2020年12月9日水曜日

【惜別 185系特急踊り子・F4ファントム撮影備忘録 その2】

2日目

茨城の天気予報は晴。
鹿島だけでなく予報では百里基地の土浦方面も晴。日本海側と違い太平洋側の茨城は晴の日が多いらしい。
秋田に行って曇天でメンタルをやられた時より心なし身体が軽い気がする。

まずは鹿島スタジアムに7時15分着の1095レを捕獲すべく6時半にチェックアウト。
宿から10分くらいで北浦橋梁に到着しますが昨日の夕方の西側とは反対の東側から順光で構えます。
こちらの構図の方が雄大な感じがしてこいつを目に焼き付けたく百里基地の手前に寄り道をしたようなもの。

北浦、霞ケ浦一帯を霞ケ浦というみたいですが茨城は雄大なり。
朝焼けとまではいきませんが7時過ぎに青空と朝日の下普電が通過していきます。

鹿島線 延方-鹿島神宮


そして7時9分頃に日曜の東京発なので単機で残念と言われる1095レも通過。
単機も単機でなかなかあじがあって良いんじゃないのと呟きながらレリーズを押します。この日は原色の64でした。
てか、JRFマークの意匠が切れているから今後は原色ばかりだし更新色の方が個人的には好きですが。

1095レ EF64-1026号機


さて、1092はスカスカで1094は単機でしたが念願の北浦を訪ねる事が出来たのであとはファントムに会うのみ。この地に火曜から金曜に訪ねるのは至極困難で次に来れるのはいつだろう。
そんな事を思いながら北浦に沿って百里基地に移動します。

琵琶湖と湖岸道路と言われてもわからんような感じで走る事1時間で百里基地に到着。
百里基地は土浦ではなく正確には小美玉(おみたま)市。なんか可愛らしい名前の市です。
初訪問なので全てネット情報からですが午前中の撮影スポットは通称セブン裏。滑走路の運用が21Rなら離陸シーンを撮影出来るはずで天気も申し分なく期待に胸が膨らみます。
が、ファントムが飛ぶかどうか、訓練があるかどうかすら確定していないので来て空振りだったらどうしようという不安も大きい。

基地正門前を越えてすぐの所を左折したら目的地。ドキドキしながら曲がってみると既に大量の車列がなされています。この奥の路地にも大量の車両。


これだけ人が集まっているという事はファントムが飛ぶかもしれないとますます期待が膨らんでしまうのが人間です。
ど平日でも集っている車や人を観察してみますが鉄とは違うオーラがある。因みに東神奈川に集った鉄はノースフェイス率が高かった(苦笑)
自分含めて3名がノースのジャンパー。最近オッサンから若者までやたら多くの人が着ているから当然と言えば当然だけどなんだか複雑な心境。

かたや自衛隊基地に集う人たちは服装も総じてミリタリー系が多い。
ジャンパーもノースではなくもちろんMA-1ブルゾン。高校生の時に流行ったなーとか懐かしく思いながら観察を続けます。
そして当然と言えば当然だと言われるかもしれませんが皆さんエアバンドを携帯しておられる。

素人の自分は車を停めていつ飛んでくるかわからないからと脚立と装備を全部持って寒い中待ちますが玄人たちは車の中で仮眠をとり続けて動じる気配は皆無。
飛行は早くて8時半過ぎから、遅くても9時には飛び始めると教えてもらいましたがこれだけの車があるのに9時を過ぎても誰も出てこない。ここまで来て飛ばないとかは勘弁してくれと祈るような気持ちになりますが見上げて見えるのは月ばかり。朝の神戸行きのスカイマークが飛び立つのを見送りF4とF2の飛行開始を待ちます。


百里までお月さまとスカイマークを撮りにきたんじゃなーいと心の中で叫びますが9時半を過ぎても飛ぶ気配がない。
TwitterにはF2はエプロンに出てきたという情報が上がっておりF2は飛ぶかもしれないけどファントムは出てきておらず飛ばなさそう。
百里まで来たのは一体何だったんだと絶望的な気持ちになっているとわらわらと車が出始める。撤収ですかと聞いてみると「ランチェンみたい」と。ランチェン???

Runway changeを略してランチェン。
風向きが変わって3Rから21Lへ滑走路が変わったとエアバンドで皆さんキャッチされた模様。
ここに居ても離陸シーンは撮影出来ないという事で一斉に移動されており自分も逆光ではありますが通称「アラハン」、アラートハンガー前までとりあえず移動。
ここに来たのは駐車場のキャパが大きくて車からすぐの所で撮影出来そうだから。案の定大量の車が既に来ておりましたが難なく駐車可能で目の前が滑走路。


そうこうしていたら10時頃にようやくT4から離陸が始まります。
今回の撮影はほぼ200-500で行いましたが600以上かつクロップが必須。アラハン前からの離陸撮影は距離があり過ぎてかつ半逆光という事もあり離陸を見届けたら移動。


初の生F2でしたが胸が熱くなるのは男の子だからか。今回もギャルはほとんどおらず線路際同様滑走路際も男の子ばっかりでした。
次なる移動先は離陸も着陸も撮影可能な中間点当たりの通称「西門前」。午前中は結局この地でタッチアンドゴーやフライパスをひたすら見学します。
タワーと絡めて撮影出来るところで有名ですが確かに。HYAKURI AIR BASEという文字と一緒に撮影出来て良い記念になります。


ちょうど真上辺りで捻りを入れてフライパスというパターンを何回か見る事が出来ました。


午前の訓練は10時頃から12時前までの約2時間。確か12時から12時15分頃まではサイレンとタイムという事でその間と午後の訓練開始までにお昼休憩とトイレ休憩です。




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