2021年4月13日火曜日

【乗鞍岳登頂備忘録 その2最終回】 21'4/10-11

その1からのつづき。

通行止めで足止めを食らい焼岳には登れなさそう。ここから一体僕達はどうすればと思っていたらY君から連絡が。

「乗鞍岳にリカバリーします」と。

焼岳断念し乗鞍岳に行先変更です。
待ち合わせ場所はブルーリゾート乗鞍。焼岳登山口からは車で30分くらいの距離で7時頃に到着。
すぐにY君も合流し手短にレクチャーを受けてゲイター装着でいざ乗鞍岳へ。



乗鞍岳、つい最近も雪崩で男性が死亡したというニュースがあったように雪崩が多いらしい。
「らしい」って言っている時点で素人丸出し。

wiki曰く飛騨山脈南部の長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる剣ヶ峰(標高3,026m)を主峰とする山々の総称との事。
単独で乗鞍岳っていう頂はないのですね。勉強になりました。
そして乗鞍岳はバックカントリーの聖地でもあるようでスキーヤーがスキーシールを装着して登っていく姿を多々見ます。

営業終了したスキー場から登頂を開始しますが寒の戻りと言いながら快晴で既に暑い。
登山の恒例行事となったひでさんの変態レポートですがマンネリ化しつつあり割愛。
早速アウターを脱いでアイゼンを装着しいざ登頂開始。




途中から八ヶ岳、中央アルプス、南アルプスも見えるようになりY君の講義を受けながら登ります。



スキー場を越えた辺りに雪崩の発生個所があります。注意書きの看板が数か所ありある意味自己責任の登頂でもある。
素人目では何処が雪崩が起きそうかわかりませんがY君曰くクラックがあるとか●●があるからあそこは危ないとかわかるみたい。
経験者が居ないと雪山登山は本当に危険なんだと思わされます。



乗鞍最高峰の剣ヶ峰や大日峰を横目にどこまで行くか合議しますがやはり雪崩の危険性を考えこの地付近までで我慢する事に。
ここまで来てピークまで行けないのはマラソンで42km地点でリタイヤするような気分。フルマラソンした事ないけど・・・。
非常に悔しかったけど撤退するのもまた勇気。



7時半から登頂を開始して約4時間経過しており雷鳥の気分になってお昼を食べましょうとなり黒松の中でランチタイム。
コンロを持って行くのがめんどくて結局今回もポットに朝に沸かした熱湯を入れてきましたがぬるくなってた。
同じサーモスのポットでもY君のは山専用仕様らしく熱湯のまま。やはり値段の差はそれなりにあるものです。
ひでさんだけコンロを持参していますが標高2500m地点なので100℃前に沸騰。




ぬるいお湯なので3分経ってもバリかた状態の「スープDELI ポルチーニ香る きのこのクリームソースパスタ」を食しますが素晴らしい景色が良き調味料。
昼食後は4人揃っての記念撮影。乗鞍岳にきたからには乗鞍バージョンで撮りましょうとなり小生はじゃじゃ馬大将にまたがり記念に一枚。



乗鞍スカイライン方面までもう少し上ると岩場がありこの地からの眺望も素晴らしくしばし食後の休憩。




そういやiPhone12のポートレートバージョンで「にせアルピニスト」全開ですが撮ってもらいました。今の携帯カメラ凄すぎ。お見合い写真に使うか(苦笑)



あんまり大きなアクシデントもなく乗鞍岳登頂紀はこれにて終了。13時30分頃から下山を開始したのでちょうど登頂開始から6時間経過。



下山後は車を走らせ宝山荘にチェックインしたらまずは温泉。
温泉と晩飯をしたら皆さん入眠モード一直線ですが今日は新月で星が綺麗そう。
天気も良く星空も映えそう。そちらへの期待が睡魔に打ち勝ち20時頃に北アルプス大橋へ向かいます。


オリオン座、冬の大三角もはっきりと見える。皆は流れ星流れ星と歓声を上げていたが正直自分は1回も見れんかった。



流れ星に願い事をする以前に流れ星にも巡り合えず。新たな出会いは自力でやりなさいという神の思し召しか(苦笑)
妹に借りた車。信州の星空に連れてきてあげたよとXVも星空と共に撮影してあげよう。



1時間くらいいろんな構図で撮りたかったけど他の方々は寒くなり車に戻って小生が撮影し終わるのをお待ちになっているので切り上げます。
さて、翌日は帰るだけですがどうしたものか。本来ならご飯の後に深山荘の露天風呂にも行く予定でしたが睡魔で断念。
結局あさイチに起きて深山荘の露天風呂に入り宝山荘で朝食を摂ったらおとなしく京都に戻る事へ。
ほんとは一山だけでなく二山登りましょー!と予定していましたが寝不足での登山後であり二日目はおとなしくしておきます。
部屋飲みをする事なく22時前には全員沈没していた模様。

二日目
6時過ぎに周りがごそごそして起き出している。みんな元気です。
一人で泊っていたら寝続けていたと思いますが半強制起床し深山荘へ。
人もおらず早朝露天風呂は最高。前回は夜に入りましたが陽の出ている時に入ると周囲から丸見えである事がよくわかります。



源泉かけ流しで湯の花が舞っています。
風呂から出るとあそこの毛も湯の花まみれですが気にしない。
洗い場もないので硫黄臭全開で服を着て宝山層へ戻り朝食の朴葉味噌でご飯をたらふく食べてこの地でY君とは解散。

帰りは奥飛騨からノンストップで京都まで戻ります。
達成感と京都に戻ったら洗車、洗濯が待っているので出来るだけ早く帰りたい。
さて、無事に京都に着きましたがbefore/afterを2点。

before



after



わかりますか?
春という事で高速走行で大量の虫と衝突したりと汚れまくった借り物車を綺麗に洗車。
KURE LOOXレインコートでコーティーングと室内の清掃も済ませて返却準備は万全に。

そしてもう1点。
before



after



わかりますか?
往路も復路も後部座席で爆睡していた大将。
帰りの車ではフリースをブランケットにして寝姿もかわゆし。

毎回奈良から京都の高野まで散髪に来られていますがこの日は登山のあとに約4か月ぶりの散髪で一層男前になられました。

なんだか乗鞍岳登頂備忘録と言いながら前半はアクシデントレポート、後半は訳のわからんオチで終わってしまいました。
旅のはじまりは大将から。そして旅の〆も大将で(苦笑)


今回の旅の走行距離は700kmでした。





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