2023年11月22日水曜日

【朝活紅葉狩り備忘録】 23'11/20

先週の徳島剣山は紅葉がとっくに終わっていましたが京都はこれから。
ちょうど20日が創立記念日で仕事がお休みだというひでさんから朝活紅葉狩りのお誘いが。
という訳で急遽午前休を申請して毎年恒例の朝活紅葉狩りとなりましたが何処行くか。



EX予約のメールマガジンでEX会員限定で早朝東福寺拝観というツアーを知りましたが東福寺には行ったことがありません。東福寺と言えばJR東海の「そうだ 京都、行こう」シリーズのCMで一躍有名になったような記憶があります。山科の毘沙門堂しかりJR東海の「そうだ 京都、行こう」のCMを見て知ったという自分は恥ずかしい京都人です。
嵐山には毎年行っているので今回はひでさんの職場に単車を停めて東福寺の早朝参拝→単車で曼殊院門跡→叡電で八瀬の紅葉の小径→余裕があればチャリで真如堂・金戒光明寺という洛東洛北エリアへ行ってみる事に。

ちなみに早朝拝観ツアーのお値段は1800円とええ値してます。HPを見てみると秋は庭の拝観で500円+通天橋で1000円と1500円ですからそもそもええ値してはります。各日600名限定だそうですが23日の祝日前後は満員御礼となっている盛況ぶり。7時30分から8時30分という1時間で108万円。そして8時30分以降は一般拝観で庭+橋なら1500円を払って大量の観光客が押し寄せる。大層なこって。
さて、そんな生臭い事を考えながらEX予約のスタッフ(近所のおばちゃんが蛍光のビブスを羽織っているだけの感じであり勿論アルバイトでしょう)に電子チケットを提示して冊子を受け取り日下門から入ります。入ってすぐの左手に通天橋への関所があり冊子を見せたら1800円の効力が発揮され通天橋・開山堂への拝観が可能となりますが紅葉が植わっている庭を抜けていきます。




色付きはまだのものも多く色づいていても茶色く焦げたような感じの木々が多い。やはり猛暑の影響で葉が焼けて色付きがいまいちのようです。
うーんと思いながら進み開山堂で一休みしたら1800円の効力を最大限に期待して通天橋を初探訪。




撮影スポットには人が居続けて紅葉の色もイマイチでCMを見て思い描いていた光景とは少し違いました。やはり写真やCMのマジック力は凄い。これで1800円なら1回来たらもうええか。そう思いながら東福寺はさらりと終了となりました。
来る時は時間に余裕がありませんでしたがもう時間を気にしなくて良いので駐輪場までの道をのんびり歩きますが日下門から東福寺駅へ向かう途中の臥雲橋という近所の人も通勤通学で普通に通っている橋からの景色は0円でありここからで十二分かもしれません。



見出し画像のように木製の橋から紅葉越えに通天橋を0円で眺める事が出来ます。
そして周囲の塔頭も部分的に一般開放されておりその庭もまた美しく飽きる事はありませんでした。



「働く女性の守り本尊」っていうのぼりが大々的に立っていたけどひでさんは今の時代にとってつけたようなのぼりですねと一蹴。
そしてこの向かいにある明暗寺に立ち入ってみます。



こちらのお寺は明治政府により廃宗・廃寺となりましたが東福寺塔頭のひとつ、善慧院に託されたお寺だそうで。善慧院内明暗寺といった感じでしょうか。
虚無僧発祥の寺のようで尺八のお偉さんが毎年集まるそうです。



庭の苔は美しいと思いながらHPを見てみたら永代供養、お問い合わせ・ご見学受付センター、フリーダイヤルとありましたがお寺さんもカツカツになりつつあるのでしょうか。何処もかしこも生臭いなと思いながら単車で曼殊院門跡まで移動です。


叡電一乗寺駅から歩いて圓光寺・詩仙堂・金福寺と廻られる方は多いと思いますがそこからもうちょっと足を延ばせば曼殊院門跡。しかしながら時刻は9時を過ぎていても周囲には誰もおらずせっかくなので正門前に単車を並べて記念撮影させていただきました。今思えば八瀬に行かずに無料駐車場もあり拝観料600円で中に入るべきでした。




正門の勅使門あたりをうろうろしていたら中国人のフォトウェディングが始まりましたので単車を置きに我が家まで移動します。
チャリに乗り換えたら駐輪場のある出町柳駅まで南下して叡電に乗り換えます。



叡電も萌えキャラとかに乗っかっていますがこの時間帯は紅葉目当ての外人ばかりのせいか誰も看板に寄りついておらず寂しそうにしていたので一緒に記念撮影をして八瀬方面の列車を待ちます。鞍馬行もホームから溢れんばかりの人でしたが八瀬比叡山口行も多くの外人で混雑しておりました。



何気に八瀬にも行った事がありませんでしたのでどんな所かと期待に胸を膨らませます。福井へのtouringで幾度となく通っていた八瀬ですが駐車場がないので停める事が出来ないので訪ねた事はありませんでした。



叡山電鉄の八瀬比叡山口で降り、徒歩で叡山ケーブルの八瀬駅に向かいます。この先がもみじの小径ですがケーブルとロープウェイを乗り継いだら比叡山山頂までワープする事が出来ます。さてさて、もみじの小径に行ってみますが木々はまだそこまで紅葉していないようで普通の雑木林に来たような感じ。




ラジオ塔や水力発電跡があったのかと身近な近所でも知らない事があるものです。この地も外国人の方が圧倒的に多く円安日本たたき売り状態なのかと感じながら反射する紅葉の映え写真で有名な瑠璃光院の方まで足を伸ばしてみます。



ど平日の朝でしたが予約で満杯。こちらも外人ばかりで外を少しのぞいて終了。皆さん門の前でばっちりポーズを決めて記念撮影されています。何処もかしこも外人だらけでもうええかとなり早々に叡電八瀬比叡山口駅まで戻り紅葉狩りはタイムアップ。レトロな雰囲気の八瀬駅には京阪グループのゼロホームのマスコットを連想させる観光列車比叡が停まっておりました。




八瀬から出町に向かう列車も混み混み。出町までみんな戻るのかと思っていたけど宝ヶ池で大量に下車して今度は鞍馬行の列車に乗り換えていた。外人さん達は八瀬を巡った後今度は貴船・鞍馬方面に向かうようです。午後から仕事でしたので我々は一乗寺でラーメンを食べて解散となりました。

瑠璃光院も拝観料2000円となかなかええ値しはりますが京都のメジャーなお寺さんの収支ってどうなってはるんでしょうか。京都市は学生と寺の街で税収が伸び悩み過去に古都税という形で社寺から税金取ろうとしたら拝観拒否とかの強硬手段でお寺さんたちが猛烈な反抗をしていましたが。修繕維持費とかでお金が必要かもしれませんが文化財に指定されているなら国からの補助とかあるのでしょうかないのでしょうか。宗教法人一律非課税とかいい加減にやめたらどうなんって思った朝活紅葉狩りでした・・・。
朝から生臭い事ばかり考えてしまいましたが小学生で習った国民の三大義務、覚えてますか。

「教育の義務、勤労の義務、納税の義務」

今日も元気に働いて私は国民の義務を果たします。

おしまい


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