2023年3月16日木曜日

【惜別 和田岬線103系】 23'3/14-15

奈良線のウグイス色の103系はサイレント引退でした。
が、和田岬線のスカイブルーの103系は3月18日にラストランという公式アナウンスがありました。
207系の6連が編成されいよいよ和田岬線の置き換えという現実味が帯びダイヤ改正を機に消えると思われていましたが現実となりました。
昭和世代ですが自分は阪急電車を主に利用しておりJRには深い思い入れがあった訳ではありません。しかし別れというものはどんなものであれいつも切なくなるものでありこの目で最期を見届けたいと思うのが心情でもあると個人的には思っています。
「葬式鉄」という言葉で揶揄されますがなくなる間際に訪れる鉄が多いのは事実であり、なんでもっと普通に走っている時に撮ってないのと自分でも突っ込みたくなる事は多々あります。
しかし繰り返しになりますが「最期を見届けたい」という思いがある人々も多いと思います。という訳で前置きが長くなりましたがラストラン前の103系を見送りに1/27に引き続き再度行って参りました和田岬線に。



ここ数日は快晴続きであり行くっきゃないと思っていましたがラストランの週で行けるのは火曜の夜と水曜の早朝のみ。火曜の仕事後に行ってまた京都まで戻り水曜の始発で向かってまた9時までに京都に戻ると言うのは不毛。時間と移動の労力を考えたら宿泊した方が良いので兵庫駅近くのルミナスホテル神戸を予約。未だに税金バラマキ旅行支援なるものが行われており宿泊費用の割引+クーポンが2000円分ついてきた・・・。

平日火曜日でしたが兵庫駅のホームは多くの鉄で賑わっていました。まともな写真は撮れないだろうと思っていましたがラストラン記念のHMがついているという事もあり来てしまった。こういった場に参加するというのは最近はお祭りのように思えてきて撮れなくても雰囲気を楽しみたいと思うようになってきました。勿論、非鉄の方々の迷惑にならないようにという大原則の下ですが。



日没後の到着でしたがマジックアワーには間に合いました。西の方を見ると良い感じの空の色です。こうして静かに発車を待つ日常の姿もあとわずかと思うと空の雰囲気と相まって感慨深い思いになります。和田岬に向かう人はほとんどいませんので乗車しているのはほぼ鉄。自分も乗車して和田岬まで移動。


車内では103系惜別のアナウンスもされており一層しんみりとさせられます。泣ける放送をしてくれますJR西日本。



和田岬駅でも仕事帰りの会社員も含めて皆さん思い思いに記念撮影。この日も快晴で漆黒の夜が迫る雰囲気の中に佇む103系は可愛らしいですね。





18時台、19時台は本数が多いので近くの踏切に移動。兵庫駅から折り返してきたのを流し、駅に佇む姿を眺め再び兵庫駅への折り返していく姿を流します。





この後は列車本数もガタっと減るので徒歩で兵庫駅まで戻り宿にチェックイン。今回も寂しい一人旅でしたがお部屋はまたしても何故かツインにアップグレードされていて寂しさマシマシ。クーポンを使えるお店がほんとに少なくて近所なら自分のニーズに合う可能店はセブンくらい。近場の料理屋で日本酒とお寿司をつまんでセブンで夜食を買って晩御飯も終了。本当なら三宮の方に出て久々に沖縄往復時代に利用していたBARにも行きたかったけど今回は103系との別れの為にわざわざ平日にやって来た訳であり何が何でも103系。



毎回同じ構図でゴミ写真を量産していますが終電なら人も少しは減っているかと思い兵庫駅21時45分発の最終和田岬行の撮影と乗車をする為に再び兵庫駅へ。



22時前ですが構内はがらんとしています。ホームには粘り強い鉄が数人いますが先程よりはのんびり撮影する事が出来ました。



最終電車に揺られて片道4分の乗車で終着和田岬駅に再度降り立ちます。
仕事帰りの会社員の姿は皆無でホーム上には鉄だけがうろついている光景の中、お決まりの構図ですが記念撮影を続けます。




進行方向別に異なるHMが掲出されていますが103系に対するスタフの労いの気持ちが感じられます。折り返し和田岬駅22時04分発の最終列車に乗車し兵庫駅に戻りこの日の103系参りは終了となりました。


翌日水曜日
6時に起床し始発の6時45分の列車から追いかけます。
この日の天気も晴れでしたが雲がやや多い。メジャー撮影スポットは午前中は逆光ですが思い出と割り切りまずは兵庫駅から偵察。やはり始発でも既に多くの鉄が群がっていました。が、火曜日の夜ほどの人はまだおらず。




兵庫駅の様子を観察したので再び改札を出て徒歩でDENSO TEN本社前を抜けて兵庫運河・材木橋へ向かいます。カーナビで有名だったFUJITSU TENがいつの間にがトヨタ系列のDENSO傘下に入ってしまったDENSO TEN。レトロな本社が朝日に輝いておりました。




DENSO TENを抜けたら材木橋。ここで最古の旋回橋と六甲の山々をを背景に駆ける姿を見届けたら和田岬駅まで移動を続けます。



昨日の夜からこの辺り一帯を往復し続けあさイチから何をやってるんだと少し思いながらも103系が走る姿とそれを追いかける人々を見ているとやはり楽しい。



和田岬駅に着くと兵庫駅からの列車が到着。こんな朝からも撮り鉄対策で警備員を配置されておりお疲れ様です。通勤客をどっと掃き出しガラガラになった車内に乗り込みます。FマウントからZマウントにシステム変更中で70-200mmレンズはメルカリでドナドナした翌日でしたので今回の旅のお供は14-30mmと24-120mmの広角系レンズのみ。残念ながら引きの画像にせざる得ませんでしたが和田岬駅の通勤風景も記念に収める事が出来ました。
あと30分もすれば面に綺麗に陽が当たったのになとも思いましたが神戸駅08時13分発の新快速Aシートを予約していたのでこの折返し列車が乗り納となりました。



好きな色のスカイブルーをした103系。夜の部と朝の部で最後のお別れをする事が出来ました。ガラガラの車内でまたお別れの放送を聞いてしんみりしながら現実の世界へ戻ります。
兵庫駅から快速に乗って神戸駅で新快速に乗り換えですがホームが違うので移動に時間がかかり乗り継ぎで冷や汗をかきました。Aシートは満席で芦屋で下車しても芦屋からの乗車で満席という盛況ぶり。が、大阪駅を過ぎたらガラガラでなかなか難しい運用でしょうきっと。



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