2024年6月30日日曜日

【羊蹄山登頂備忘録 その2最終回】 24'6/22-23

その1からのつづき

day2 日曜日
羊蹄山に精気を吸い取られ宿に着いたら即寝でしたが日曜日は飛行機までfreeタイムで予定なし。宿でのんびり朝食を摂って小樽に寄って帰るか、宿でダラダラ過ごしてもしゃーないので始発に乗ってとりあえず小樽札幌方面に向かうか。ひでさんはとことん楽しむようで19時という遅い便ですが自分はすぐに京都が恋しくなる派なので15時台の早めの便。



比羅夫駅の駅舎がまさに宿であり駅の宿と名乗るのも当然と言えば当然。電車がそうそう来ないホーム上の宿でダラダラ過ごしてもやる事がないので06時46分発の始発便で小樽まで向かう事にします。
6時に起床して全国で唯一の駅の宿を見学してみますが2階に2室とログコテージの1室の計3室しかないようです。下山が早かったらホーム上でBBQも出来たのですが今回は叶わず。管理人さんもとても良い人で手入れも行き届き快適な宿でしたが現オーナーは26年3月までで次期オーナーを募集しているみたいです。田舎でなにかやってみたい鉄好きの方、如何でしょうか。



列車を降りて駅舎に入れば入口があります。駅ですから待ち合いスペースや時刻表もありますが泣ける本数です。




1階は共用部分で書籍コーナーやサービスの飲料水とグッズ販売等もありダイニングからは駅に滑り込んでくる列車を眺めながら食事やお茶をする事が出来ます。ほとんど電車来ないけど・・・。ちょうど倶知安始発の始発列車が長万部に向けて到着した所でした。



06時46分発の列車に乗るべくホームに移動しますがのどかで良い。線路際にはルピナスが咲きほこり時間があればホームで美味しいコーヒーと朝食を摂りたかったけど小樽でモーニングを予定して始発列車に乗り込みます。どこでモーニングするとか予定立てたなかったけど・・・。



富士山は登るもんやなくて見るもんやと言われるように羊蹄山も美しきシルエットを見るべき山であると思います。が、初日はタイムリミットに追われ見る暇も撮る時間もなく二日目も何故か暇なはずなのに列車のダイヤの都合上もあり見る暇もなく撮る暇もない。小樽へ向けて爆走する車内から雲に霞んだ羊蹄山を眺め車内からとりあえず一枚。



08時01分に小樽に到着しましたが小樽はガラス工芸、運河とレトロな街というイメージですが駅舎もなんだかオシャンティー。ガラス工芸の街だけにランプのように見せかける電球がホームにも取り付けられています。夜の方が味がありそう。モーニングの場所も特に下調べもなく降り立ち運河方面に行けばなんかあるでしょう的なノリです。



小樽には単車で新日本海フェリーに乗り降り立った時以来ですが見返してみたらちょうど15年7月6日の夜にフェリーから降りて立ち寄っていました。当時はひでさんは写真部部長を名乗りマイカメラとマイ三脚も持参してこうやって写真を撮ってくれていたけど今はそのかけらもなくスマホのOPPOのカメラでチョイ撮りしかしてくれなくなりました。



そんな9年ぶりの小樽でしたがモーニングをしている気配の店が見当たらん。運河方面に来たらあるでしょーという軽いノリでしたが時間だけが過ぎていきます。と、運河倉庫の一角に灯りが灯っているのが見え朝から営業している雰囲気が伝わってきます。



ひでさんが「なんかやってそうですよ!行ってみましょう!!」とテンションが上がり早くモーニングを食べたい一心で向かいますが急停止された。どうしたのかと聞くと「見慣れた文字が見えますよ。黄色でキーと・・・」と言うから近付いてみたら・・・。



8時台から営業していたのは「びっくりドンキー」だった・・・。別にドンキーは好きだけど北海道に来てまでドンキーはないわと話して別の店を探す事にしますが時間だけが過ぎて空腹を早くなんとかしたい。結局この時間に空いている所ってドンキーかコメダという究極の2択でしたがハンバーグの美味しそうな肉汁の匂いが立ち込めているドンキーではなく近くのコメダへと吸い込まれてしまった。



小樽まで来たのにドンキーかコメダという選択肢でしたがどっちも好き。520円で美味しいコーヒーとトーストと卵が食べれて優雅に過ごせるなんて素晴らしすぎる。でもよくよく考えたら盛岡発祥で札幌に本社を移したドンキーの方が名古屋市瑞穂区発祥のコメダより本家のお膝元で食べたという御当地感があったかもしれん。

腹を満たしたけど小樽にいてもガラス工房とかの営業開始までは間があるので札幌に戻って北大を巡る事にします。小樽発09時31分の普電に乗車し札幌には10時17分に到着。ススキノ方面の西口ではなくちょっぴり寂しい感じの東口から徒歩数分で北大に到着。



3年前にも訪ねていますが再び北大総合博物館へ向かいます。
雄大な北の大地の旧帝国大学という歴史があり多くの学部を抱える総合大学でスケールの大きさには圧倒されます。




重厚な造りの旧理学部棟に博物館はありますが見応え150%なのに入館無料という神の領域です。
そして何と言っても多くの収蔵物や資料の解説だけでなく2010年ノーベル化学賞受賞の鈴木章氏とのツーショットも撮る事が出来るんです。



3年前の時と場所が変わっていてちょっぴり迷子になってしまいましたが今回も懲りずにまた御一緒に記念撮影させてもらいました。触ったらダメな展示物には掲示があったけど鈴木名誉教授には何も書いてなかった(書くスペースがない?)ので今回も肩を組んでしまいましたがNGだったらごめんなさい。

北大と言えばBoys be ambitious.を知らない人はいないと思うけどクラーク博士。彼と北大の歴史が数多くの資料や説明と共にまず最初に展示されていますが政治家の先生方、無料なんだし是非立ち寄って読んでいただきたいものです。




クラーク精神
・大志を抱け Be Ambitious
・紳士たれ  Be Gentleman
・自由・平等・博愛の精神
・弱者の側に立つ視点
・正義を主張する不屈の精神


正直読んでいて自分も耳が痛かった。
 読んだ瞬間はよし、明日から俺もって思っても喉元過ぎれば熱さ忘れるタイプであり変わっていないけど意識し続ける事が大事なはず。



2階にもこうした展示や資料が沢山あり一つ一つじっくり巡ると時間が足りません。13時には札幌を発つ予定でしたので切り上げて北大内のセコマに立ち寄り北大グッズを眺めて札幌駅方面に移動します。



北海道と言えばジンギスカン。行ってみたかった「だるま」とかは17時からのお店が多く昼からでも開いている「松尾ジンギスカン札幌駅前店」へ。ここで昼食を摂りひでさんと札幌駅改札前でお別れ。彼は北大植物園等もこれから巡るらしい。頭脳は天才だけど毎回宿に忘れ物をするのが定番となりつつあり、ボケてきていると。すすきのの宿に忘れた充電器も取りに戻ったりするみたい。
帰りは直行便をとる事が出来ず羽田トランジット。15時10分発のJL514便で羽田に着いたけど本州は梅雨前線真っただ中の雨が降りしきっています。16番スポット到着でしたがお隣の15番スポットに伊丹行のJL131便が駐機しています。乗り継ぎはすんなりいきましたが羽田の夕方ラッシュの影響で離陸する気配がなく経過し約30分のdelayで伊丹には19時過ぎに到着し家路へと急ぎました。



因みにひでさんは新千歳19時25分発のジェットスター156便でしたが19時23分になっても搭乗案内もなく途方に暮れておられた。関空から指定した特急はるか号への乗り継ぎがギリギリという事もありこっちもやきもきしていたけどFlight raadarを眺めていたら20時過ぎにようやく離陸していました。これだと関空発の最終はるか号にも間に合わない絶望的状況でしたが不幸中の幸い、阪和線内のダイヤの乱れで間に合ったようです。遅延情報を信じてホームまで死ぬ気で走って間に合わせたようですが諦めずに信じる気持ち、大切ですね。

毎度の事ながらハイポな旅の記録となりましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。

おしまい


0 件のコメント:

コメントを投稿