2019年11月21日木曜日

【スバル レガシィアウトバックBS9 から WRX STI VAB へ】 19’11/21

ここ最近出かけておりませんが車を乗り換えました。

話は少し遡りますが14年の10月24日。
その日は軽自動車の納車でしたが何故か納車帰りに近所のSUBARU北白川店へ寄り道してしまいました。

買う気等さらさらなくなんとなーく「スバリスト」なる言葉があるくらいコアなファンがいるというスバルとはどんなもんぞや的な軽いノリで入店。

しかし日本の車屋さんは親切熱心なものです。
軽いノリで行ったのにたまたまフルモデルチェンジしたレガシィアウトバックがその日から発売だと。

そして
「試乗してみませんか?」と・・・。

試乗だけならとそこも軽いノリで乗ってみますが外観内装共にええじゃないかという気持ちが盛り上がってきます。
フルタイムAWDですが宝ヶ池周辺をちんたら走っただけで正直あんまり走りはわからなかったけど悪くはない。

そこからトントン拍子に話が進んでしまいTOYOTAから初のスバルへ乗り換えとなりました。
発売当日に出会ったBS9。大事に乗り続けてこいつを乗り潰そうと思っていました。


時が流れるのは早いもので14年10月から5年が経ち19年の10月がやってきます。

ちょうど2回目の車検という時期にWRX STIの発売が19年で終了するとニュースが流れています。
今までの憧れの車は車高が高くて見晴らしの良いSUVタイプ。
機能的かつかっこええと個人的にはSUVが最高です。という考えです。
スポーツカーや羽根つきセダンタイプなんて全くもって興味がありませんでした。

でも、歳をとると食べ物の好みが変わったりするように車の好みも変わるものですね。
前兆として何故か急にMT車に乗りたくなり四十路で自動車学校に通って限定解除をしておりました。
もしもの時の為に(MT車なんて絶滅寸前で乗る事なんて通常はあり得ない)的なノリでしたがこの限定解除が生きてしまいました。

とどめの転機は職場の駐車場。
小生駐車場所の目の前が同期の駐車場所。
いつもレンジローバーで通勤している同期が何故かボロボロのインプレッサWRX GC8で通勤するようになっています。
マニアックな代車だことだ程度にしか思っていませんでしたがいつまでたってもWRXのまんま。
なんと、20年前のGC8を趣味で購入したと判明。GC8はラリーで走っていた姿を見ているので余計にかっこよく見えてしまいます。

BS9には乗っていましたがスバリストと名乗る程のコアなファンではなく大衆迎合的な車を量産するTOYOTAではなく
独自路線を貫いている企業風土が好きという程度のスバルファン。

そんなスバルが作り続けていたEJ20という名機を積んだWRX STIが終焉を迎えるという事実がなんか余計に胸に引っ掛かります。
WRX STIを連日調べて見ているうちにこいつに乗ってみたいと日に日に思うようになってきました。
もともと青色が好きでスバルのコーポレートカラーである青色に乗りたかった。
BS9は一押しタングステンメタリックでしたがやっぱり青のスバル車に乗りたい。

車検の予約もしていましたが担当さんに中古でWRX STIを扱っていたら相談させて欲しいとメールをしたらすぐに電話が。

「STI、乗りに来ませんか?」と・・・。

電話の当日は台風19号が直撃をしていた日。
台風で空いていたおかげで当日夕方にお邪魔して試乗します。

MT車の運転は車校構内で5コマ乗っただけ。
エンストが怖くてほとんど半クラで走っていたようなド素人。

早速試乗車に案内されましたがまずエンジンのかけ方からわからん。

助けを求めたらクラッチとブレーキを踏まないとエンジンかかりませんと。
ん、確か教習所でもそうだったかな。5か月近く前の事で忘れています。

エンジンはかかった。いざ発進!
と思っても今度はクラッチミートがつかめず回転数だけがどんどん上がって爆音が響き渡り恥ずかしい。
1時間くらい楽しんできてくださいと言われましたが店の周りの大通りを1周して5分で試乗は終了。

最後もディーラーに入ろうとしたら歩行者がいて少し段差のある歩道で一時停止したら動けません。
ほんの少しの傾斜なのに坂道発進を試みたりと1車線潰してしまいまた恥ずかしい。
受付嬢がたまらず出てきてこちらで車庫入れしましょうかと言ってくれますがそこはこっちも意地になり笑顔で「大丈夫大丈夫!」と言いながらもたもたと歩道から脱出。

担当さんももう帰ってきたのかと拍子抜け。
しかしこんなへぼい運転を目の当たりにしていても更に売り込みをかけてくるところが流石です。営業の鑑と言えましょう。

結局試乗した当日に見積もりとBS9の下取りを出してもらい価格も頑張ってくれたのでこの日に発注。
習うより慣れろで乗っているうちに慣れるかな。

BS9の納車日には
小生「こいつ、乗り潰します。」
担当さん「我々も末永く乗り続けてもらえる事が一番です」
ってな会話をしていましたがその約束は5年で潰えてしまった(苦笑)

でも今度こそVABは手放す事はないと思います。
環境規制が厳しくなりこの手のドッカンターボ的なエンジンはもう発売できません。
なんでも2022年からの騒音規制では新車はHV車並の規制が課されるそうな。

でも待てよ。
冷静に考えたらVABって30年前のエンジンを積んで14年にフルモデルチェンジをした車だし19年って言ったらモデル末期。

そいつを新車で買うのって・・・。と一瞬思ったりもしましたが今後二度と発売されないであろう高回転内燃エンジンという事とモデル末期=熟成されたという事が大事なところ。

前置きがだいぶ長くなりました。
14年11月に納車されたBS9。納車して2週間目の土曜日。
石川・富山の倶利伽羅峠まで鉄道撮影に行こうと真夜中に京都を発ちましたが途中の途中トンネル内で子鹿と正面衝突して年末年始がノーマイカー状態となってしまったある意味可愛そうな子でもありました。



子鹿に当たって少し凹んだくらいかなー的な軽いノリで走り続けましたが一応念の為に確認しておくかと停まってみてフロントグリルが吹っ飛んでいるのを見て絶句したのは今でも忘れられません。
慌てて警察に連絡して来てもらいましたらレガシィB4のパトカーだったから記念撮影をしてしまいました。

そんなBS9ですがいざ別れの時が決まってみるとこの5年間にこの子だけを撮影した記憶がない事に遅ればせながら気づきます。

せっかくなので有名なカー撮影スポットのナナガン等の大阪湾沿岸に急遽行ってきます。
ナナガンは心ない人達のせいで閉鎖されており柵外からですが港大橋と絡めて撮影する事が出来ました。



せっかくだから中山製鋼所と巻き巻き道路も絡めて撮影。



直前でしたがお別れ撮影会を出来て良かった。単なる自己満足ですが自己満足って大切。

台風24号で関東は大変な被害が出てスバルの群馬製作所も関連工場の水没で9日間操業がストップしていましたが予定通り11月21日に納車の運び。

そして11月21日になり当直明けで納車に行ってきました。
たまたまKさんも当直明けって事で合流して納車に立ち会ってもらいました。



あと、2回目の公道走行でありとても西京極から左京区まで一人で運転する勇気がなかったから。

結果は自宅に着くまで3回エンスト。

帰宅ラッシュの中でのエンスト渋滞は辛くて心が折れそうでしたが同乗してくれたKさんのおかげでパニくる事なくなんとかの帰宅です。途中「あぶなーい!」という叫び声で救われた事もありました。納車当日の人身事故、シャレになりません。

Kさんのストレートな感想は「乗り心地が悪かった。」と。

そして「貼らずに帰ってきましたがやっぱり貼りましょう。」と。





当直明けでしたがこのステッカーを貼って練習です。

が、正直なんで乗り換えてしまったんだろうかという思いが今は一番強い(苦笑)


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