2019年11月13日水曜日

【長崎・雲仙・天草touring備忘録 その3最終回】 19'11/6‐10

九州3日目最終日。

3日目の朝も良い天気です。
雲仙と言っても宿は雲仙温泉ではなく小地獄温泉の国民宿舎青雲荘でしたが露天風呂は新設されていて快適です。
内湯は昔からのようで変色しまくったタイルや床が古き温泉宿を思わせある意味、味があります。
建物自体も年季が入っているようですが中身はリフォームされバリアフリー化もされており清潔感もあります。
因みにお値段は1泊2食、ナマ中1杯付きでお一人様11850円也。

ど平日って事もあり我々以外はelderな方々が9割9分占めております。

夫婦で来られていたりグループで来られていたり。
晩御飯の時にover80と思える方々がナマ中を片手に皆で乾杯している姿を見ると微笑ましい。
自分も歳をとってもこうして旅行に来る事は出来るのだろうかと考えてしまいます。


前置きが少し長くなりましたが3日目は関西に戻る日なので19時には新門司港に着かねばなりません。
この日は島原半島を下り島鉄フェリーで天草に渡り世界遺産となった天草教会群を巡る予定で出発。

ひでさんがS水大先輩に九州に行くなら仁田峠には行くべきだよと教示されていたようです。
ちょうど雲仙温泉からすぐの所にその仁田峠がありましたので立ち寄ります。

反時計回りの一通でゲートに環境保全協力金100円を入れて進んでいきます。
A:青雲荘 から B:仁田峠まで移動



頑張ってこの日は宿を8時に出発しましたが途中の展望台では既に多くの車が停まっています。
平成新山が目の前にそびえたっているのが見えたので少し立ち寄ります。



途中の展望台から更に登る事数分で仁田峠展望台に到着。
こちらも8時台に関わらずかなりの台数の車が停まっており続々とやってきますが皆さんこちらに車を置いて登山されるようです。

ロープウェイ乗り場の近くには平成新山の石碑もあったので何故か持ち上げ風に記念撮影。
周りのおばちゃんには「あんた達それ持ち上げてどうしよって言うの。ネットに上げなさいよ。」とあおられましたが寒さと眠気もありうまく返せず。
関西人失格やなーと少し凹みます。



仁田峠展望台からはロープウェイが出ており登ったところが妙見岳。

いつものノリなら乗っていきましょうとなりますがこれからの時間を考えてここはセーブします。



と、乗り場にロープウェイがあったのでこれで乗った気分を満喫。
ひでさんと「うん。乗った乗った。」と言いながら後にして駐車場に戻ります。



仁田峠に来た以上は仁田峠の看板と撮ろうって事になり駐車場の警備員さんにお願いして単車を移動させてこちらでも記念撮影。
そういえばロードバイクでここまで登ってきていた強者がおられましたが大したものです。
その方ももちろん自転車と共に看板と撮られていました。




仁田峠を後にしたらサクッとフェリー乗り場まで南下しても良いのですがせっかくの島原半島って事で北上してまゆやまロードなる道も走りましょう。

雄大な景色と気持ちの良いワインディンが続きます。
ここでもせっかくなので平成新山と記念撮影。
雲仙といっても様々な山が連なっており今回は普賢岳には行く時間がありません。



まゆやまロードを駆け抜けたらあとは島鉄フェリー乗り場まで行くだけですが海沿いを走ろうとなり国道251号まで一旦出ますが交通量の多い片側1車線。
さすがにこれが延々と続くのは厳しいとなり再び山側に転進し

C:やままゆロード→国道251号→県道47号から山側→D:国道389号→E:フェリー乗り場というルートに変更です。



県道47号と国道389号は快走で11時前に島鉄フェリー口之津港フェリーターミナルに到着。
なんやかんやでもうじきお昼なので時間はやはり押してきていますが11時15分発のフェリーに乗船。

数台レンタカーがいましたがほとんどは長崎ナンバーのジモティーの方々ばかりで地域の人の重要な足なのでしょう。




さらば長崎。

島原半島を眺めながら長崎をあとにして熊本県は天草地方に渡ります。



F:おっぱい岩 なるものがあるようで干潮の時にしか拝めないらしい。
と、ちょうど我らが通過している時間帯は干潮のようで遠浅になっていて岩場が広がっているのが見えるではありませんか。

岩場の中になぜか鳥居がありその前に大きな岩の塊が・・・。
どうやらこれがおっぱい岩のようですが巨大なヤドカリにしか見えません。

迷う事なく「通過で。」となり天草上陸後の第一目標はG:世界遺産の大江教会です。

もう海は見飽きたねと言いながら国道389号を南下し続けたら大江教会に到着。
小高い丘の上にひっそりとあります。
我々が着いた時はたまたまガラガラだったようですが直前まで多くの観光客がいたよと露天で土産を売っているおばちゃんが教えてくれました。

誰もいなかったので少しばかし教会前に停めさせていただき教会と愛車と記念撮影。



教会=祈りのポーズをと思って撮影しましたが神様は茶化すなとお怒りになられたのでしょうか。
この直後のお片付け中に風でパニアケースの上蓋が落ちてきて左手背を挟まれ軽傷を負ってしまいました。
絶妙のタイミングでの怪我でしたのでこの後は神妙に教会を巡ります。
御献金も気持ちばかりして教会の中にも入らさせていただき当時を偲びます。

和洋折衷なお墓もまた独特です。
露天のおばちゃん曰く墓石に十字架がのっているのはキリスト教のお墓だよと教えてくれましたが確かにクリスチャンでなければこのような墓石にはしません。
おばちゃんもクリスチャンでこの地区は今でもクリスチャンが多いそう。



お墓にはメッセージが金色の文字で彫られていますが
「母の教えをおろそかにするな」という文言も・・・。
母とはマリア様の事なのかその家の母ちゃんの事なのか。
無学な小生はわかりませんでした。ただ言える事はぐさりと自分の胸に突き刺さったという事です。

おばちゃんに手を振ってお別れをして先に進み次は集落全体が世界遺産になっているH:
﨑津教会へ向かいます。

﨑津教会付近へは自動車乗り入れ不可なので近くに整備されている観光駐車場に停めて徒歩で向かいます。

こちらの教会でも御献金を気持ちばかりして中に入りますが中は畳が敷かれております。
独特な世界観に浸りながらしばし思いを馳せますが13時を回っておりあまり浸り過ぎていたらタイムアップとなってしまうので出発。



教会と集落群を背景に記念撮影をしたら国道266号を北上し国道324号へ入り道の駅有明リップルランドで遅い昼飯を摂ります。

地だこを食べる事が出来るそうですが蛸は蛸。
正直、何処産の蛸かわかりませんでしたがお腹を満たせば時刻は15時でかつかつ。

ここから宇土半島を横断してI:城南スマートICから九州道に乗りますがやはり遠い。
更に九州道に乗ってから新門司ICまでの地図を見ると心が折れそうになりますがフェリーに間に合わず下道で帰る方がもっと辛い。
10日は当直が当たっているので九州延長戦という訳にはいきません。
ファイト一発安全運転でJ:新門司港には19時過ぎに無事到着。



往路は大阪南港→別府のさんふらわあでしたが復路は新門司→神戸六甲アイランドの阪九フェリー。
理由は九州20時発でありギリギリまで九州を楽しめそうだったから。
無事に乗船できたらお決まりの船内レストラン夕食とお風呂を済ませたら就寝です。
翌日の日の出が6時39分でしたので拝んでみるかと早起きして甲板に出てみますが今の時期の日の出は淡路島と被っておりました。
しかし関西に戻ってきた11月10日の天気も晴れで気持ちの良い朝でありました。



明石海峡大橋下を通過する頃には多くの人がぞろぞろとやってきます。


さんふらわあのオレンジ色のファンネルも素敵ですが阪九フェリーのファンネルも素敵なデザインです。

こうして無事に大きな問題もなく六甲アイランドに着岸しましたがひでさんの枕元には耳栓が・・・。



「有事に備えて準備していたけど今晩は使わずに済みました。」と・・・。
どうやら毎回小生との旅ではイビキで苦しまれているようで耳栓をしているという事実を知ってショック。
旅の終わりになんとも言えない気持ちになってしまいましたがこれに懲りずにこれからも旅を続けましょう。

備忘録の最後の写真が耳栓というのも悲しいオチではありますが3日目の走行距離は430km。
ひでさんとは京都南ICで降りてから流れ解散。帰宅までのtotalは1051kmでした。

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