかを見ると登山口はいろいろあるけど硫黄山の噴火レベルの影響でえびの高原からのメジャールートは通行止めでえびの高原からだとつつじが丘登山口経由で大浪池迂回ルートを通らないと駄目のようです。とは言っても所要時間は往復で5時間程度との事でありのんびり登って周囲を散策しても6時間程度と考えたら午前中に登り始めたら余裕っぽい。



カーテンを開けたら鹿児島市内の上空は青空。今回も8時までなら300円というコインパーキングに停めていたのでそれに間に合うように朝はスタート。7時45分にチェックアウトし8時までに出庫させたけど携帯をホテルの洗面所に忘れていた。急ぎ再びホテルに戻りますが2日目もなんか幸先が悪そうな予感。えびの高原まで1時間30分かかりますので10時から登山開始を目標に向かいますがホテルの冷蔵庫に登山用の飲料を忘れた事も思い出す。どうも最近抜けが多くなっている。前夜に鹿児島駅前のイオンに立ち寄りポカリが98円だから自販機とかコンビニで買うより安いと数本買ったけど全て忘れてしまい結局高くついてしまった。鹿児島市内から霧島に向けて北上していくけど霧島連峰には大量の雲がかかっていてますます先行きが怪しい。



国道223号から県道1号へと走ると至る所で噴気が上がり硫黄のにおいが立ち込めておりまた霧島に来たんだなと実感させられます。窓を開けて霧島の空気を感じながら走るけど硫黄臭で屁をずっとこいでいるような感覚に陥ってひんやりとした空気も相まって朝に用をたしたはずなのにまた便意をもよおしてきた。
大浪池登山口付近には多くの車が停められており日曜日だけあって登山者も多そう、が、山は灰色の雲の中であり景色どころではなさそう。大浪池登山口を越えたら数分でえびの高原駐車場に到着。



車でかなり登ってきたのでこの地で既に標高1200m。韓国岳は1700mだからちょちょいのちょいで終わりそう。宮崎出身の子からは「中学の遠足でペラペラの学校の靴とジャージで登らされたから余裕やで」と言われていたけど何が起こるかわからないのが登山であり今回もフル装備で臨もうと思っていたけど厚雲に覆われており進むかどうか迷います。駐車場受付のおっちゃんに聞いたら天気予報は曇り後晴だから大丈夫じゃないかなーとなんとも頼りない感じ。その前に冷気でいよいよ下腹が危険になってきたけど山で一番嫌な事はトイレ事情。以前の大山登山で糞尿まみれの便座を見たときは卒倒しそうになったけど「山のトイレ=超汚い」というイメージは拭えん。それだけ民度の低い人達が多いという事かといつも思わされるけどなんで後から使う人の事を考えて使用出来ないのかと理解に苦しむ。



でも、えびの高原は観光地でもあり綺麗な売店とかとかが整備されているのでトイレは期待出来そう。駐車代500円を支払い駐車して一目散に足湯の駅えびの内のトイレに駆け込んだけどとっても綺麗なトイレでウォシュレット付きで感動。腹がすっきりして登山中の排便の心配がなくなったからとりあえず天気が回復する事に期待して登ってみます。




えびの高原経由での小林市への道も硫黄山噴火警戒レベルupの影響で登山道だけでなく一般道も全面通行止めになっています。駐車場から300mくらいの所にある登山道から進入しますが途中からシトシトと雨が降ってきます。木の葉の下で雨宿りをしますが雨脚はどんどん強くなる一方であり走って東屋まで戻り雨雲の動きを見てみると延々と雨雲が続いています。




案内板を見ると現実の景色とのギャップに余計に切なくなります。ここでも「まぢ引く」を連呼して茫然自失となってしまいましたがもう一つのメイン、韓国岳登頂も悲惨なオチとなってしまいました。晴の鹿児島市から1時間半かけてえびの高原まで来たけど駐車料金500円を払ってうんこして終わりというオチはひどすぎると思う。なんか悪い事したのか自分?と自問自答していたけどこのままで埒があきません。とりあえずえびの高原まで来たからには何かをしないと勿体ない。宮崎出身の子にえびの高原でなんかおすすめないかと聞いたら「自然しかないから自然を満喫して」と・・・。聞くだけ無駄だった。

山頂でお昼ご飯と思っていたけど雨の中車内で食べるのも切ない。とりあえず霧島市街に降りてなんか食べようと思い再び県道1号を逆走して霧島市街へ移動します。霧島と言えば霧島神宮ですが神社周辺は観光客向けの店ばかりだと思うので敢えてそこ以外を目指しますが県道沿いにまめ千という中華料理屋と一本鎗というラーメン屋がある。昨日があじ飯と寿司で魚続きでしたので中華が恋しくなり「まめ千」に来たけど駐車場が満車であり隣の「一本鎗」でラーメンを食べる事に。言葉は悪いけど田舎でも土日はこうやって混むものなのですね。




白ネギラーメンとライス小、合計990円也を注文。地元の人たちが出入りしているようでどちらのお店も繁盛されていました。霧島市街は青空が広がっていますが霧島連峰を見上げたら厚雲に覆われており晴れる気配は皆無であり登山は完全に諦めます。午後の時間がまるまる空いてしまいましたが明日の帰る前に寄ろうと思っていた霧島神宮に代わりに行ってみる事にしますがそれでも時間を持て余しそう。最寄りの霧島神宮駅に13時42分に特急きりしま9号がやってくるみたいなので駅に立ち寄ってみます。



さすがパワースポット霧島神宮の門前駅だけあって入口には鳥居と駅舎も朱塗り。京都の伏見稲荷駅を彷彿とさせられます。が、訊ねた時間帯は無人駅であり観光地の特急停車駅なのになんだか寂しい。せっかくだから駅と787系を絡めて撮影しようと思ったけど宮崎県内大雨の影響で40分の遅延が判明。今回の旅は待ちが多い。待つ事を目的にしたような無駄な時間が多い旅だと思いながらもホームで時間を潰します。他にやる事ないから・・・。



そして待つ事1時間で特急きりしま9号が6両で40分遅れで入線してきたけど特急列車なのにワンマン運行になっていた。これ、車内で特急券の検札とかどうしているんでしょうかね。乗車券だけで自由席に座られてもわからんと思いますが。
6009M 特急きりしま9号 JR九州 日豊本線 霧島神宮駅




無人駅、ワンマン運転。不正乗車とかが当たり前にまかり通っていない事を祈ります。
入場するときは無人駅だったけど撮影して改札を出ようとしたら有人になっていた。内心ちゃんと入場券を買って入っておいて良かったと少し焦りながら霧島神宮へ車を数分走らせて移動します。



背景にそびえる高千穂峰は見事に雲に覆われていますが霧島神宮には青空が広がっています。以前は境内横の駐車場からすぐ本殿へ向かいましたが今回は参道からとぼとぼと歩いて正面から進んでいきます。








緑に囲まれ神々しい。昨日今日とうまくいかず心は荒んでいたけど少し穏やかになれたかも。御神木の一本杉と本殿に行きつきましたが本殿前は参拝の人が列をなしているので横から手を合わせて御挨拶してきました。「6列に並んでお参りください」と立て看板があるのになんで2列でちんたら並び続けるのかよくわからん。正月の初売りしかりインスタ映えスポットの行列しかり並ぶのが好きなのが国民性なのか自分が短気なだけなのか。
時刻は15時を回てっていますので宿へのチェックインも可能になりました。この日のお宿は霧島温泉でも少し穴場っぽい霧島湯之谷山荘。1泊朝食付で6800円也。霧島神宮を出て国道223号で霧島温泉郷に向かいますが途中の道の駅霧島付近からは桜島、霧島市街を一望できます。




阿蘇も雄大だけど霧島も雄大。道の駅の背後にそびえる霧島連峰は相変わらず雲の中ですが南の桜島方面は晴れ渡り遠くは薩摩富士の開聞岳も並んで見えるのがわかりますか。小さいですが桜島の左側に並んで見えています。ひでさんに今日の経過を話して明日は12時30分の飛行機で帰りますと伝えたら明日の朝登ってから帰ったらええですやんと返ってきた。敗戦モードで霧島神宮にも今日行ったことだし明日はチェックアウトの10時まで温泉でグダグダしてそのまま空港と思っていたがそうきたか!と脳味噌に電気が走った。12時30分の便の1時間前の11時30分には空港に着いておきたい。空港まで登山口から50分であり10時40分には登山口を出たい。登山は往復5時間と考えて5時40分には登山口を出発したい。登山口まで旅館からは20分だから5時20分にチェックアウトする。スーパーコンピューターで逆算していくとこうなる。いやー飛行機の事もあるので無理ですわとひでさんにはお返事したけど宿に着いたら明日は5時にチェックアウトしたいので朝食をキャンセルしている自分がおった。





今回のプランは共同便所の共同洗面所で寝るスペースのみですが服を乾かすスペースも十二分にあり申し分ありません。古いけど清潔感は保たれており朝食をおにぎりにして欲しいと言ったら無理だけどその分1100円返金もしてくれました。日曜の宿泊もあってか3組くらいの年配の夫婦連れだけで温泉も貸し切り状態で誰とも被らずじっくり観察する事が出来ました。









トイレを越えたら男湯、女湯、露天風呂の順で並んでいますが外からも浴槽が見えますが檜造りで趣があります。ボディソープやシャンプーリンス等のアメニティ類も一切なく湯治場という雰囲気が漂っています。奥の硫黄泉は激熱でとてもじゃなくては入れず冷たいラムネ泉と混ざった適温の真ん中の混合泉にずっと入っていた。チェックインして風呂して車で近所に夕食を食べに行き帰ったらまた風呂。風呂に入る以外する事もなく21時過ぎには寝落ちしていた。クーラーなしで寝ていたけど寒さで0時に目覚めたけど次に目覚めたのは4時のアラーム音。さて、今日は京都に戻る最終日ですがどんな一日になるのでしょうか。


2日目



その3につづく



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