2023年10月30日月曜日

【山梨出張備忘録】 23'10/27-28

資格維持の為の単位取得も兼ねて甲府で開催される会合に出席。
通過は多々あったけど正式に山梨県内への所用での訪問は大学の時に富士急ハイランドを訪ねて以来ですから約20年以上ぶり。



ルートは新横浜・八王子経由か静岡経由か名古屋経由からかの3択。383系の特急しなのも置き換えの話が出てきていますしここは一発名古屋から特急しなの号に乗り塩尻駅で特急あずさ号に乗り継いで行ってみる事に。松ヶ崎駅からの地下鉄烏丸線はローレル賞を受賞した新造車両でカン付きの間に撮ろうとしたけど盛大にぶれてしまった。京都駅からはのぞみではなく4910円で買えるひかりで名古屋入り。円安もありジャパンレイルパスもありで乗客は外人ばかり。本来ならすべてモバイルICOCAで甲府まで行けたら良いのですがJRの他社をまたぐとICカードは使用出来ませんので京都名古屋はEx予約、名古屋から甲府は普通に乗車券を発行しての旅となりました。
しかしこの乗車券の発券もまた曲者。普通にe5489で乗車券付きで買っておけば券売機で切符の受け取りが可能でしたが何故か特急券のみをe5489で購入して乗車券は当日に発券することにしてしまった。経費削減でみどりの窓口をばたばた閉めてみどりの券売機プラスに切り替え大きな駅でも窓口はわずかという惨状です。しかしみどりの券売機プラスでは名古屋→甲府とかの他社をまたいだり経由地が何か所かから選ぶ場合の乗車券は購入不可であり嫌でも対面式の窓口に並ばなければなりません。ただでさえ窓口が少ないかつ外国人旅行者が押し寄せている訳であり切符の受け取りに数十分かかる可能性があります。前日木曜の21時で空いているかと思って訪ねても20分待ち。これが出発当日の朝とかなら乗り遅れてしまう。JR東日本の特急券もJR西日本のe5489でオンライン予約出来たけどえきねっとで買った方が割引もあったりとややこしい。




モバイルICOCAで新幹線から乗車券に切り替わり中央本線に名古屋駅で乗り継ぎます。ちょうどしなの7号が入線してきましたが見れば見るほどウナギとかドジョウにしか見えん。2016年まで1日1本大阪発着があったはずですがいつの間にか消えてしまった。サンダーバードにしろ新幹線への切り替えが進んで在来線特急はどんどん縮小されていて寂しいものです。L特急という用語もいつの間にか消えているけど時刻表でのLマークも遠い昔の思い出。消える時は騒がれるけどあっという間に風化して記憶の忘却の彼方へと置き去られる事の繰り返し。スキャンダルもしかり。
紅葉が始まりつつある木曽路を快調に駆けJR東日本との境界の塩尻駅に到着し下車。駅の中なのに交通系ICカードが使用できず現金のみの売店で弁当とお茶を買い込んであずさ号のホームまで移動します。



と、気付くのが遅かった。そういえば塩尻駅には日本一狭いと言われる信州そばの名店がありました。信州そば桔梗というお店は改札外と改札内の二か所から入れますがとにかく狭いこと。改札内の入口は大人一名がギリギリ通れて店内は2名程度しか立って食えず。ちょうどお昼時という事もあり満席で入る事は出来ませんでしたが弁当を買っていなかったら改札を出て入っていたのに残念。




中央西線は特急しなの7号 1007Mに乗車しここから中央東線は特急あずさ26号 26Mに乗車して甲府まで参ります。そういやのぞみさんも今回の会合に出席との事だったけどモバイルICOCAで新幹線に飛び乗りそのまま乗り継いで特急券なしで特急しなのに乗り込んでおられた。相変わらずぶっ飛んでいたけどしなの車内で特急券を車掌から買い、あずさはえきねっとでオンライン購入され塩尻駅から合流。駅弁を食べながら甲府まで一緒に向かいます。




本日の予定は18時-20時のセクションに出席するだけでしたので小生は訪ねてみたかった勝沼ぶどう郷-塩山間のぶどうの丘へ。のぞみさんはメットから靴からすべてレンタルし、レンタルバイクで何処かへ行くとの事で甲府駅でいったんお別れ。本来なら勝沼ぶどう郷でレンタサイクルをしてぶどうの丘やワイナリーを訪ねたかったのですが塩山から先は列車本数が半減で待ち時間が長い。という訳で一駅手前の塩山駅で下車してレンタサイクルを借りますが有人の立派な駅でした。甲府盆地はアップダウンが激しく電動自転車ではないと厳しいようで全車電動自転車。30分で100円とそこまで高くなく塩山駅からとりあえず勝沼ぶどう郷駅の方面に向かって適当にこいでいきます。




塩尻あたりから線路際はぶどうや桃の木が大量に見えましたが本当に見事なフルーツ県。自転車でのんびりと南アルプスを背景に桃園やぶどう園を見ながらのんびりとのどかな景色の中を進みます。小高い丘の上にぶどうの丘はありますが甲州市が運営している観光施設のようで色々なワイナリーのワインを扱っているようですがここでは塩山-勝沼ぶどう郷間の有名撮影スポットなので飲み鉄はせずに撮り鉄。



29M 特急あずさ29号 JR中央東線 勝沼ぶどう郷-塩山



542M 普通高尾行



名古屋発着の中央西線211系はいつの間にか消えてしまったようですが中央東線はまだまだ6両編成が元気に走っています。ぶどう畑の中を駆けるE353系と211系を何本か見送っていたら帰りの列車の時刻が迫ってきています。ぶどうの丘をあとにして先日の大台ケ原でお会いしたソムリエでもあるMr.谷川岳がお勧めしてくれたくらむぼんワインへ向かってみます。





街の方へ移動していっても至る所にぶどう畑。そんな中を走り抜けるとお目当てのくらむぼんワインへ到着。レンタサイクルなので飲酒運転になるので試飲は出来ませんでしたが甲州とベリーAを1本ずつ購入。正直持ち帰りは重たいし楽天とかでも見たら買える。別にわざわざ買わんでもええかなと思ったけど店内には誰もおらずせっかく色々説明してもらった訳であり購入。ワインは全く持って素人だけど白の甲州、赤のベリーAは山梨の固有種だそうな。

塩山駅にレンタサイクルを戻して再び甲府駅に戻りましたがなんでも今日から3日間世界最大級の武者行列の信玄公祭りが行われている最中で最も賑わっているみたい。明日土曜日の行列には史上初の女性信玄公で冨永愛が務めるらしい。なんで冨永愛なんって思ったら冨永愛は山梨出身だから選ばれたらしいよと噂話が聞こえてきたけどWikiで見たら神奈川県出身でありガセ。



駅前は信玄公まつり一色でしたがとりあえず単位を取るのが最優先課題でありYCC県民ホールへ移動。18時に会場入りする学会なんて今までなかったけど20時まで聴講してこの日は終了。あとは先に飲みに繰り出していたのぞみさんと合流するだけだであり「今どこ」と聞いたら「ここ」と答えが返ってきた。が、何個か候補に挙がっていたこじゃれたお店ではなく「くさ笛」というお店らしい。





甲府駅南側には歓楽街があるようでなかなかディープなエリア。よくこんなマイナーなところを見つけたもんだと思ったけどのぞみさん曰くわたし呑兵衛だからと。候補に挙げた店は実際に4‐5件を見てみたけど若者向けでちゃらちゃらしていてしっくりこなかったけどここに行きついたらしい。既に常連の美容師のお姉さんとホテルの従業員というお兄ちゃんと酔っぱらっていたけどその間にお邪魔させてもらいます。なんでも60年以上続いている山梨の名店?らしい。80歳を超えたママとフィリピン人のマルちゃんとの名コンビのお店みたいですが常連のお姉さんありがとうございました。正直呑兵衛じゃないから個人的には常連の集うお店は苦手でしたが何とか耐え抜いた。日本狭しといえども各地での文化がありますが山梨ではワインを一升瓶で開けて湯呑で飲むのが普通みたい。確かにくらむぼんワインにも一升瓶に入れられたワインが売られていた。



さすが日本一のワイナリー数とワイン生産量の山梨県。こんな飲み方をするのかと勉強になりました。赤も白も同じ湯呑でチャンポンに飲んで山梨の地酒の「旦」が美味しいよと勧められて飲んだけど濃い。お酒は好きではありませんがこうして地元の人と飲める事は幸せな事でしたが酔いの回りも早く二次会のラーメンを食べて帰ろうとなりご挨拶も程々に店を出たけど正直記憶があまりない。ただ、鮮明に覚えているのは二次会のラーメン屋さんにもグラスワイン500円というのがあって注文。グラスから溢れんばかりに注いでくれてくれて「これで500円ってスゲー!流石山梨!!」って喜んでいたら大将から
「それ、チリ産だよ。山梨のワインはたけーからそんな値段で出せねえから」って言われた事だけは鮮明に記憶に残っていた。
この日の宿は湯村温泉の湯村ホテル。駅から離れているけどのぞみさんの温泉リクエストでのチョイス。が、朝の4時まで電気つけっぱでベッドの上で記憶をなくしていただけであり悲しいけど朝風呂をして心機一転2日目です。



湯村温泉は信玄の湯 湯村温泉に名称を変えたり色々テコ入れを図っているみたいですがバブルの頃の面影はなくさびれているようです。宿泊した湯村ホテルも22年に倒産してBBHホテルグループに事業譲渡されていたようで。ちなみに名誉支配人は高橋英樹でチーフプロデューサーは真麻こと、高橋真麻らしい・・・。



思わず高橋親子と記念撮影をしてしまいましたが気持ち晴れやかにチェックアウトし2日目の聴講を済ませたら特急あずさ号に乗り帰りは東京経由での帰京となりました。

おしまい


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