2023年11月13日月曜日

【剣山登頂備忘録】 23'11/11-12

百名山の一山、剣に紅葉の時に登ろうと計画が発動されており11/11-12の日程で行ってきました。剣といっても富山県の剣岳ではなく徳島県の剣山。
剣に行ってきますと言うと大概、「おぉ!」という反応をされますが徳島県の剣です。



当初11日の早朝に関西を出発して午前中から剣に登り、宿に泊まって12にのんびり帰るという旅程でしたが大将が急遽11日の午前に仕事が入ってしまったので計画変更。11日に宿に現地集合して12日に登ってそのまま帰るというプランとなりました。小生以外はちびっこ連れですから車で行かれますがどうしたものか。せっかく四国は徳島に行くわけですから余命が見えてきたキハ40、47を高徳線、鳴門線近辺で撮影しようかと思案。
徳島は高速バスで行くのが圧倒的に楽で安いので京都を10時くらいに出たら15時発の徳島発鳴門行は撮影可能。そして仕事終わりに奈良からやってくる大将の車に何処かの駅で拾ってもらったら交通費も疲労も少なくて済みます。
が、たった1本の為に11日を中途半端に過ごすのは勿体ない。四国も山深く、徳島は大歩危小歩危、祖谷渓とかとか紅葉の名所がたくさんあります。そして大歩危小歩危は吉野川に沿って土讃線も走っています。という訳で11日は撮り鉄一人旅をする為に単車で京都を06時30分に出発してまずは祖谷渓を目指します。淡路SAで小休憩を取りますが多くのライダーで賑わっており二輪駐車スペースは満車で臨時駐輪場へ誘導されました。やっぱりボッチは寂しいなと思いながら再び徳島を目指します。



本当は祖谷渓より更に奥深い竜ヶ岳という秘境に行ってみたかったのですがそちらに行くと撮り鉄時間が削られてしまうので祖谷渓の「小便小僧」と「ひの字渓谷」を巡ってみます。
国道319号から県道32号に入ると離合も困難な細い道が続き所々に峡谷を見るスポットが散見され各々車を停めて紅葉を眺めておられる。正直紅葉はもうピークを過ぎていて坊主の木ばかりが目立ち殺風景な茶色い山と化していました。当初今年の暑さで紅葉はイマイチと思っていたけどどうやら単純に枯れ木になっていたからでしょう。



出だしからなんか不完全燃焼感が半端ない。紅葉もイマイチで小便小僧と見ても「うーーーーん」としか思えず。
ここにも中国人の集団が訪れていたので長居していたら邪魔なので次なる目的地、「ひの字渓谷」まで数分で移動。




どちらの場所も路側帯が広くとられ駐車できるようになっており多くの車が訪れていましたがこちらに関しても「うーーーーん」って感じで早々に後にして祖谷渓とはお別れし大歩危方面に抜けます。10日くらい前に来ていたら紅葉で絶景だったかもしれませんが枯れ木と曇り空だとテンションが上がらず。


まずは土讃線随一の名撮影地と言われている吉野川第二橋梁を訪ねてみますがRiver station West Westからすぐの洞門横の歩道からお気軽に撮影可能。着いた時には大量の単車が停まっていたけどナンバーを見てみたらSEOULとか記されており韓国人ライダー軍団のようでした。日本で韓国ナンバーの集団に違和感を感じましたが「自動車カルネ」というシステムで自国のナンバーそのままで協定を結んでいる外国でも決められた期間内なら走行可能のようです。こんな四国の山の中でも中国や韓国の外人ばかりでしたが円安でこの国は大丈夫なのかと思ってしまう。財務副大臣が多忙を理由に税金4回滞納差し押さえ、大阪万博の予算もいつの間にか当初の倍(東京五輪もなし崩し的に予算増えまくって当初のコンパクト五輪とかけ離れ)とかとかいくらでもしょーもない政治関係のネタは尽きん。それでもそんな日本の未来を考えていない政治家達を当選させている従順な国民性?が不思議でなりません。



イマイチな天気とイマサンなこの国の現状を思うとますますテンションが上がらず。来たからにはどんな天気でもとりあえず撮影すべくセットして列車を待ちますが1時間1本は特急が通過するのでそこまでの苦痛はありません。この日は土曜日でしたので千ものが走っていました。
8011D 特急四国まんなか千年ものがたり JR四国土讃線 小歩危-大歩危



37D 特急南風7号



列車が通るときに限って厚雲が配給されるというまったくもって楽しくない時間を過ごしていたら13時を回っておりいったん戻って徳島ラーメン「西利」で昼食タイム。なんでもこちらのお店は徳島最西端の徳島ラーメンのお店らしい。食べ終えたら同じ構図で曇りの写真を量産してもつまらないので洞門横の階段から吉野川まで降りてみます。
39D 特急南風9号



大歩危小歩危と吉野川に沿って走る土讃線ですが所々木々の隙間から列車をみる事も出来ますので適当に移動して何処かで撮れないか探してみますが「レストラン大歩危峡まんなか」のすぐ先でとりあえず撮影してみます。
8012D 特急四国まんなか千年ものがたり JR四国土讃線 大歩危-小歩危



時刻は14時30分を回っておりそろそろ宿に向けて移動しますが途中にある祖谷口-三繩間の撮影スポットにも立ち寄ってみます。しかし木々の成長があり過去の作例のような写真を撮る事は出来ません。ガーデニングセットで高枝切りバサミとかを持ってきていたら雑木林を処理できますが誰かがしてくれることを期待。
43D 特急南風13号 JR四国土讃線 三繩-祖谷口



これにて初日の予定は終了です。天気が悪かったのが残念ですが祖谷渓と土讃線の撮影スポットも巡る事が出来ました。大将が17時前に宿に着くかもと連絡があり今夜の宿、つるぎの宿岩戸へ向かい16時30分過ぎに到着。誰もいないので先にチェックインしてお風呂タイムで凍えた身体を温めます。



なんやかんやで19時過ぎには大将家族、ひでさん家族、のぞみさん家族と夕食会場で集合してようやくみんなで旅をしにきたのだなと実感。夕食後はのぞみさんが山梨で購入されたクラムボンの一升瓶白ワイン等で二次会をしていたけど運転の疲れと明日の登山に備えて小生は早々におやすみなさい。


day2
この日はメインの剣山登山の日ですが天気予報はころころ変わる。2日前までは晴予報だったのに当日は曇/雨というまたしてもテンションが全く上がらん予報。



7時から朝食して8時過ぎに出発でしたが剣山の方を見ても厚雲に覆われて何も見えん。来たからには行くしかないけど一人で来ていたら登らずに帰っていた事でしょう。目の前の道路が国道438号ですがそんな心細い細い国道をひた走り剣山登山口を目指しますが濃霧で視界も悪くますます引き返したくなってきた。でも集団行動ですから和を乱すわけにはいきませんのでとりあえず気温5℃くらいで凍えながら登山口まで45分くらいかけて到着。
登山口周囲は土産物屋やリフト乗り場がありとても登山するという雰囲気に感じられず。ちょうど比叡山山頂のような俗っぽい感じが満載で普通に観光バスとかも停まっている・・・。車組の到着を待ちライダーブーツから登山靴に履き替えていざ登頂開始。いざと言っても既に標高1500mくらいの地点までワープしてきており500mくらい登ったらおしまいというお手軽登山。



山岳信仰の対象である事から何個か神社があったり安徳天皇の剣を山頂に埋めて神体にしたから剣山と言われるようになったとかで歴史深い剣山。らしいけどお手軽観光山っぽい雰囲気もぷんぷん漂う剣山。


熊笹が生い茂る登山道を進んだら登山口から出ているリフトの駅にたどり着きますが公衆便所がいい味を出しています。



リフト乗り場で少し休憩して出発しますがあっという間に山頂に到着。真っ白な中を登っていたから見どころもクソもなく時間も短く記事にしようがない。




大将は行く先々の神社でお手を合わせられており本当に信心深いお方です。こちらの劒山本宮古劒神社の横の通路を登れば山頂みたい。



なだらかな草原のような感じっぽい。そして遊歩道が整備され辺り一帯にはアンテナが多数。これが山頂かと思うとやっぱり「うーーーーん」って気分になる。真っ白で何も見えないのもあるけどそれを差し引いてもやっぱり「うーーーーん」って個人的には思ってしまう。ひでさんはぼそっと「今まで登った山の中で一番登り甲斐のない山やった」と言っていたけどほんと拍子抜け。徳島大学のワンゲルに所属していた職場の大先輩は車を使わずに下からすべて自力で登られ剣山は最高と仰っておられたのできっとまた別の景色がきっとあるとは思います。が、やはり山頂の人工感満載なところが比叡山山頂と被る感じがして興ざめしてしまいます。



双眼鏡で遠くは鳥取県の大山や和歌山の紀伊山脈も見えるらしい。信心深い大将ですからきっと心眼で大山や紀伊山脈を見ておられた事でしょう。これにて百名山の一山、剣山の登頂は終了です。
帰りはちびっこたちの希望もあり真っ白な中をリフトで下山となりましたが1050円とええ値がしてその後リフト乗り場下の休憩所に吸い込まれていきましたとさ。




休憩所のマスター曰く10日前は紅葉で絶景だったと。今度来る時は10月下旬にもう一度訪ねてみたいものです。きっと今回のがっかり感を打ち消すくらいの感動を得られるハズ。天気も悪いし明日からは普通に仕事だしそそくさと帰ろうとも思いましたが帰る途中でのぞみさんリクエストの「うだつの町並み」に立ち寄ります。江戸時代には物流の大動脈であった吉野川でこちらに船着場があり藍製品が集出荷されていたようです。




昔ながらの町並みを軽く散策し特産の藍染のハンカチ等をお土産で買いこの地で皆さんとお別れしてまた一人寂しく単車で京都まで戻ります。
今回の旅で何が一番怖かったかというと単車で明石海峡大橋と大鳴門橋を渡る瞬間でした。時々強風で二輪車通行禁止となる両大橋ですが強風に煽られて車体が流れて走行車線から追い越し車線に流されそうになる事も多々。そんなこんなもありましたが帰りは徳島-京都をノンストップで走り切り19時過ぎには職場に戻る事が出来ました。やっぱり一人は寂しいので今度は車でみんなと来ようと思った剣山でした。今回の走行距離は690kmでした。

追記
今回の旅で何が一番あきれたかというとコレ。



コロナ渦の時に何故か旅行業とか飲食業を応援するとかでワクチン3回以上接種していたらクーポンしていたけどいまだにこんなのやってんのかと唖然とした。他に予算回すべき所とか税金減らせへんのかと思ってしまう。子供にも一人あたり5000円分だから今回は計8名だったので40000円分のクーポンが配られていたわけであります。
目先の事だけでなく大局的な事を考えている人を見定めましょう。


おしまい





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