2022年12月2日金曜日

【熊本・鹿児島touring and 指宿枕崎線撮影備忘録 その4最終回】 22'11/24-28

その3からのつづき

day3

あっと言う間の最終日。
シーサイドの部屋だったけど着いたのが夜で真っ暗でシーサイドもくそもなかったが目覚めてカーテンを開けると朝焼けに染まる指宿の海が目の前に広がっています。この日は志布志からのさんふらわあで帰京予定であり16時には乗船手続きを行いたいのであまり時間がありません。
大将がおられるので知覧特攻平和会館へ寄り道→高速で志布志へ直行する案と桜島フェリーで桜島に渡って下道で志布志へ向かう案の二つがありました。

でも取り敢えず朝の良い天気を有効活用したいもので朝食をそそくさと済ませてまたまた一人お先にチェックアウトし指宿枕崎線の撮影に出撃します。
朝なら陽は面にしか当たりませんがバリ順で西大山駅と開聞岳バックにキハを撮影する事が出来ます。8時36分の指宿行を目指して8時に宿を出て向かいます。



すっきりとした天気で眼前には美しい薩摩富士が広がっています。8時を回っていますが誰もおらず貸し切り状態で36分発の列車を見守りました。

5322D 指宿枕崎線 西大山駅



次の列車は9時11分発ですが大将とひでさんは9時頃に到着しますとの事であり一人で駅周辺を散策。
散策と言っても何もないのでここまでやってきた証にと単車も薩摩富士と黄色いポストと共に記念撮影。



と、9時頃になると急激に観光客の方々がやってきて駅前の駐車場は混雑してホームにも人々が。やはりというかおふた方は来る気配なく11分の列車も一人で見送ります。一人と言ってもホーム上にはたくさんの人達が列車を撮影すべく集まっており周りは賑やか。

5324D




結局9時半頃に全員集合となりましたが列車は来ずとも観光客は次から次へ。
せっかくここまで3人で来たのですから駅の標との撮影も順番を待ち記念撮影。



駅前でも単車を並べて記念撮影をしたら次の目的地は枕崎まで移動です。なんのために枕崎までわざわざ向かうのかはよくわかっていなかったけど鰹節の名高い産地かつ指宿枕崎線の終着駅でもあり訪ねてみたいとは思っていた。

国道226号を西に進み指宿枕崎線と並走する形で終着の地、枕崎を目指します。11月末とは思えない温かさの下、まずは枕崎お魚センターなる施設へ到着。
走ってばかりで全然鹿児島のお土産を買えていなかったのでお買い物。枕崎=鰹節ですがまさに鰹節系ばかりのお土産が。正直「京都の生協で売っている鰹節も「枕崎産」って書いてますが」と大将に言ったけど「何を言うてるんですか。枕崎産の鰹節を枕崎で買う事に意義があるんですよ」と言われてもた。

まあ確かにこれもまた旅の醍醐味であり実家用に鰹節や出汁の元とかを購入。鰹節と言っても生利節、荒節、本枯節等種々のグレードがあるらしく奥深い。買い物をしたり早めの昼食の鰹丼とかを食べていたら既に11時だからこのペースだとフェリーがギリギリになってしまいそう。
知覧特攻平和会館は3年前に訪れているので知覧で時間を消費するよりものんびり走って桜島を体感したくここからはまたまた一人旅。おふた方は知覧コースを選択されていたので自分は桜島フェリー・桜島コース。

お魚センターでお別れしせかっくだから南の果ての枕崎駅にも寄ってみます。



公衆便所の上に何故か鰹のオブジェが。確かに街全体が鰹押しでもある。
キハは来ていなかったけど少しばかりホームにもお邪魔させてもらいましたが北の最果ては稚内、南の最果ては枕崎と旅情を感じます。




枕崎から知覧までは県道34号を進んでいきますが茶畑の広がる丘陵地を進んでいく快走路。鹿児島は牛さん豚さんの畜産王国ですが鰻の生産も日本一。お茶に関しても栽培面積が静岡に次ぐ第二位のお茶王国でもあり知覧茶というブランドも全国的に浸透しているのではないでしょうか。そんな知覧茶のお膝元を遠くは開聞岳薩摩富士を眺めながら走り抜けていきます。



枕崎市から最短で桜島まで向かっても良かったのですが単独行動しているけどお二人の事も気にかけているという自己満足的想いを伝えるべく自分も一応知覧特攻平和会館へ寄り道です。駐車場に二人の単車が停まっているのを発見したので自分のも横付けして一応来ていたという証拠写真も撮影。
合流した時に「絶対通過すると思っていました」と言われたけどちゃんと寄りました。はい。
ちゃんと寄ったけど本命は知覧茶のオブジェと撮影したかったから。3年前も同じ構図で撮影したけど今回は単車で来たから単車と共に。



知覧茶と撮影出来たので直ぐにこの地を発ち南薩縦貫道に乗り鹿児島市内まで一気に北上。
渋滞の多い市内中心部に停めて買い物をするものしんどかったので桜島フェリー乗り場まで移動してしまいます。この日の鹿児島市も晴天で桜島が目の前に迫ってくる雰囲気。大将とひでさんもフェリーで間に合いそうと14時くらいに到着するみたいなので乗り場の手前で桜島を眺めながら二人の到着を待ちます。



桜島フェリーは24時間運航されており昼間も20分に1本はあるので05分のフェリーに乗れなくても25分がありますが宣言通りおふた方は14時前に登場されたのでフェリーに3台揃って乗り込む事が出来ました。




当初は湯ノ平展望所に登ってからと話していましたが計算するとフェリーターミナルの到着が16時半を越えてタイトになるので中止。
道程上にある有村溶岩展望所に変更して少しだけ立ち寄ります。



快晴だった空も時が経ちにつれて雲が多くなり別れを感じさせます。
下り坂の天気も相まって九州との別れが近づき気持ちも下り坂。有村溶岩展望所を出たら16時頃には志布志港のフェリーターミナルには到着しすんなりと乗船手続きも終了。37.5度以上あったら乗れませんよとひでさんに脅されたけど全員無事に乗船完了。


鹿児島航路は新造船の「さんふらわあさつま」ですが2018年デビューで何気に4年も経っています。海風にさらされ船体には錆も目立ち浴室の鏡とかも黒カビにやられていた。大阪-愛媛のオレンジフェリーの新造船のお風呂が素晴らしかったのでさんふらわあも期待したけど風呂は古いのと大して変わらず洗い場も8個か9個しかなくロッカーの数と比例していない。お部屋も正直二段ベッドで4人宿泊できる別府航路の方がしっくりときたけど個人的な感想。



まあ、泊まる相手が大将ではなく異性の人とだったら部屋の雰囲気も変わり最高という気分になっていたかも。
なんやかんやゆうてさんふらわあは快適で最高でした。

帰りのさつまでも乗船記念のモニュメントがあるかと期待したらなくなっていた。これもまた新造船になっての悲しい出来事の一つ。ひでさんは「まあ、ニーズがないからなくなったんでしょう」と言っていたけど確かに嬉しそうに記念撮影している人をほとんど見た事がない。日付とかはないけど一応さつまのイラストが壁に描かれていたのでこいつの前で乗船記念撮影をしたけどやっぱり今回の乗船でも見る限り誰も撮っとらんかった。




志布志港を17時05分に出港して長いようでもあっという間。翌朝の07時40分に大阪南港に着岸です。
往路で乗船した別府航路のさんふらわああいぼりが既に戻ってきて休んでおりました。



新造船になってから単車の停める場所も変化して両舷の隙間ではなく通常の普通車のように並べて停める形になっていたけど下船が遅くなりました。
両舷の隙間ならトラックが最優先で下船していても合間で降ろしてもらえていましたが厳密な順番待ちとなります。



8時前には下船しフェリーターミナルで流れ解散。大将は大阪の職場へ、ひでさんと自分は京都の職場に向けて急行しましたが朝の阪神高速のラッシュ渋滞と京都市内の渋滞がこの旅の中で最もしんどいものでありました。
兎にも角にも初日のアクシデント以外は大きなトラブルもなく無事に終える事が出来て一安心。次は何処に旅立ちましょう。
今回の旅の走行距離は790kmでした。



A:指宿シーサイドホテル
B:西大山駅
C:枕崎駅・お魚センター
D:知覧特攻平和会館
E:桜島フェリー乗り場
F:有村溶岩展望所
G:志布志フェリーターミナル

おしまい

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