day2 土曜日
おっさん3人が川の字で寝てたけど双方によるイビキの被害は確認されず気持ちよく7時からの朝食を済ませます。宿から徒歩1分の宮之浦港入口を08時11分の白谷雲水峡行のバスで登山口まで向かいますが昨日に引き続いての雨が続いています。雨とどんよりとした雲が低く垂れこんでいてテンションが上がりませんが行くしかない。定刻にやってきたバスに乗り込んで行ってきます。
宮之浦から向かう登山口としては白谷雲水峡登山口、荒川登山口が有名なようで荒川登山口へは4時台のバスに乗り、屋久杉自然館から乗り継いで行けば6時過ぎから登山開始が可能。が、今回は白谷雲水峡の美しい写真を見たひでさんがそこを通りたいと思い白谷雲水峡登山口スタートとなったそうな。
ほぼ海抜0m付近の宮之浦港入口08時11分のバスに乗り県道をぐんぐん登っていき標高620mくらいの地点が終点ですが既に多くのレンタカーが駐車場に停まっています。
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途中のバス停からは韓国人の集団がおられバスに乗り切れない状態でしたが臨時便が出て収容されていたようで離島の屋久島もインバウンドの波に飲み込まれている状態とあさイチに感じさせられます。シトシトと雨が降り続いていますが登山口の小屋には管理人がおられ登山届のチェックがなされ雨具の装備を整えて登頂を開始します。
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大半がアジア系の方で白人の方も数多く来られていますが縦走をしそうな装備の人はそこまで多くなさそう。ガイドを付けて日帰りで案内してもらっているというツアー系の団体が多い。雨だし最短コースでええかと思ったけど大将は遠回りして「弥生杉」から巡りたいようでありせっかくですから寄ってみます。途中の大岩の下には猿が3匹身を寄せ合っていた。
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職場に屋久島出身の子がいて「雨の方が神秘的でいいっすよ」と言われたけど確かに神秘的で美しい。もののけの世界に迷い込んだような感じの道を進んでいくと弥生杉と御対面。あれだけ多くの観光客がいたけど弥生杉まで回り道している人は全然いませんでした。
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なんでも屋久島の杉は江戸時代に島津藩が年貢として納めさせ江戸時代に多くの屋久杉が伐採されてしまったけど樹齢1000年以上のものが屋久杉と呼ばれているらしい。そんな大樹の生き残りの一つがこの弥生杉で樹齢は3000年以上だそうな。写真では伝わりませんが自然の偉大さ雄大さを感じ、毎度の事ですが己の小ささを感じます。
見惚れていたけどチンタラしていたら時間が厳しいので再び本道に戻りますが雨脚が強くなり白谷山荘で雨宿り。
さて、登山の時のカメラはZ9は重過ぎるのでZ7Ⅱを肩に取り付けて行動していますが防塵防滴性能を過信しすぎてしまいました。雨の中を行動し続けていたせいでカメラが正常に起動しなくなりフォーカスやシャッターが効かなくなったりとこの後の撮影に影響が出てしまった。
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カメラは不調になったけど電池を出し入れしてなんとか撮影を続けながら再びもののけの世界の中を進みます。少しずつ雨脚が弱くなり入山開始から約3時間で荒川登山口からの道と合流する楠川分れに到着しましたが陽もさしてきた。
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荒川登山口からは安房森林軌道という日本で唯一の森林鉄道の軌道が登山道であり楠川分れより先はこの軌道上を歩んでいくことになります。また雨が降ってはたまりませんので晴れている間に12時も回っておりこの地でランチタイム。
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ちんたらしていたら小屋まで辿り着けないのでランチタイムは30分で切り上げ12時30分には出発して先に進みますがここからトロッコ道終点までは安房森林軌道の線路上をひたすら歩きます。杉林の中を進みますが途中に三代杉、仁王杉等を眺めつつ変わらず幻想的な世界を進みます。
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楠川分れから歩く事1時間でトロッコ道終点に到着しここで森林軌道とはお別れしてウィルソン株や縄文杉方面へと進んでいきます。
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小屋の左手に登山道が続きその途中にテン場がありますが既にテン場も3張するスペースがありません。テン場の奥に水場があり料理には困らなさそう。大将が小屋の右手すぐの所にスペースを発見してくれたのでこの地でテントを張り夕食の準備に取り掛かります。
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この日のディナーはひでさんが飯盒で白米を炊き、大将はたっぷりニンニク生姜と野菜で炒めた豚と味噌を持参しての豚汁、小生は2週間前に我が家でみんなで行ったデモキャンプの残り物の冷凍ハンバーグ(しかもひでさんが買ってきてくれたやつ)の湯煎のみという役割分担で準備していきます。ひでさんは翌日のパスタとかとかも持参してきており大将の豚汁と言いやる気の違いが料理に如実に表れていてばつ悪し・・・。
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飯盒で炊いたご飯は美味しいから重たくても持っていく、豚汁食べたいから豚汁作るという動機で作ってくれたけど本当に美味しい。重たい食材と調理器具を持参してきてもらった事に感謝しながら御馳走様でした。
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前半の雨と汗でぐしょぐしょになったズボンやアウターをテント内で干したら翌朝は乾いているか。明日の天気は果たしてどうなのだろうか。3日目は14時55分発のバスに間に合うように下山しなければいけないけど行動時間は今日より長い。いつも最後はぎりぎりになって焦るのが嫌なので明日は4時起床、5時過ぎ出発を目標設定し21時前には消灯しておやすみなさい。
その3につづく
ほぼ海抜0m付近の宮之浦港入口08時11分のバスに乗り県道をぐんぐん登っていき標高620mくらいの地点が終点ですが既に多くのレンタカーが駐車場に停まっています。
途中のバス停からは韓国人の集団がおられバスに乗り切れない状態でしたが臨時便が出て収容されていたようで離島の屋久島もインバウンドの波に飲み込まれている状態とあさイチに感じさせられます。シトシトと雨が降り続いていますが登山口の小屋には管理人がおられ登山届のチェックがなされ雨具の装備を整えて登頂を開始します。
大半がアジア系の方で白人の方も数多く来られていますが縦走をしそうな装備の人はそこまで多くなさそう。ガイドを付けて日帰りで案内してもらっているというツアー系の団体が多い。雨だし最短コースでええかと思ったけど大将は遠回りして「弥生杉」から巡りたいようでありせっかくですから寄ってみます。途中の大岩の下には猿が3匹身を寄せ合っていた。
職場に屋久島出身の子がいて「雨の方が神秘的でいいっすよ」と言われたけど確かに神秘的で美しい。もののけの世界に迷い込んだような感じの道を進んでいくと弥生杉と御対面。あれだけ多くの観光客がいたけど弥生杉まで回り道している人は全然いませんでした。
なんでも屋久島の杉は江戸時代に島津藩が年貢として納めさせ江戸時代に多くの屋久杉が伐採されてしまったけど樹齢1000年以上のものが屋久杉と呼ばれているらしい。そんな大樹の生き残りの一つがこの弥生杉で樹齢は3000年以上だそうな。写真では伝わりませんが自然の偉大さ雄大さを感じ、毎度の事ですが己の小ささを感じます。
見惚れていたけどチンタラしていたら時間が厳しいので再び本道に戻りますが雨脚が強くなり白谷山荘で雨宿り。
さて、登山の時のカメラはZ9は重過ぎるのでZ7Ⅱを肩に取り付けて行動していますが防塵防滴性能を過信しすぎてしまいました。雨の中を行動し続けていたせいでカメラが正常に起動しなくなりフォーカスやシャッターが効かなくなったりとこの後の撮影に影響が出てしまった。
カメラは不調になったけど電池を出し入れしてなんとか撮影を続けながら再びもののけの世界の中を進みます。少しずつ雨脚が弱くなり入山開始から約3時間で荒川登山口からの道と合流する楠川分れに到着しましたが陽もさしてきた。
荒川登山口からは安房森林軌道という日本で唯一の森林鉄道の軌道が登山道であり楠川分れより先はこの軌道上を歩んでいくことになります。また雨が降ってはたまりませんので晴れている間に12時も回っておりこの地でランチタイム。
ちんたらしていたら小屋まで辿り着けないのでランチタイムは30分で切り上げ12時30分には出発して先に進みますがここからトロッコ道終点までは安房森林軌道の線路上をひたすら歩きます。杉林の中を進みますが途中に三代杉、仁王杉等を眺めつつ変わらず幻想的な世界を進みます。
楠川分れから歩く事1時間でトロッコ道終点に到着しここで森林軌道とはお別れしてウィルソン株や縄文杉方面へと進んでいきます。
途中の翁杉を通過して30分ばかし歩くとウィルソン株に到着。口コミを見ていたらウィルソンハートなるものが見えるらしい。
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ウィルソン株の中に入ってみると祠が祀られており中には綺麗な水場があり手を清めます。見上げてみたら確かに外の景色が見えるけどどうやったらハートになるのか。どう見上げたらそうなるのかと試行錯誤を続けたけど答えが出た。
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ウィルソンハート完成。うん、確かにハートに見える。完成したからすっきり再び先を目指します。
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ひたすらもののけの世界を進み大王杉や夫婦杉等も見ながら進みますが名もなき杉達も立派です。なんか魚に見えると大将が言って魚に食われている画らしい。今年47歳のおっさんでも天真爛漫で素敵です。そして入山してから7時間経過しましたが16時頃に縄文杉に到着。確認されている屋久杉の中で最大級でツアーの目玉になっているだけあり展望台まで用意されているという周到さ。
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北側・南側とあるようですが南からの眺めがメジャーなようであり一緒に記念撮影をしますがスケールの大きさ感が全く伝わらない画になってしまいました。そしてカメラ内が結露してモヤモヤな画になってしまいましたがこれも記念。
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縄文杉の近くに高塚小屋があり疲労もあり高塚小屋が空いていたら新高塚まで行かずに休んでしまうかどうか。でも高塚小屋で夜を明かすと新高塚までの1時間を明日余分に早くスタートしなければならず明日の行動時間の方が今日より長いのでどうしたものか。とりあえず縄文杉にお別れして木漏れ日の中を進んで高塚小屋をのぞいてみます。
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高塚小屋は御覧のような小ささでテン場も2張しかスペースがないような小さな施設で先客がどや顔で小屋内を占拠していた事もありしんどいけど頑張って当初予定の新高塚小屋を目指します。白谷雲水峡ではお猿さんがいたけど新高塚小屋の手前にはヤクシカがいた。
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ひでさんは疲労困憊で当初テント泊を予定してフル装備で登山しているけど小屋が空いていたら僕は小屋で寝ますとの事であり小屋の中を覗いてみます。
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到着したのが17時30分頃で遅かった事もあり新高塚小屋も満室ではないけどスペースは少ない。気持ちはわからんでもないけど4人分のスペースを2人で占拠して料理を中でしたりされています。雨だったらとてもテントを張る気にはなれずすんまへんと言ってぐいぐい入り込んだかもしれませんがそこまでしたくないので小屋の周囲でテントを張れないか見てみます。
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ウィルソン株の中に入ってみると祠が祀られており中には綺麗な水場があり手を清めます。見上げてみたら確かに外の景色が見えるけどどうやったらハートになるのか。どう見上げたらそうなるのかと試行錯誤を続けたけど答えが出た。
ウィルソンハート完成。うん、確かにハートに見える。完成したからすっきり再び先を目指します。
ひたすらもののけの世界を進み大王杉や夫婦杉等も見ながら進みますが名もなき杉達も立派です。なんか魚に見えると大将が言って魚に食われている画らしい。今年47歳のおっさんでも天真爛漫で素敵です。そして入山してから7時間経過しましたが16時頃に縄文杉に到着。確認されている屋久杉の中で最大級でツアーの目玉になっているだけあり展望台まで用意されているという周到さ。
北側・南側とあるようですが南からの眺めがメジャーなようであり一緒に記念撮影をしますがスケールの大きさ感が全く伝わらない画になってしまいました。そしてカメラ内が結露してモヤモヤな画になってしまいましたがこれも記念。
縄文杉の近くに高塚小屋があり疲労もあり高塚小屋が空いていたら新高塚まで行かずに休んでしまうかどうか。でも高塚小屋で夜を明かすと新高塚までの1時間を明日余分に早くスタートしなければならず明日の行動時間の方が今日より長いのでどうしたものか。とりあえず縄文杉にお別れして木漏れ日の中を進んで高塚小屋をのぞいてみます。
高塚小屋は御覧のような小ささでテン場も2張しかスペースがないような小さな施設で先客がどや顔で小屋内を占拠していた事もありしんどいけど頑張って当初予定の新高塚小屋を目指します。白谷雲水峡ではお猿さんがいたけど新高塚小屋の手前にはヤクシカがいた。
ひでさんは疲労困憊で当初テント泊を予定してフル装備で登山しているけど小屋が空いていたら僕は小屋で寝ますとの事であり小屋の中を覗いてみます。
到着したのが17時30分頃で遅かった事もあり新高塚小屋も満室ではないけどスペースは少ない。気持ちはわからんでもないけど4人分のスペースを2人で占拠して料理を中でしたりされています。雨だったらとてもテントを張る気にはなれずすんまへんと言ってぐいぐい入り込んだかもしれませんがそこまでしたくないので小屋の周囲でテントを張れないか見てみます。
小屋の左手に登山道が続きその途中にテン場がありますが既にテン場も3張するスペースがありません。テン場の奥に水場があり料理には困らなさそう。大将が小屋の右手すぐの所にスペースを発見してくれたのでこの地でテントを張り夕食の準備に取り掛かります。
この日のディナーはひでさんが飯盒で白米を炊き、大将はたっぷりニンニク生姜と野菜で炒めた豚と味噌を持参しての豚汁、小生は2週間前に我が家でみんなで行ったデモキャンプの残り物の冷凍ハンバーグ(しかもひでさんが買ってきてくれたやつ)の湯煎のみという役割分担で準備していきます。ひでさんは翌日のパスタとかとかも持参してきており大将の豚汁と言いやる気の違いが料理に如実に表れていてばつ悪し・・・。
飯盒で炊いたご飯は美味しいから重たくても持っていく、豚汁食べたいから豚汁作るという動機で作ってくれたけど本当に美味しい。重たい食材と調理器具を持参してきてもらった事に感謝しながら御馳走様でした。
前半の雨と汗でぐしょぐしょになったズボンやアウターをテント内で干したら翌朝は乾いているか。明日の天気は果たしてどうなのだろうか。3日目は14時55分発のバスに間に合うように下山しなければいけないけど行動時間は今日より長い。いつも最後はぎりぎりになって焦るのが嫌なので明日は4時起床、5時過ぎ出発を目標設定し21時前には消灯しておやすみなさい。
その3につづく
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